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そこで今回は、転生系歴史IF小説でオススメの小説を五作品ご紹介しますね。
(仮)戦国生存記(作者:現実逃避)
戦国大名「村上義清」の三男・村上義照に転生した主人公が、戦国時代を生き抜くという内容の転生系歴史IF小説です。
村上義清といえば、信濃の大名で、かの武田信玄も敗北した事がある程の実力の持ち主。
歴史通りなら、村上家は武田家に敗れて上杉家を頼る事になるのですが、そのような未来にならないよう現代知識を持った義照が奮戦。
元服の際に、頂いた領地で農機具を制作して生活を豊かにしたり、日本酒を醸造して地場産業としたり。
真田幸村の祖父に当たる真田幸隆や、武田四天王の一人、内藤昌豊等の有能な武将を次々配下とし、対武田家に備えます。
武田家相手に、一歩も譲らぬ義照の奮戦ぶりをご覧ください。
偽典・演義 ~とある策士の三國志(仮)~(作者:仏ょも)
古代中国の三国時代を舞台にした歴史IF小説です。
社畜だった男が、三国志でも悪名高い董卓の配下、李儒に転生。
順当に進めば、李儒は董卓に仕え呂布の裏切りにあって、董卓諸共殺されてしまいます。
その未来を避けるべく、李儒は動きます。
まず、李儒は董卓ではなく何進に仕えます。
何進といえば、後漢末期の大将軍ながら、前職が屠殺・販売業だった為に「豚殺し」とも蔑まれた男。
宮廷に巣くう宦官・十常時の策略によってあっさり暗殺され、その評価はかなり低いものとなっています。
しかし、李儒は何進こそ仕えるに値する主君だと判断し、自身の保身も兼ねて何進をサポート。
意外にも何進は有能であり、李儒は何進の元で辣腕を振るいます。
本来であれば魏を建国した曹操や呉の礎となった孫堅からも、恐れられる存在に。
本来の三国志とは違った展開を、お楽しみください。
転生! 竹中半兵衛 マイナー武将に転生した仲間たちと戦国乱世を生き抜く(作者:青山 有)
普通の独身サラリーマンだった男が、目覚めると竹中半兵衛に転生していたという内容の転生系歴史IF小説です。
竹中半兵衛といえば「羽柴の二兵衛」とも評される程で、斉藤家に仕えている時は、わずか16人の手勢で、主君を諫める為に稲葉山城を落とした事でも有名です。
史実の竹中半兵衛は、それが出来る程の智謀を持っていたのでしょうが、この作品の竹中半兵衛の中身は、普通のサラリーマン。
果たして、戦国時代を生き抜く事が出来るのでしょうか?という内容です。
幸い、竹中半兵衛と同じように現代社会から転生してきた戦国武将と通じる事が出来、互いに情報交換・アドバイスをしていくというのも、面白い要素となっています。
武田信虎 ~暴君から名君へ~(作者:なんじゃもんじ)
現代社会では公務員だった男が、戦国武将・甲斐武田の武田信虎に転生したという内容の転生系歴史IF小説です。
武田信虎といえば暴君として有名であり、本来の歴史では、嫡男・武田信玄に追放されたという経緯の持ち主。
このままでは同じ運命を辿る事になると、将来を危惧し生き残る道を模索します。
頂いた領地を発展させ、有能な武将を取り立てていきます。
暴君とならぬよう、配下への接し方も考えて。
果たして、武田信虎が天下に号令をかける日は、くるのでしょうか?
復興名家の仮名目録 ~戦国転生異聞~(旧名:殿と仮名目録の追加案件)(作者:シムCM)
とある男が、戦国時代の農家の子供に転生。
記憶は継承されており、このままでは、殺し合いの世界に巻き込まれてしまう事を悟ります。
そこで、戦争には無縁な寺に入り、平和な日々を過ごす・・つもりが、戦国の世に巻き込まれていきます。
入った寺で住職をしていたのは、太原雪斎。
今川義元の懐刀として活躍した、名軍師でもあります。
太原雪斎から教えを乞ううち、後の今川氏真となる龍王丸が親友に。
桶狭間の戦いで討ち死にした今川義元の跡を継いた今川氏真を助けるべく、太原雪斎の秘蔵っ子が大活躍。
果たして、今川家を滅亡から救えるのでしょうか?
まとめ
いかがでしたか。
以上、五作品が「小説家になろう」サイト掲載の転生系歴史IF小説になります。
主人公はマイナー武将が多いものの、それ故に違った角度から有名戦国大名の姿を楽しめるものばかり。
転生系歴史IF小説に興味のある方は、是非参考にしてみてください。