「NHK 時代劇・時代ドラマシリーズ」おススメ5選 ~みをつくし料理帖/小吉の女房/幕末グルメ ブシメシ!/子連れ信兵衛/一路~ 【娯楽時代劇の王道】大河ドラマの対極をいく時代劇コンテンツ

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NHKの時代劇と言えば、日曜夜の大河ドラマ、そして元々は土曜日に放映されていた時代劇の二大看板でした。

現在では「土曜時代ドラマ」と名前を変えていますし、他の曜日でも様々な時代ドラマが流されています。

時代に合わせて、小説で人気を博した時代劇や、伝統的な時代劇のリバイバルなど年齢層を問わず様々なジャンルを放映してくれるので、非常に楽しみにしています。

個人的には、ここ10年余り、時代小説を読むようになったので、NHKの時代劇も比較的新しいテーマが好きで、チェックするようにしています。

今回は、私が推薦する時代劇を5つ、ご紹介していきたいと思います。

天涯孤独な少女の波乱万丈な物語「みをつくし料理帖」

2017年5月から7月にかけて「土曜時代ドラマ」枠で全8回放送され、主演の黒木華さんは、本作がNHKドラマ初主演となりました。

大坂に生まれた天涯孤独な少女・澪(みお)が、料理の腕一本を頼りに江戸に行き、ひどくつらい目や困難な目にあっても、それを乗り越えながら、やがて一流の女料理人になるまでの波乱万丈の物語。

「みをつくし料理帖」は、高田郁さんの小説が原作。

大阪に生まれた少女・澪は、災害によって両親を失い天涯孤独に。

その後、料理屋「天満一兆庵」に引き取られます。

しかし、天満一兆庵は火事にあい、江戸に出ている息子を頼りに澪たちは江戸に向かいます。

しかし、江戸に無事についたものの息子は見つからず、苦労の日々が続きます。

料理の腕を頼りに艱難辛苦を乗り越える少女の物語です。

小説「みをつくし料理帖シリーズ」が好きな人は、きっとドラマも好きになることでしょう。

このドラマは、毎回料理が登場します。

登場する料理はどれもおいしそうです。

小説では作り方が紹介されているので、ドラマを見て気になった人は、小説を参考に料理を作ってみてはどうでしょうか。

見るだけでなく実際に自分で作ると、ますますドラマの世界が楽しくなるはずです。

ちょっとした豆知識も登場して、料理好きにもおススメです。

英雄・勝海舟の両親を描いた斬新なホームドラマ時代劇「小吉の女房」

2019年1月から3月にかけてNHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で全8回放送され、主演は沢口靖子でした。

ベテラン俳優の沢口靖子さんと古田新太さんが、幕末の英雄・勝海舟の両親を演じ、大好評を呼んだホームドラマ時代劇。

主人公の「お信」は貧乏旗本の女房です。

夫の勝小吉は無鉄砲で、頼まれごとをされたら断れない性格。

親の勧めもあり、就職活動をしています。

貧乏で苦しい生活をしていたお信は、夫の就職の成功を願うものの問題が。

苦労が絶えない生活をしながらも、笑いを絶やすことのないお信たちの物語です。

皆さんも、辛いことがあり「生きているのも嫌だ」と考えてしまうこともあるでしょう。

そんな時、このドラマを見ると「頑張ろう」という気持ちになれます。

どんなに辛い事があっても、必ず光は見えてきます。

辛い事があっても、そこで諦めてはダメなのです。

笑顔を絶やさず前を向き続けていれば、きっと良い事があるでしょう。

元気を貰えるドラマです。

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一話完結の幕末純情グルメドラマ「幕末グルメ ブシメシ!」

NHK BSプレミアム「プレミアムよるドラマ」枠にて2017年1月10日から2月28日まで全8話で放送され、主演はNHK連続テレビドラマ初主演となる瀬戸康史さんでした。

幕末の江戸を舞台に、マイペースで気の弱い勤番武士・酒田伴四郎が、妻が荷籠に忍ばせた献立で周囲の人々の悩みごとを解決する1話完結の「ほのぼの時代劇」で、人情料理を振る舞う男の姿を描いたグルメドラマです。

土山しげるさんの漫画「勤番グルメ ブシメシ!」が原作。

武士といったら「刀」が武器。

武術がダメなら「学問」です。

しかし、主人公の伴四郎は、武術も学問もダメ。

その彼の武器は「料理」でした。

刀ではなく、包丁片手に料理を武器に人々を助けたりしていきます。

江戸時代の武士というと、厳しい制度に縛られていて堅苦しく暗いイメージがあったのですが、このドラマを見るとイメージが変わります。

人情味のある登場事物たちが繰り広げるドラマに、見ていると笑顔がこぼれます。

また、毎回料理が登場して、こちらも見どころです。

貧乏浪人が町中で起こる事件を解決していく人情時代劇「子連れ信兵衛」

2015年11月から12月にかけてNHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で全6回放送され、主演は高橋克典さんでした。

山本周五郎の小説「人情裏長屋」をドラマ化した人情時代劇です。

裏長屋に住み、人望があり酒好きで腕の立つ貧乏浪人の松村新兵衛が、町中で起こる問題の解決に奔走する姿を描く。

そして、ひょんなことから他人の赤ん坊・鶴坊の面倒を見ることに。

他人の赤ん坊を見ながら、市中の問題を解決するドラマです。

主演の高橋克典さんは「いいパパ」というイメージがあり、この役にピッタリ。

子育てに奮闘している姿をドラマで見ると、家庭でも子育てを頑張っているんだろうなと思いました。

市中で起きる問題を解決してくれて、毎回気持ちがスッキリします。

また、江戸の人たちの優しさも感じられます。

手に汗握るロードムービー時代劇「一路」

2015年7月から9月にかけてNHK BSプレミアムの「BS時代劇」枠で全9回放送され、主演は永山絢斗でした。

参勤行列の差配を任された19歳の小野寺一路が、どうにかこうにか旅立ち。

お家乗っ取りの謀略と道中待ち受けるトラブルにも、ものともせず中山道を駆け抜ける一路の成長物語です。

浅田次郎さんの小説が原作。

主人公の小野寺一路は、参勤交代の道中をすべて仕切ることになります。

しかし、行く手を阻むものが。

江戸到着が遅れたら一大事です。

しかし、緊張感はそれほどなく気軽見られるドラマです。

気軽だからといって、面白くないというのではなく、どんな展開になるのか、果たして無事に江戸につけるのかなど、楽しみな部分も多数あります。

まとめ

いかがでしたか。

NHKの時代劇も、時代とともに少しずつ変わりつつあると思います。

しかしながら、話題の時代小説を映像化したり、旬の俳優さんを使ってくれたりと興味を常にそそらせてくれます。

日曜日の大河ドラマとは違った視線で時代劇を楽しむことができるので、これからも楽しみにしたいと思います。

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