緻密に構築されたアンサンブル。
孤高の超絶テクニカルサウンド。
男女の幾重にも重なりあう独特の和メロそしてハーモニー。
皆さんは「そこに鳴る」というバンドをご存知でしょうか。
「そこに鳴る」は、2011年に大阪で結成された男女混合の2人組バンドです。
一番の特徴は、演奏量の高さで、超絶技巧のギター捌きには目が離せません。
また、男女のツインボーカルというバンド形態も特徴的です。
今回は、そんな「そこに鳴る」のオススメ曲を5つご紹介します。
アイデンティティを取り戻そうとする姿を歌った「掌で踊る」
2018年5月にリリースされた4枚目のミニアルバム「ゼロ」に収録されていて、原点回帰を目指した当ミニアルバムのリード曲です。
200万回以上再生されるなど、国内だけでなく海外でも高い評価を受けるほどで、このバンドの代表曲。
人気の要因はやはり、ギターの音色がテンポが良く伝わってくることや、見るだけでカッコよさが伝わってくる華麗な演奏シーンでしょうか。
【初ワンマンから一年】
本日1/29はそこに鳴るが一年前に初ワンマンライブを開催した日です。「掌で踊る」LIVE VIDEO
(2019.01.29@下北沢SHELTER)https://t.co/GWUHrm8zYR pic.twitter.com/HWbRNMl6gV— そこに鳴る 6/26(月)新代田FEVER (@sokoninaru_band) January 29, 2020
序盤の「神の意志があったとして」が世界観を引き立たせてくれ、「掌の上で踊って踊らされて」など、自分自身に置き換えてしまえるような世界に誘うような感じで、最後のジ・エンドという言葉で締めるところに、人の生き様を思い描いているような感じです。
出典:KOGA RECORDS
スリリングな内容のMVが話題に「業に燃ゆ」
2019年4月にリリースされた5枚目のミニアルバム「一閃」に収録されています。
MVは、テクニカルかつ激しい楽曲の世界観がエフェクティブな映像演出で表現され、スリリングな内容に仕上がっています。
聞くだけで、控えめながらカッコよさを感じさせてくれ、イントロなしでサビから始めるなど、演出が独特です。
AメロとBメロと2つのバージョンがあり、ギターと歌声の掛け合いのような雰囲気を楽しめます。
歌いだしが「日々の間に埋められた小さな幸せが 僕の体を今にも蝕んでいくんだ」というユニークなもので、この曲を聞くと運命から逃げられないという雰囲気になってしまいます。
「超越」初回限定盤付属LIVE DVDから「業に燃ゆ」を公開!
▼そこに鳴る / 業に燃ゆ【LIVE】「超越」初回限定盤DVD収録https://t.co/PeYw4DbwNC pic.twitter.com/ECfOhvcre3
— そこに鳴る 6/26(月)新代田FEVER (@sokoninaru_band) September 17, 2020
人間は誰でも幸せになれるわけでなく、「業」というタイトルで運命だと悟ってしまうものです。
業をカルマと読むところが正しく雰囲気を伝えていて、自分自身でしか得られない喜びを感じることで今後の人生につなげるような内容で締めくくっています。
やはり、私のような人間でも置き換えれるような曲で、このような展開は聴いていて共感してしまいます。
出典:KOGA RECORDS
キャッチーなギターリフが、曲が持つ哀愁を際立たせる「孤高」
2019年11月にリリースされた1枚目のシングル「complicated system」に収録されています。
キャッチーなギターリフが、曲が持つ哀愁を際立たせているこのナンバー。
「鏡に映った自分に語りかけるような推敲を重ね」という歌いだしが、孤独な自分自身をイメージさせ、周囲の誘惑に負けそうになる時も、自分の意思を貫くことが重要だと感じさせてくれる曲です。
【今週発売しました】
「complicated system」https://t.co/rIi3f84Ti9
■初回限定盤(CD+DVD):3曲+10曲入りライブDVD
■通常盤(CD):3曲+ボーナストラック2曲<収録曲>
1. complicated system
2. 枷の先で
3. 孤高<通常盤収録ボーナストラック>
4. 善略
5. 迷い子pic.twitter.com/cuAo0804cr— そこに鳴る 6/26(月)新代田FEVER (@sokoninaru_band) November 23, 2019
「孤高」というタイトルから、やはり今の世の中の感じをイメージさせてくれ、生き方をどのように決めるかが重要だと考えさせてくれます。
夢というものは、追い続けても中々叶えられないものですが、他人の温もりを感じるようになりたいものです。
「YAMINABE」における試みを新たなスタンダードとして磨き上げた「新世界より」
2017年2月にリリースされた3枚目のミニアルバム「METALIN」に収録されていて、ポップな雰囲気漂う疾走ナンバー。
新しい世界にいざなうような感じをさせてくれ、「朱色に染まった空が 告げるのは今や既に 分からない夜の合図と 奪われた生活の足跡だけ」という歌詞に感動しました。
時代の流れを感じさせてくれるような歌詞が特徴で、「理不尽に散布された 偽りの真実たち」というフレーズがまさしく今の世の中のような感じです。
実はそこに鳴るにもこんなに歌える曲が
🎵新世界より pic.twitter.com/2ehs72Nokr
— そこに鳴る 6/26(月)新代田FEVER (@sokoninaru_band) May 14, 2023
「この声よ届くのなら この声が枯れてしまうまで」という最後のフレーズも良く、今後の人生に繋げるようにしていきたくなりました。
やはり、今の世の中の状況を打破するためにはこの曲が似合っていて、聞いてて自分自身を奮い立たせてくれる曲です。
出典:KOGA RECORDS
ドラマチックなアレンジを持つ「表裏一体」
2018年5月にリリースされた4枚目のミニアルバム「ゼロ」に収録されていて、エレクトロの要素やピアノの音色など、バンドサウンド以外を貪欲に吸収した美しくも混沌とした一曲です。
「欺瞞に飾られたステージの上で」という歌い出しが特徴的で、誰かに向けられた言葉と音が良心を蝕むというところに、人生の難しさがわかります。
うわあ😂
表裏一体きた😌💓💓💓💓💓すごい綺麗な曲なのにリズム隊が極太って感じで大好きっ#そこに鳴る
— トルティーヤ🌯 (@muscle_go_go) November 20, 2020
最後のフレーズの「夢の中で生きられたならよかったな 起こさないで永遠に」も雰囲気があり、苦しい時期を乗り越えるためには共感できます。
曲のタイトルの「表裏一体」という名前のように、人間とは中々分からないものだということが実感できるものです。
まとめ
いかがでしたか。
「そこに鳴る」は新しいバンドですが、やはり人生を楽しむためにはいい曲だと思わせてくれます。
今回は、自分自身の人生やキャラクターなどを考えて選んでみましたが、曲を聞く何かのきっかけになれば幸いです。