最近は、観光旅行で中国に行く人も増えましたね。
国際関係の悪化によって、一時期は中国に行く人が少なくなったとも言われていましたが、最近では北京や上海に行く人が増えています。
ここでは、中国に旅行に行く時に、覚えておきたい事を3つ紹介します。
パスポートは常に持ち歩く
海外に行くと、パスポートを紛失したくないからという理由で、パスポートは常にスーツケースに入れ、持ち歩かないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、中国に行ったときには、パスポートは必ず持ち歩かなければいけません。
「持ち歩いたら紛失するかもしれない」
「絶対に持ち歩きたくない」
と思うのであれば、それこそ必ずパスポートのコピーは持ち歩かなければいけません。
というのは、中国では国内の不法労働者の取り締まり強化が行われており、例えば駅などで警察官が立ち並び、一人ひとりの身分証明書をチェックする、ということが行われています。
そんな時、外国人にとっては、パスポートが唯一の身分証明書になりますので、それを提示しなければそもそも通してもらえません。
しかし、このような警察官は、あくまでも国内の不法労働者を探しているだけですのでパスポートを見せれば中身をチェックされることなく、通してもらえることが多いです。
また、天安門広場や博物館などに行く時、身分証提示しなければいけないことがあります。
例えば、天安門広場などでは、セキュリティーチェックを受けて、そこに入ることができますが、セキュリティーチェックを受ける際に、身分証明書を提示しなければいけないことがあるのです。
そんな時、パスポートがなければ通してもらえませんので、せっかくの観光がダメになってしまう可能性があります。
ですから、パスポートは必ず持ち歩きましょう。
パスポートのコピーでOKの場合もあれば、原本が必要な場合もあるので注意が必要です。
トイレが汚い
中国と言えば、トイレが汚いということで有名です。
北京や上海などは都会ですから、便座がないという事は少ないですが、基本的には和式のトイレが多いです。
洋式のトイレは、あくまでも障害者のため、1つだけ用意されているような状態だったり、あるいは、清掃員の掃除の手間を省くために常に鍵がかかっていたり、ということも珍しくはありません。
そして、和式の場合、日本のような金隠しがありませんので、とにかく飛び散ります。
だからこそ、床が常に汚い状態になっています。
そして、中国はトイレットペーパーを流しません。
トイレットペーパー自体が、水に溶けるような仕組みではなく、さらにトイレットペーパーを流せるほどの水圧がないため、トイレットペーパーは便器の横に置いてあるゴミ箱に捨てて行きます。
そのために匂いが充満し、換気されていないトイレなどは、とても入れるようなものではありません。
そして、トイレットペーパーは個室にはありません。
ラッキーだったら、手を洗うところに大きなトイレットペーパーが設置されており、必要分手に取って中に入ります。
個室の中には、トイレットペーパーはまず設置されていませんし、水道の所にトイレットペーパーがあったとしても、空になっていることが多く、基本的にはティッシュなどを持参した方が良いでしょう。
そもそも水に流しませんので、ティッシュペーパーでも構いません。
大気汚染に注意
特に北京は、その大気汚染でも知られていますので、心配だという人もいるかもしれませんね。
北京の大気汚染がひどいというのは、本当のことです。
大気汚染の程度を示すために空気質指数というものがあり、最悪の状態が500になりますが、中国の空気質指数は500になることが確かにあります。
地域にもよりますが、中国北部ではセントラルヒーティングが使われており、11月15日から3月15日にかけて暖房が利用されます。
このとき、各部屋に巡らされているパイプに、お湯が流されるスタイルで暖房になるのですが、このお湯を沸かすために石炭が使われているのです。
そのために空気が汚れやすくなり、この時期は大気汚染が深刻化します。
実は、11月から3月は観光地などでも入場料が安くなり、なんとなくお得に見えるかもしれません。
しかし、その分大気汚染が深刻化する時期ですので、例えば喘息を持っていたり、「思う存分観光地を楽しみたい」、「高くてもいいからきちんとした環境で観光したい」、などと思う人は11月から3月は避けた方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
どうしても旅行に行くとなると、オフシーズンに行きたいと考える人もいるかもしれません。
しかし、中国のオフシーズンは健康的にも問題が生じる可能性がありますので、出来る限り4月から10月、特に夏場に出かけると良いですよ。