大学受験を攻略するためには、まず自分の志望校を決定する必要があります。
自分の志望校を決定すると、自分の現時点での学力と、志望校の過去問を解くために必要な学力を比較して、自分の足りない部分を日々の勉強で補填していくことで、徐々に志望校のレベルまで自分の学力を高めて、最終的に過去問に取り組みます。
赤本について
「過去問」という場合、多くの受験生は、教学社が発売している「赤本」を思い浮かべるのではないかと思います。
赤本は、日本の大部分の大学の過去問を網羅しているので、どの大学を志望している人でも利用することがあるのではないかと思います。
赤本に掲載されている過去問の量は、大学によって異なりますが、旧帝国大学や早慶のような難関私立大学の場合、5年分、6年分ほどの量の過去問が掲載されていることが多いです。
赤本は、過去問を演習することに大いに役立つことは当たり前のことですが、受験生のモチベーションを高めることにも役立つのではないかと思います。
赤本には、自分が志望している大学の名前が大きく書かれています。
赤本の中には、その大学の過去問や解答解説だけでなく、大学のキャンパスに関する情報や、その大学に実際に通っている人による大学生活の紹介など、その大学に関する情報が盛りだくさんになっているので、受験生のモチベーションを高めることができます。
赤本の値段は、他の問題集や参考書に比べると高いことが多いですが、中古で流通していることも多いので、古い赤本であれば安い値段で購入する事もできます。
赤本を使って過去問を解く際、気を付けなければならないことは、実際に受験を受けるような環境下で勉強をしなければならないということです。
過去問は、実際に自分が志望している大学で出題された問題なので、過去問を解く際には実際に大学入試を受けるような状態で解く方が、よりリアリティのある受験勉強をすることができます。
図書館のような、多くの人がいるところで過去問を解いたり、時間を測って過去問を解くというように、「普通に勉強をしている」というよりも、「受験本番のような感覚」で過去問を解くことが大事です。
また、難関国立大学や難関私立大学の場合は、「赤本」にもいくつかの種類があります。
たとえば、日本最難関の大学として知られる東京大学の場合、「東大の国語」、「東大の理系数学」、「東大の英語」といったように、東京大学の過去問を科目別に演習することができる本が発売されています。
これらの本は、科目別に過去問を演習することができるというメリットだけでなく、25年分という大量の過去問を解くことができるので、通常の赤本だけでは物足りないという方におすすめです。
予備校が販売している大学別模試の過去問について
また、大学入試の過去問だけでなく、大手予備校の大学別模試の過去問もいくつか売られています。
東京大学、京都大学、名古屋大学などの難関国立大学や早稲田大学、慶應義塾大学といった難関私立大学の場合、駿台予備校、河合塾、代々木ゼミナールといった大手予備校が実施した大学別模試の過去問を購入して演習することができます。
大手予備校が実施している大学別模試は、実際の大学入試の問題に近い難易度や傾向の問題が出題されることが多いので、入試本番までの予行練習として活用することができます。
大手予備校に所属していなくても、書店などで簡単に購入することができますので、興味のある方はぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしたか。
大学受験の勉強における過去問演習について、お話させていただきました。
今回の記事が、受験生の良い参考になれば嬉しいです。