運転免許をお持ちの方、安全運転、無事故・無違反、当然ですよね。
事故なんか起こすと、なにもいいことないですよ。
お金もかかっちゃいますしね。
違反もいけません。
違反しませんと誓った人に、与えられているものなのですよ、運転免許というものはね。
スピード違反取締りの実態、ゴールド免許について調べてみました。
ネズミ捕りにやられた!?
もう10年ほども前の話ですが、ある日曜日の早朝(日曜日ですよ)、都内での用を終えて、都道3号線世田谷通りを町田方面に向けて、車で走っていました。
朝6時くらいです。もうすでに日は出ていて、かなり明るくなっている時間でした。
神奈川県川崎市麻生区に入り、道の名前は津久井道と変わっています。
小田急線柿生駅付近での出来事です。普通に何事もなくおとなしく走っていた私の前に、道路の左側から突然大きな赤い旗を持った男が飛び出してきました。
警察官です。
私に「止まれ!」というわけですよ。
実はさらに15年位前に、まったく違う場所ではありましたが、同じ目に遭った経験がありましたので、何が起きているのかはすぐに分かりました。
スピード違反の摘発です。
いわゆる「ねずみとり」ですね。
その瞬間は「あーやられた。」と思いました。
そして、そういえば数百メートル前で対向車がライトを上下していた、つまりパッシングしていたような記憶がよみがえりました。その瞬間「あーせっかく教えてくれていたのに・・・」という、自分の注意力の低下を悔やんだのでした。
しかし考えてみると、摘発されるほどのスピードを出していた覚えはないのです。
以前にやられたときは、確かにかなり飛ばしていたのでしたが、今回は時速40km制限の道路で、確かに40kmは多少越えていたかもしれませんが、せいぜい42,3km程度で、捕まるような速度ではなかったはずだがなあと思いました。
しかし、捕まえられてしまえば、もう言い訳はできませんね。
向こうは測定データを示して、「急いでましたか?危ないですよ。もうちょっとで免停になる速度でしたよ。」なんていってくるはずです。
違反しちゃうとどうなるの?
そのとき思いだしたのが、
「ゴールド免許が終わってしまう。」
ということでした。
長いことゴールド免許だったのに。
免許書き換えの時には5年に一度、近くの警察署で30分ビデオを見ているふりだけしていればよかったものが、今度は遠くの運転免許試験場まで行かなくちゃならないし。
講習も何時間かかるのだろう、更新費用も3000円でよかったのが、いくらに増えるのだろう、ということでした。
しかし、停止した私の車を追い越していこうと、後ろについて停まっていた大型トラックが動き出したそのときでした。
私の前に立ちはだかっていた警察官が、ピーっと笛を吹いて、後ろの大型トラックの運転手を厳しい表情でにらみつけ、思いっきり腕を伸ばして指差したのです。
「摘発対象車両はお前だ!」というわけですね。
つまり、停止させたかったのは、私の後ろにいた大型トラックだったのですが、私との車間の関係で、私の車ごと停止させたということだったのです。
そして、その警察官は私に対して、もう行っていいよという感じで合図をしました。
そういうことなら一刻も早くこの場を立ち去ろうと、わたしは車を走らせたのでした。
「ああ驚いた・・・・。」
というお話しでした。
ゴールド免許とは
ということで、私はいまだにゴールド免許のままです。
ゴールド免許とは、正式には「優良運転者免許証」といいますもので、過去5年間に交通違反がない優良運転者に与えられるのです。
1994年から始まっています。
運転免許証の有効期限欄が金色で、さらに優良という記載もされています。
有効期限は5年なのです。
それ以外の人に交付される免許証は、有効期限欄が青色で、有効期限は状況により3年から5年となっていますね。
また、初めて免許を取得した人に交付されるのは、有効期限欄が緑色になっています。有効期限は主に3年です。
ゴールド免許を取得するためには、正確に言いますと「免許の有効期限年の誕生日から41日前の日以前の5年間に、無違反でありかつ人身事故を発生させていないこと」が条件となります。
交通違反点数が、ゼロでなければならないのです。
たとえば、うっかりとシートベルト着用義務違反を摘発された場合、違反点数は1点となります。それだけでも、ゴールド免許は交付してもらえなくなります。
それほど難しいことではないですよね。
交通違反をしないなんて、運転手としての当然のことですね。
人身事故を起こさない。普通に注意深く運転していれば大丈夫です。
そうはいっても、運転頻度の多いドライバーにとっては、難しいことかもしれませんけれど。
ゴールド免許のメリットは、いろいろありますよ。
先ほど申しましたように、免許更新時講習が30分ですみます。
更新費用は3000円です。一般運転者は3300円ですね。
有効期限は、5年です。
青色免許でも、過去の違反が軽微なものであれば有効期限は5年です。
そうでなければ、3年です。
任意保険の保険料が、割引となります。
割引率は、最大12%くらいとなるようです。
自動車安全運転センターから、SDカードを発行してもらえます。
これをもっていると、いろんな料金がお安くなるようです。
たとえば、ガソリン料金が1Lあたり1円引いてもらえるとか、車検費用が3000円安くなるとかということがあるようですよ。
安全運転の仕方
まあ普通のドライバーは、もちろん飲酒運転なんかしませんし、違反や事故を起こそうと思って運転していることなんてないわけです。
しかし、ついうっかり違反してしまってそれを摘発されたり、運悪く(?)事故になってしまったりするわけですね。
ゴールド免許歴20年以上、第一種中型、および第二種普通自動車運転免許証を所持している私から、違反事故を起こさない運転の仕方をお教えします。
一時停止線では必ず停止
一時停止線には「止まれ」の標識があります。道路にも「止まれ」と書いてあります。
これは「止まれ」なんです。命令なんです。
運転者はこの命令に従わなければなりません。
多くの人が「ここで止まったて、なんにも見えないから意味がないよ。」と思うでしょうが、そうではないのです。
とにかく止まってください。
「止まれ」というのは、この先は危険だということを言っているのです。
一時停止の後に、細心の注意をはらって、ゆっくりと動き出しましょう。
徐々に、左右の視界が開けてきますね。
よく見てください。
交差点に近づいて来ている、車、自転車、歩行者はいませんか。
いないことを確実に確認できたら、ゆっくりと交差点に侵入し走行して行ってください。
見えないところから注意を始めることが、必要なのです。
右左折の際は首を動かす
目だけ動かして、なにも視界に入ってこないから大丈夫と思って、右左折していませんか。
危険ですね。
視界の外から、子供の自転車が急に走りこんできますよ。
右左折するときは、目だけではなく、首を動かして、できれば肩も動くほど動かして、特に後方を確認してください。
特に左折時の巻き込み事故を防止するためには、必要なことですよ。
制限速度を守る
当たり前といえば当たり前なんですけれど、前があいているとついついスピード出ちゃいますよね。
ぐっと我慢しましょう。
制限速度を守って走るのが、スマートなドライバーなんですよ。
若い人には理解してもらえないかもしれませんが。
最後に
いかがでしたか。
このほかにも、教習所で教わったことを思い出して、安全運転を心がけてください。
最近の教習所の先生は、ずいぶん優しいらしいですね。
昔は、人格を否定されているようなくらいに、罵倒されたものですけれど。
そのお陰で、今の私はゴールド免許なのだと思っています。