教習所を利用して免許取得をする場合は、通学免許と合宿免許という2つの方法があります。
しかし、この2つの方法の違いが分からず、どちらを選んだらいいのか迷ってしまうという人も多いでしょう。
ですのでここでは、通学免許と合宿免許の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。
通学免許の特徴
通学免許とは、自宅から教習所へ通いながら教習を受ける、という免許取得スタイルのことを指し、最も一般的なスタイルだと言えます。
自分でスケジュールを決めて教習を受けるのが特徴であり、自分の都合のよい時間に合わせて事前に予約を取る必要があります。
費用に関しては、30万円程度が相場であり、キャンセルや延長の補習を行う場合は追加料金がかかります。
期間に関しては、1ヵ月~3ヵ月程度かかるのが普通であり、長引く場合は半年以上かかることもあると言えるでしょう。
通学免許のメリット・デメリット
通学免許のメリットとしては、自分の都合のよい時間に合わせて教習を受けることができるということが挙げられます。
ですので、学校に通いながらや、アルバイトをしながらでも、空いた時間を見つけて教習が受けられるという便利さがあると言えるでしょう。
そして、自分のペースで教習を進めることができるため、学科の復習などを時間をかけて行うことができるということも、メリットだと言えます。
ただし、デメリットとしては、費用が合宿免許の場合より高くなってしまう場合が多い、ということが挙げられます。
そして、教習のスケジュールをしっかり管理しておかないと、卒業までの期間が長くなってしまうというデメリットもあると言えるでしょう。
合宿免許の特徴
合宿免許とは、教習所から指定された宿泊施設で、合宿しながら教習を受けるというスタイルのことを指します。
通学免許の場合とは違って、スケジュールがあらかじめ決められているのが特徴であり、自分で予約を取る必要がないという便利さがあると言えるでしょう。
費用に関しては、利用者の少ないオフシーズンだと20万円程度からありますが、オンシーズンの場合は30万円を超えるケースもあります。
期間に関しては、AT車の場合、最短で2週間程度となっているため、かなり短期間での取得が可能だと言えるでしょう。
合宿免許のメリット・デメリット
合宿免許のメリットとしては、何と言っても費用が安いということが挙げられます。
その金額自体が安いというだけでなく、費用の中には、教習費以外にも宿泊費や食費、交通費が含まれている場合が多いため、その点を考えると、かなりお得な金額設定になっているということが言えるでしょう。
そして、卒業までの期間が最短2週間程度と、かなり短いことも大きなメリットです。
なぜ、期間を短くできるのかというと、スケジュールを短期間に詰め込むという短期集中での教習が受けられるからです。
また、期間が短いからといって、教習内容が少なくなるわけではないため、その点は心配する必要はないでしょう。
ただし、デメリットとしては、2週間以上のまとまった休みが必要になるということが挙げられます。
ですので、学校の長期休暇を利用できる人や、フリーターなどの比較的自由に休みが取れる人に向いていると言えるでしょう。
そして、合宿免許の場合は、基本的に途中で帰宅することができない、というデメリットもあります。
しかし、中には一時帰宅が可能な教習所もあるため、必要な場合はあらかじめ調べておくとよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
通学免許には、自分の都合に合わせて教習が受けられるというメリットがありますが、教習期間が長くなるというデメリットもあります。
そして、合宿免許の場合は、費用が安く短期間で卒業できるというメリットがありますが、まとまった休みが必要になるなどのデメリットもあります。
それぞれの特徴に合わせて選ぶことで、後悔しないようにしましょうね。