憧れのアメリカの高校は、ドラマで描かれているほど甘くはない? ~日米の高校の主な違いについて~

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「アメリカの高校」と聞けば、アメリカの高校が舞台の映画やドラマのイメージが、日本人にとって強いかもしれません。

荷物が少なく、服装も自由、先生との関係も緩く、勉強もあまりハードではなくて、気楽なイメージが強いのではないでしょうか。

実際に、そういった高校もアメリカ中探せばありますが、実際のところ、そういった楽しいイメージは、妄想がかなり大きな割合で占めていますし、多くの人々が思っているほど、アメリカの高校はそう気楽で自由な場所ではありません。

意外にも服装のルールは厳しい

日本の高校のほとんどは、制服があります。

そして、持ち物にもある程度の自由が許されるものの、基本的には「自由が効くのはここまで」と何かと細かい規定があります。

アメリカの高校は、公立の場合、基本的に制服がありません。

高校どころか、小中高と基本的にありません。

制服があるのは、限られた私立の学校のみです。

私服通学と聞くと、自由なイメージが強いかもしれませんが、実際には私服に関しても何かと細かい決まりがあったりします。

そういった、服装に関してのルールは、冊子に細かく記載されており、学校が始まる時期に生徒たちに配られます。

露出に関しての規定が結構厳しく、多くの場合は、短パンやスカートを履く場合、真っすぐ立って「気を付け」の姿勢をした際、両手の指先の位置より下の丈までないと駄目です。

そして、トップスに関しても、タンクトップを着る場合、ストラップのないものが禁止されていたり、ストラップが何センチ以上の太さがないと駄目な場合が多いです。

中には、Tシャツや上着のロゴを禁止している学校もあります。

従って、私服通学と言っても、ある程度規制された私服通学となります。

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成績の付け方に関しては、日本より確実に厳しい面も

成績の付け方に関しては、日本よりも求められるものが多く、厳しい意味でも「子ども扱いしてくれない」制度です。

日本の場合は、少し授業に遅刻しても、ただ注意で済まされたりする場合が多いでしょう。

しかし、アメリカの高校の場合は、一分でも遅刻すると、点数が引かれる場合があります。

また、出席日数に関しても義務教育でありながらも厳しく、一ヶ月に二、三日程度休んでいる状態が何ヶ月も続くと、いくらテストの成績が良くても、その授業での成績は不合格となる場合もあります。

高校の授業とは言え、すでに社会人としての責任を果たすようなことを求めるような風潮です。

授業中にトイレに行く場合も、点数が引かれたりする場合もあります。

中には何か良いことをした際に「トイレ・パス」と言って、授業中にトイレに行っても点数が引かれない特権のパスを作る先生もいます。

大抵の授業は大学のように、しっかりとしたシラバスが用意されており、その学期にカバーする授業内容、及びテストの回数や成績の配分などが明確に記載されています。

よっぽどのことでない限り追試は許されず、宿題も基本的に締め切り厳守で、締め切り日を過ぎたら受け付けない先生も少なくはありません。

中には、一日遅れるたび何割か宿題の点数を減点するといった先生もいます。

とにかく、出席に関しても授業に関しても提出物に関しても、責任は自分でとらなくてはいけませんし延期などは許されません。

また、基本的にどの授業も別の先生が別の教室で行うため、どの授業も「独立した授業」であり、宿題の量やテストの日にちは、他の先生の授業との兼ね合いも一切考慮されません。

そもそも、一つの科目を複数の先生が担当している場合もあり、そういった場合は、皆同じ科目を違う曜日の違う先生に習っているので、時間割も皆大きく異なります。

大学入試のために必要な統一試験のために、塾に行って受験勉強する以外には、基本的に「塾で学校の勉強を補う」といった習慣と文化がアメリカにはないため、その分学校では宿題がそれなりの量出たりします。

カリフォルニアやニューヨーク州など、裕福で教育熱心な地域などでは、そういった傾向が高いです。

まとめ

いかがでしたか。

車通学が許されたり、お昼は学校から出て好きなところで食べることが許されるなど、確かに自由が効く部分も多いアメリカの高校ではあります。

しかし、その分「自己責任」も非常に重視されるため、少しでも油断すると、卒業も危なくなってしまうのが、アメリカの高校の特徴の一つです。

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