あなたはロボットアニメと聞くと、何をイメージするでしょうか。
新世紀エヴァンゲリオン、マジンガーZ、機動戦士ガンダムなどが多いと思います。
確かにこれらのロボットアニメは、内容も面白く、知名度も高いロボットアニメです。
ですが、私はおすすめのロボットアニメとして、蒼穹のファフナーを挙げます。
蒼穹のファフナーの大まかなあらすじ
主人公たちは、日本の離島「竜宮島」で毎日を過ごしていました。
しかしある日、珪素で体が構成されている黄金の生命体「フェストゥム」が襲ってきます。
主人公の真壁一騎は、親友の皆城総士に地下へと連れていかれます。
そこにあったのは、大型有人兵器・ファフナーだった。
ファフナーに乗るように言われた一騎は、命令に従いファフナーに乗り、フェストゥムと戦うことになります。
蒼穹のファフナーのテーマ
蒼穹のファフナーの大きなテーマは「対話」です。
これは、人間とフェストゥムだけでなく、親と子、友人との対話など、ファフナーでは対話をテーマとした話が多いです。
例えば、主人公の真壁一騎は、幼いころ親友の皆城総士に大きな怪我を負わせてしまいます。
その時のトラウマにより、真壁一騎は人付き合いをなるべく避け、「自分なんていなくなってしまえばいい」と、自己否定が強い性格となってしまいます。
また、親友の皆城総士も人付き合いが苦手で、不器用な表現しかできないため、前半は親友の一騎とのすれ違いが多くなってしまい、ある時、一騎は竜宮島を出てしまいます。
また、劇場版の「蒼穹のファフナーHEAVEN AND EARTH」では、一騎が人の姿をし、人の言葉を話すフェストゥムである来栖操と、対話をしようと努力しています。
ただ、武力等の力で相手を打ち負かすのではなく、対話することで相手の存在も認め、共存する未来を探す、これが蒼穹のファフナーのテーマとなっています。
蒼穹のファフナーの魅力
蒼穹のファフナーの魅力は、なんといっても少年少女たちの群像劇です。
当然、主人公一騎と親友の総士に多くスポットが当たりますが、それ以外にも多くの人物にもスポットが当たります。
蒼穹のファフナーは、多くの人物が死んでしまいます。
しかし、その死ぬ人物にもしっかりとスポットが当たり、その死が無駄になることはありません。
皆、生き残っている人達のために一生懸命に行動し希望を託していなくなります。
そこが、非常に悲しいところでありますが、それ以上に心に残り印象深いシーンとなります。
多くの人達がある希望のためにいなくなり、絶望的な状況の時に、その希望が現れる。
一見するとよくある展開だと思いますが、その展開までの流れが非常に丁寧で、見ていく内に自分も蒼穹のファフナーの世界観に飲み込まれていくので、その時の高揚感、興奮は凄まじいです。
また、対話を行い気持ちをぶつけあうシーンは、蒼穹のファフナーのテーマであるため、非常に印象深いシーンが多いです。
例えば、島を出てしまった一騎が、外の世界で総士がいかに辛い気持ちを心に押しとどめて戦っていたかを初めて理解し、総士と話したいと改めて感じ、新機体に乗って島に帰ってくるシーンは非常に印象的です。
また、今まで感情を表に出すことが無かった総士が、一騎の「お前はもう一人じゃない」という言葉で涙を流すシーンも非常に感動します。
さらに、戦闘シーンも非常に素晴らしいです。
戦闘シーンは劇場版、2期からほとんどCGで表現されています。
そのCGアニメーションは、オレンジ(アニメ制作会社)が手掛けているので、非常に丁寧かつスピーディな戦闘シーンがどんどん展開されているため、何度も見ていたくなるような戦闘がどんどん展開されていきます。
さらに、オープニング、エンディングなどを歌っているangelaさんも、非常に大きな魅力の一つになっています。
ファフナーの世界観に合った歌詞、メロディ、またサビの盛り上がり、ファフナーを歌で表現しているといっても過言ではないです。
このように、蒼穹のファフナーに数多くの魅力があります。
実際に見てファフナーの魅力を味わってください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
蒼穹のファフナーの1期は2004年、劇場版は2010年、2期は2015年と、蒼穹のファフナーは非常に長いコンテンツとなっています。
また、続編である「蒼穹のファフナー THEBEYOND」の制作が発表されるなど、まだまだ蒼穹のファフナーの勢いは止まりません。
最初は、よくあるロボットアニメの一つと言われていましたが、このように多くの続編が発表されることになったのは、しっかりとしたストーリー、アニメとしての面白さがしっかりと評価され、多くのファンが応援してくれるようになったからだと思います。
また、キャストやスタッフが、放送終了後もwebラジオや、生誕祭などのイベントを定期的に開催し、ファンを楽しませていたことも大きいと思います。
この記事で、蒼穹のファフナーに興味をもった、また見たいと思ったのなら幸いです。