【簡単に解説】食品ロス削減「3010運動」とは? ~発祥と取り組み/効果~ 松本市が提唱し全国へ波及した「3010運動」

スポンサーリンク

日本国内では、食べ残し、期限切れの食品など、食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」が多く発生しています。

その中でも飲食店から排出される食品ロスは、過半数以上がお客様の食べ残しといわれています。

「もったいない」を心掛け、食への感謝を持ちながら、宴席での食べ残し削減に取り組んでみませんか。

食品ロスとは?

まだ食べられるのに捨てられる食品のことで、日本から出る量は年間約632万トンとなっています。

この量は、飢えに苦しむ人々に向けた世界の食料援助量(年間約320万トン)の約2倍であり、日本国民が毎日、お茶碗一杯分のご飯を捨てている計算になります。

また、食品関連事業者から、約330万トンもの食品廃棄物(可食部分)が発生しています。

そのうち、約119万トンが外食産業から発生しています。

特に宴会では、提供された料理の14.2%、実に7皿に1皿相当が廃棄されているのです。

食品ロスについて詳しくは、農林水産省ホームページ(外部リンク)をご覧ください。

1日10分からできる!節約・副業でお小遣い稼ぎ!ポイ活ならモッピー

3010運動とは?

3010運動は、宴会時の食べ残しを減らすためのキャンペーンで、

<乾杯後30分間>は席を立たずに料理を楽しみましょう、

<お開き10分前>になったら、自分の席に戻って、再度料理を楽しみましょう、

と呼びかけて、食品ロスを削減するものです。

出典:伊万里市役所

元々は、2011年の5月に長野県松本市の市長が、宴会での食べ残しの多さを問題視した結果、市のゴミ削減を担当する部署と協力して展開させた運動だといいます。

ゴミの削減はどの自治体にとっても課題で、松本市の運動に注目した他の自治体が興味を示し、全国に波及していきました。

職場や知人との宴会から始めていただき、一人ひとりが「もったいない」を心がけ、楽しく美味しく宴会を楽しみましょう。

また、環境省では3010運動推進のため、卓上三角柱POPを作成しています。

出典:環境省

承認等の必要なしで、さまざまなシーンで活用でき、食品ロスの周知啓発のための有効なツールとなっています。

まとめ

いかがでしたか。

せっかくの美味しい料理を、歓談に夢中になるあまりに、多くを残してしまってはもったいないです。

これからはぜひ、参加者全員で無理なく美味しく食べきることを意識しながら、宴を楽しみたいものです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Translate »