好きな時に好きな分だけ働く事ができる、派遣社員。
派遣社員のいい所と悪い所を、詳しく説明していこう思います。
派遣社員のメリット
短期であれば、派遣がおすすめです。
派遣は、アルバイトと比較すると時給が高い場合が多いです。
また、辞める時はすぐに辞める事ができ、自分の気になっている仕事に移る事ができます。
仕事に対するクレームも、派遣会社を通す事になりますので、円満に話が進みます。
また、期間が決まっているというのは、大きな魅力です。
人間関係に問題があったり、これ以上続けたくないと思ったら、派遣先を変える事も可能です。
アルバイトであれば、改めて自分で探さないといけないのですが、派遣であれば、すぐにでも、次のいい所を紹介してもらえる事が出来ます。
派遣社員は、その派遣会社の社員となりますので、各種保険(厚生年金、社会保険、雇用保険)に加入する事が出来ます。
この差は、給料の差以上に大きいものとなります。
さまざまな職種を経験する事が可能ですので、自分自身のキャリアアップを考えているのであれば、おすすめです。
また、働く期間が決まっていますので、自分の都合で働く事が出来ます。
上記以外にも、高いスキルをもっている場合は、有利な派遣先を教えてもらえます。
社員として採用されなかったが、派遣社員であれば採用してもらえる事もあります。
このような会社に派遣社員として入って、実力が認められて社員になるという事もありえます。
派遣会社のメリットは、フォローがしっかりしているという事です。違う仕事に変更する場合も、適正や能力などを考慮して、より良い案件を出してくれますし、困った事やトラブルがあったとしても相談に乗ってくれます。
社員と比べると、仕事に責任を負わされる事もないので、気楽に仕事が出来ます。
勤務時間も決められているので、派遣先で無理な残業をさせられる事も、比較的少ないと思います。
それに、派遣社員には転勤や移動がありませんので、大きく自分の生活が変化する事もないです。社員でしたら、有無を言わさず転勤するしかありません。
自分の要望に沿った仕事を紹介してもらえる、かつ仕事の内容を希望する事が出来るのはもちろんのこと、残業が無かったり、休日出勤が無い派遣先などの希望を出す事が出来ます。
正社員にはないですが、これは大きなメリットとなります。
交通費が出ないので、自分の家から近い職場を紹介してもらいたいと言えば、条件にあったスキル的にも問題無い仕事を紹介してもらう事ができます。
未経験の業種で不安だと思っていても、派遣であれば、仕事が出来る可能性があります。
派遣先では、派遣社員が入ってきたとしても、業務教育の環境が整っている所がほとんどですので、心配をする事はないです。
ワードやエクセルという必要なスキルをもっていなくても、派遣先でセミナーなどを開催していますので、それに参加して活用する事も出来ます。
派遣社員のデメリット
派遣社員は、契約期間が決まっています。
大体が、半年から1年ぐらいです。
その時期になると、雇ってもらえるかもらえないかという心配があります。
それ以外に、交通費が実費ですので、時給が高くてもその分は自分で払わないといけません。
時給が1000円だったとしても、交通費が往復で1000円の場所でしたら1時間無駄になってしまいます。
契約期間が終わって、次の仕事を紹介してもらうのも、すぐという訳にはいかない事もあります。
その間は、まるっきり無職状態になってしまいます。
派遣社員というのは、スキル不足で同じ所で働く事が出来なくなってしまったり、仕事がもらえないという期間があります。
そのような保証がない事も含めて考えないといけません。
派遣は、アルバイトや社員とは違って切り捨てですので、派遣先で雑に扱われる事も多いです。
「どうせ派遣だから」といって考えている所も多いですので、もし雑に扱われたとしても、これも仕事だと考えるしかありません。
また、派遣社員は、人材派遣会社との契約ですので退職金はありません。
せっかく慣れて来て、これからだと思っていても契約期間が切れたら、また一から探さないといけないですし、安定していません。
それに時給制ですので、ゴールデンウィークなどの長期休暇があると、手取りが下がります。
派遣社員は、単なる労働力として考えられています。
その為に、責任のある仕事は任せてもらえないことが大半です。
また、その会社でスキルアップしたとしても、会社自体が派遣社員を採用しないという方針となったら、契約打ち切りとなってしまうことも考えられます。
まとめ
いかがでしたか。
派遣社員と社員を比べますと、大きな差があります。
社員は長い目で見て、定年退職やボーナスなどを考えている人には最も適していますが、派遣社員は、
「出産や、次のキャリアアップ」
「すぐには社員として働く事が出来ない」
「社員で採用してもらえなかったので、派遣社員としてでもそこの会社で働きたい」
というように、自分の都合や条件などによって考えて選択するのが一番です。