大学生の中で人気のアルバイトの一つに、個別指導塾のアルバイトがあります。
集団塾だと、その会社の社員が教えることが多いのですが、個別であれば大学生も積極採用しているところが目立ちます。
そのアルバイトで、周りから頭一つ抜けた講師になるポイントを、押さえておきましょう!
嫌われることを恐れない
学生で、他人を叱ることに慣れているという人はそういません。
せいぜい、部活の後輩を叱るくらいではないでしょうか。
それが得意な人だと、リーダーシップがあって責任があると言えますが、このような経験がないと人をどのように叱れば良いか、そもそも叱る方法がわからないことがあります。
また、叱れないのは、それによって生徒に嫌われたくないという気持ちがあるからです。
しかし、他人に迷惑をかけている生徒をも叱れず、話に乗っかってしまう講師は果たして優秀と言えるでしょうか。
生徒の話に合わせた時点で、その講師は迷惑をかけている生徒と同じレベルにまで下がります。
よって、個別指導塾で勉強をしない生徒がいたら、それを叱るのも講師の仕事だと理解することが、優秀な講師の第一歩と言えます。
自然に褒める
叱るばかりでは、生徒にとって塾は嫌な場所となってしまいますから、褒めることも必要です。
勉強をする姿勢を見せてくれたり、字を丁寧に書いているということだけでも、褒めるに値します。
もちろん個別なので、その子の性格を見ながら褒めます。
勘違いされがちなのは、問題が解けるようになったら褒めるという点です。
それはそれで褒めまくれば良いのですが、これでは問題ができない子の褒める量が、極端に少なくなってしまいます。
自分が、その子の年齢の時には軽々できていたことであっても、その子にとっては成長ならば褒めてあげるのが重要です。
塾に来て、生徒を教える立場に立っているのであれば、自分と比べると劣っている生徒がほとんどでしょう。
しかし、だからと言って自分を基準にしてしまうのはNGです。
普段の口調も織り交ぜる
講師たるもの、生徒の見本となるようしっかりしていなければならない!
これが一般的な考え方だと思いますが、これだけでは真面目一辺倒です。
上記で記した、褒める時には自分の普段の口調で言うとさらに効果的です。
「すごいね!」「いいね!」といかにも先生的に褒めるより、「すごっ!」「やるやん!」と、口語表現や方言を使うことによって、生徒は本当に、先生は自分をすごいと思ってくれていると感じることができます。
その子にとっての先生でありながら、友達口調になる時も作れると、高確率で丁度良い距離感を作ることができます。
個別指導塾では、生徒が気に入った先生を指名できる制度を、取り入れているところもあるので、指名されるような先生になるためには、親しみやすさを作ることも大切です。
相手が、YESかNOで答えられるえような質問を投げかけるのではなく、文章で返さなければならない質問を作ることは一つのコツです。
こうして、授業の最初の数分間にコミュニケーションをとるだけでも、生徒の警戒心は薄れていきます。
自然な口調は、感情的になる部分、特に褒める部分でオーバーに使うと、生徒の嬉しさを倍増させることができます。
まとめ
いかがでしたか。
個別指導塾のアルバイトの中で最も難しいのは、最初に書いた相手を叱ることだと思います。
叱らなければならない生徒に出会うことは少ないかもしれませんが、心得ておくことをオススメします。
中には、親に無理矢理入れられたという子もいますが、それを理由にして他の生徒の邪魔になるようなことをしていいとは言えません。
アメトムチを上手く使い分けて、褒める時には思い切り褒め、いけないことをしたら躾ができる講師になりましょう!