スーツをおしゃれに着こなす男性は、ワイシャツやネクタイ、そして腕時計などの小物にも、こだわりを持つものです。
そして、意外と知られていないことかもしれませんが、スーツの形によって合わせるワイシャツの形は決まっています。
この点を心に留めてスーツを着こなすのであれば、おしゃれな雰囲気を醸し出すことができるのです。
では、ワイシャツの種類について、見ていくことにしましょう。
ワイドカラー
襟の開きが大きいワイシャツを、ワイドカラーシャツと呼びます。
この形のワイシャツは、ブリティッシュスタイルのスーツに合わせて、着用されるものです。
襟の開きが大きいために、細めのネクタイは使用しないのが一般的です。
また、袖を折り返してカフリンクスを用いて着用する、ダブルカフスタイプのものなどをチョイスすれば、よりかしこまった印象を与えることができます。
ボタンダウンカラー
両襟の下にボタンがついており、襟を留めて着用するタイプのシャツが、ボタンダウンカラーシャツです。
このシャツは、アメリカンスタイルのスーツに合わせるのが基本です。
また、ネクタイのノットは、縦長にするとおしゃれに見えます。
ちなみに、ノットを作るときは、きつめに締めるようにすると、きれいな縦長になります。
レギュラーカラー
襟の開きが一般的なものであり、ワイドカラーに比べると襟が鋭く見えるタイプが、このレギュラーカラーシャツです。
全体的にシャープな印象を与えるために、細身のイタリアンスーツにマッチするシャツです。
最近では、ブリティッシュスタイルやアメリカンスタイルをベースとした、細身のスーツが流行っていますが、こうしたものにも合わせることができます。
ラウンドカラー
襟の先が丸まっているタイプのシャツを、ラウンドカラーシャツと呼びます。
最近では、あまり目にしないタイプのシャツかもしれません。
ラウンドカラーシャツの襟の開きの大きさは様々であり、ワイドに広がったものもあれば、レギュラーカラーの広さのものもあります。
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— 某販売員 (@yukki843) 2019年4月25日
物柔らかな雰囲気を醸し出すことから、これまでは、あまりビジネスシーンで着用されることのなかったシャツです。
しかし最近では、このタイプのものがビジネスシーンで着用される姿も見受けられます。
基本的には、ブリティッシュスタイルのスーツに合わせられるアイテムですが、おしゃれな印象を与えることから、流行りの細身のスーツなどにもマッチします。
ホリゾンタルカラー
襟が大きく一直線に開いているものを、ホリゾンタルカーラーシャツと言います。
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このシャツも、ブリティッシュスタイルのスーツに合わせるのが基本です。
使用されるネクタイの太さは中くらいから太めのもので、一般的には細身のものは使用されません。
クレリック
襟とワイシャツ本体の色が異なるものを、クレリックシャツと呼びます。
基本的には襟の色は白で、本体が単色やストライプ、もしくはチェックなどの柄になっています。
これも、ブリティッシュスタイルのスーツに合わせるのが基本です。
まとめ
いかがでしたか。
今回ご紹介したとおり、ワイシャツと言っても様々な種類のものが存在します。
そして、どのワイシャツをどのスーツに合わせるか、といったルールも存在するために、それを理解していれば、周りに差をつけることができるでしょう。
しかし最近では、細身でおしゃれなスーツが主流となっています。
そのため、ワイシャツとスーツのコーディネートに関するルールを無視しても、おしゃれに着こなすことは可能です。
購入の際には、試着をしたり、コーディネートの様子をイメージすることで、ふさわしい商品を入手できるでしょう。
それでも、上記で述べたルールを知っておくと「あの人はスーツに関する知識がある」と、周りから一目置かれますので、伝統的なコーディネートを楽しむこともお勧めです。