自然を感じられて、魚とのやり取りが楽しめる海釣りは、男のロマンでもあります。
海釣りには、何が釣れるかわからない高揚感を感じられるのですが、同時に危険もあるので注意が必要と言えます。
海釣りでは、多くの危険生物が生活していて、釣り人に危害を加える生物も多いのです。
釣り初心者であれば、釣れた生物が危険かどうか分からない事から、怪我をしてしまう事は良くある事です。
海釣りを行う上で、危険生物について理解しておく必要があります。
小さな殺し屋 ハオコゼ
釣り人には馴染みのある魚で、釣りの外道(狙っている本命以外の魚)として良く釣れる魚です。
サイズは小さく、大きくても10センチほどで、見た目はカサゴに似ています。
カサゴに似ている事から、勘違いして触る人も多いんですが、背ヒレに毒の棘を持っていて、触ると激しい痛みに襲われます。
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— さちこ 6/8-9アクアトトぎふ (@morisachi713) 2018年10月18日
刺されるというよりは触れるだけで、刺された場所が腫れあがります。
ハオコゼに刺されると、釣りどころではなくなってしまうので、数時間痛みに耐える必要があります。
もし釣れてしまったら、背びれを触らないように、ラジオペンチなどを使って針をとる事をおすすめします。
ちなみに、ハオコゼは食べれない事もないようですが、基本的に食用にする人はいないです。
圧倒的見た目 ガンガゼ
ガンガゼは、いかにも怖そうな名前ですが、魚ではなくウニの仲間です。
積極的に釣れる事はほぼないですが、針に引っかかって釣れてしまう事も、あり得る話です。
ガンガゼの特徴は、通常のウニと比べると、針の長さが圧倒的に異なります。
タッチプールスペース内の小さな水槽にいるウニの仲間、ガンガゼ。ムラサキウニに似ていますが、トゲがとても長いのが特徴的な毒を持ったウニです。トゲは折れやすく刺さると抜けないので海で出会ったら触らないように注意!#足立区 #生物園 #ガンガゼ #海の生きもの pic.twitter.com/Dtf63v9bRi
— 足立区生物園 (@seibutuen_info) 2018年8月25日
ガンガゼの針はとても長く、より痛々しい見た目をしています。
ガンガゼが釣れてしまった時には、無理をせず糸を切ってしまった方が無難と言えます。
可愛い見た目に騙されるな ゴンズイ
ゴンズイは、ハオコゼと一緒に海釣りで釣れる外道の一つです。
たちが悪い事は、ゴンズイは群れで行動しているので、一匹釣れるとゴンズイの連鎖が止まらない場合もあります。
ゴンズイは、胸びれと背びれに毒の棘があり、刺されると激痛に襲われます。
ゴンズイに刺されたら、出来れば50度ほどのお湯で、患部を温める事が一番良い方法とされていますが、実際にお湯の準備をしている釣り人は少ないので、痛みが酷いようであれば病院に行くことが良いと言えます。
「ゴンズイ玉」です!
毒を持っているので、
敬遠されがちな「ゴンズイ」ですが・・・よく見るとなかなか可愛い顔してます♪♪#下田海中水族館 #下田観光 #下田オススメスポット #ゴンズイ #ゴンズイ玉 #危険生物 #ブサカワ? #カワイイ #食べると #美味しい pic.twitter.com/WB2e70KvD8
— 下田海中水族館 (@aquariumshimoda) 2018年10月11日
ゴンズイの毒針は鋭く、とても長いので、深く刺さってしまうと、完治にも時間がかかるので注意が必要です。
ちなみに、ゴンズイは味噌汁などで美味しく食べる事も出来ます。
仮に、食べる際にゴンズイが死んでいたとしても、毒は残っているので、油断しないで調理すると良いです。
食べておいしい アイゴ
アイゴは、釣りの対象魚として人気の魚でもありますが、ヒレに毒をもつ棘があるので注意が必要です。
見た目も刺々しいので、一見しても分かると思います。
ジンジンしつこく痺れるような痛みが続き、傷口から口で毒を吸い出しても、口に虫歯や傷がある場合には口が痺れてしまいます。
痺れたようなだるいような感覚が、5時間から6時間続きます。
お待ちかね\(^o^)/#釣り #三浦 #荒崎 #アイゴ pic.twitter.com/yOySFTooR8
— さわっち (@sawatch_fishing) 2018年11月11日
翌日になれば、痛みの感覚は取れて無くなりますが、その日の釣りは出来なくなると言っても過言ではないです。
アイゴの注意点としては、特に汽水域に生息している個体は、人体に大きなダメージを与える細菌がいると言われています。
沿岸部の海水は、空気中と違って細菌濃度が非常に高いことから、放置していると死に至るダメージを与える細菌もいるので、注意が必要と言えます。
アイゴは、釣り対象魚としても人気が高く、美味しくいただけますが、毒の棘は除去してから持ち帰る事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
海釣りは、食べれる魚や新しい発見、魚とのやり取りが感じられるロマンが詰まっていますが、生物によっては毒をもっていて、人間にダメージを与える個体もいるので、注意が必要と言えます。
毒を持つ危険生物について、知識を深める事が大事と言えます。