1999年に結成された「いきものがかり」。
2006年にメジャーデビューしてから、数々のヒット曲を手掛けてきました。
2021年には、ギター&ハーモニカの山下穂尊さんが脱退。
しかし、2人体制となってからも、その勢力は衰えません。
バントの魅力は、吉岡聖恵さんの澄みきった歌声とメッセージ性が高い世界観にあります。
そこで今回は、いきものがかりの「心に染みる泣ける名曲」を5つご紹介します。
大切な人と聴きたい「茜色の約束」
2007年10月にリリースされた7枚目のシングルで、誰かを愛する事の切なさと嬉しさが溢れています。
「大切な人との一瞬一瞬を大切にしたい」という思いが込められたナンバー。
強くシンプルなメッセージは、幅広い世代のリスナーの共感を呼ぶこと間違いなし。
泣いたり笑ったり、毎日の生活の中で繰り返される何気ない日常。
いきものがかり
茜色の約束 pic.twitter.com/u4EqAhnYtv
— いきものがかり☆TV (@muqcmatc) April 28, 2018
でも、その日常こそが、かけがえのない宝物なのだと教えてくれているのです。
たとえ、2人が離れる事になったとしても、歩んできた道は決して消える事はありません。
茜色の空を見上げながら、寄り添う2人が見えるようです。
大切な人が出来た時には、一緒に並んで聴きたくなる名曲。
揺れ動く心を描いた「YELL」
2009年9月にリリースされた15枚目のシングルである「YELL」は、合唱曲として多くの学校で採用されています。
第51回日本レコード大賞優秀作品賞など数々の賞を受賞し、多くの世代から愛され続けているメンバー同士の掛け合いが美しいバラード。
この曲の魅力は、思春期の心を投影した歌詞にあります。
思春期というのは、自分でも自分の気持ちがわからず戸惑うものです。
これ、卒業式のときに、歌ったやつや!
YELL | NHK みんなのうた 【うた】いきものがかり【作詞】水野良樹【作曲】水野良樹【映像アニメ】アニメ:南家こうじ【初回放送】2009年08月〜09月 #みんなのうた #YELL #いきものがかり https://t.co/IloVVEz4XQ— 合唱部員 (@ongkuzki) August 28, 2023
自分とは一体何なのか、どこに向かって羽ばたけばいいのか。
焦りや不安を感じながら、それでも未来へ向かっていくのだという心情が手に取るようにわかります。
新しい世界へ旅立つ人に、そっと寄り添ってくれる。
そんな楽曲です。
疾走感がたまらない「ブルーバード」
2008年7月にリリースされた10枚目のシングルで、テレ東系アニメ「NARUTO-ナルト- 疾風伝」OPテーマ曲でした。
まさに新境地と言っても過言ではないこの楽曲。
疾走感溢れるアップテンポのロックチューンで、夢を追う気持ちを「青い鳥」になずらえた歌詞と、ハーモニカを採り入れたサウンドがどこか懐かしく、とても印象的。
一気に駆け抜けるような疾走感と共に、前だけを見つめる強さを感じさせる歌詞。
いきものがかり 『ブルーバード』pic.twitter.com/7qB7AUfqNa
— Саруулхан💙 (@SaruulhanA) April 10, 2022
印象的なサビから始まり、どんどん加速していくメロディは、焦りや不安を振り払うかのようです。
そして、もう二度と戻らないという決意を感じさせる歌詞がグッときます。
歌詞に出てくる空や鳥は、自由や希望を表しているかのよう。
何かに迷った時には、思いっきり背中を押してくれる。
そんな楽曲です。
儚く美しい、メジャーデビュー曲「SAKURA」
2006年3月にリリースされたメジャーデビュー曲「SAKURA」は、バンドの代表曲でもあります。
日本人にとって特別な存在の「桜」を通して、過去の思い出を受け止めつつも、未来へと動き出そうとするひとつの青春像を描いたナンバー。
和風のメロディと歌詞、そして吉岡聖恵さんの澄んだ歌声がピッタリ合っています。
まるで、桜がヒラヒラと舞い降りてくるような儚げなメロディが、聴く人の心を切なくさせます。
いきものがかり
SAKURA 聖恵ちゃんのアカペラ pic.twitter.com/Iny7NEKgpg
— いきものがかり☆TV (@muqcmatc) June 5, 2018
曲が流れると同時に、桜が舞い落ちる情景が浮かんでくるような歌詞も魅力的。
過去の恋というのは、決して辛いばかりではない。
そこから、また新しく始まるのだと教えてくれます。
失恋した時には、この曲が優しく慰めてくれます。
温かく優しい、映画「銀河鉄道の父」主題歌「STAR」
2023年5月にリリースされた9枚目の配信限定シングルで、映画「銀河鉄道の父」の主題歌。
映画のテーマでもある、家族愛に寄り添った温かいメッセージの詰まったミディアムバラード。
2人体制となって、初めてとなる楽曲「STAR」。
ミディアムバラードで、包み込むような優しさが感じられるメロディです。
いきものがかり、映画『銀河鉄道の父』主題歌に新曲「STAR」書き下ろし https://t.co/OPBbvQJf7e pic.twitter.com/jhnPuHWMEA
— Billboard JAPAN (@Billboard_JAPAN) January 17, 2023
映画「銀河鉄道の父」のために書き下ろされたこの曲には、親が子供に対して抱く無償の愛が描かれています。
親が、どのように子供の事を愛し見守っているのかが、ヒシヒシと伝わってきます。
辛い夜には星空を眺めたくなるような、そんな名曲です。
まとめ
いかがでしたか。
「いきものがかり」の楽曲には、様々な人へのメッセージが込められています。
将来に対して不安を抱いている人や、新しい世界へ旅立つ人、そして愛する人と歩き出そうとしている人。
そんな心情にそっと寄り添い、「頑張れ」と背中を押してくれます。
何かに迷ったり不安に押しつぶされそうになった時には、「いきものがかり」の名曲の数々が励ましてくれますよ。