ボーカル、作詞作曲を担当するACAねを中心に、流動的なバンドメンバー構成で様々な世界観を作り上げていく特定の形を持たない音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」
通称は「ずとまよ」。
2018年6月、YouTubeに「秒針を噛む」のMVを投稿。
すると、アニメーションのMVや独特な世界観の歌詞が話題となり、再生回数は7000万回を突破。
ネット発の大ヒット曲となりました。
ポップな中にも心の揺れ動きを的確に捉えた音楽性と、それを具現化したアニメーションMVは毎回話題を巻き起こし、その目と耳に強く訴えかける作品力は何度でも視聴したくなります。
それは、魅力的かつ極めて中毒性の高い内容といえます。
今回は、そんな「ずとまよ」の楽曲の中から、独断と偏見で選んだ「ライブで盛り上がる曲」ベスト5をご紹介します。
全国ツアーやさいたまスーパーアリーナでの2daysなど、精力的にライブ活動を続けているバンドのライブだからこそ感じられる魅力もお伝えします。
三味線の音色が生きた一曲「機械油」
2021年2月リリースの2ndフルアルバム「ぐされ」に収録されています。
この曲は、津軽三味線のソロから始まります。
ロックの世界観に「津軽三味線」という和の音色が絶妙にマッチし、音楽の面白さを感じられます。
ハンマーもって電子レンジ叩きながら機械油うたってたの意味分かんなくて好きだし、白衣着てるACAねさん、最高に可愛かったし、とりあえず最強だった!ずとまよほんとすき#ずっと真夜中でいいのに pic.twitter.com/NmXmPHEos4
— パンダ🐼 (@zutomayopan_07) May 16, 2021
ボーカルのACAねさんの電子レンジを金属の棒で叩いた音も混ざり合わさり、今までのライブにはなかった音の重なりが新しいです。
電子レンジを叩くなんて演出は今や定番ですが、初めて見る方には驚きかと思います。
ミドルテンポの爽やかなメロディー「MILABO」
2021年2月リリースの2ndフルアルバム「ぐされ」に収録されています。
ライブ中盤に欠かせない1曲で、ミドルテンポの爽やかなメロディーが特徴です。
ミラーボールが頭上に現れるダンスチューン。
サビでは是非、ライブグッズの「しゃもじ」を左右に揺らして踊りましょう。
#ズビの今週の好きな曲紹介 #2
MILABO-ずっと真夜中でいいのに。ずとまよは好きなんだけどその中でも1位2位を争うレベルで好きですね〜
BOW!!すき()
MVが考察いっぱい出来そうなストーリーチックなのもいいよね
アフロの巻物ブンってやるとこかっけぇ笑 pic.twitter.com/Y0woSys5NO— ズビシガメ (@zubibin456) July 15, 2022
そうすれば、会場が一体となる感覚を味わうことができます。
MVはアニメーション仕立てで、「秒針を噛む」「脳裏上のクラッカー」「ハゼ馳せる果てるまで」のMVも担当したWabokuが制作を手掛けています。
高音ボイスが爆発「正義」
2019年10月リリースの1stフルアルバム「潜潜話」に収録されています。
ACAねさんの力強くも透き通った高音ボイスが爆発する楽曲です。
ラスサビに入る前のセリフはライブごと変わるので、ぜひ注目してみてください。
例えば、
「ライブ開催地の名産品」
「ライブタイトルにちなんだ言葉」
「ACAねさんの興奮が伝わる言葉」
など、こういったところでも楽しませてくれます。
ずとまよ。の「正義」のMVで好きなところ pic.twitter.com/sVFQJyCx5W
— いっとく (@Arch_37458) May 9, 2019
こちらの楽曲は、オーラスからの盛り上がりが最高です。
ACAねさんの華奢な身体のどこからそんなパワフルな声が出ているんだろうと思ってしまうほどのロングトーンは最高です。
「Spotify」TVCMソング「あいつら全員同窓会」
2021年6月にリリースされた11作目のデジタル配信限定シングルです。
SpotifyのTVCMソングとして発表され、「ずとまよ」の代表曲の1つとして広く知られているのではないでしょうか。
今週の石川は『あいつら全員同窓会』です。ずっと真夜中でいいのに。です。
とにかく歌詞が独特すぎる世界感。それがクセになる楽曲。個人的にずとまよの楽曲はベースがすごくよくて、まるでもうひとつのメロディーのような主張性が好きです。良曲。#今週の石川#ずとまよ #あいつら全員同窓会 pic.twitter.com/8v7WRHhm6C— 今週の石川(音楽紹介専用アカウント) (@issiy19840709) June 20, 2021
強いメッセージ性の込められたこの楽曲ですが、サビではそんな思いを吹き飛ばすかのように「しゃもじ」を振って踊って跳んで…、楽しめること間違いなしです。
ネット発の大ヒットデビュー曲「秒針を噛む」
2018年8月にリリースされた1作目のデジタル配信限定シングルで、ライブの定番曲です。
デビュー曲でもあるこの楽曲は、YouTubeにMVを投稿。
すると、アニメーションのMVや独特な世界観の歌詞が話題になり、7000万回再生を突破し、ネット発の大ヒット曲となりました。
現在でも、リリースから時が経っても全く色褪せない「ずとまよ」を代表する1曲といっても過言ではないと思います。
ライブならではのアレンジは、これぞ「ずとまよ」というような圧巻のパフォーマンスです。
ラスサビ前の「このまま奪って 隠して 忘れたい」というフレーズで大合唱をしましょう。
秒針を噛む – ずっと真夜中でいいのに。https://t.co/HwSvO24DS3
ずとまよ初期のハキハキした歌い方が好きなんだよな pic.twitter.com/7biWoUIhMO
— オドロシライダー (@Odoroshi_Rider_) July 11, 2022
コロナ禍で声が出せなくなってしまいましたが「しゃもじ」があります!
ずとまよ演奏隊になったつもりで、リズムに合わせて「しゃもじ」を叩きましょう。
ACAねさんから難しい(!?)リクエストがあるかもしれませんが、会場の心を一つにして演奏してみてください。
「この曲が終わるのが名残惜しい…」
そんな感覚になること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたか。
「ずとまよ」の楽曲はどれも魅力が詰まっています。
また、ライブセットは細部までこだわり抜かれていて、世界観も含めて1つの作品としてライブを楽しむことができます。
あっと驚くような工夫に満ちていて、何度言っても楽しめるライブです。
さいたまスーパーアリーナでの2daysはセットリストや会場セットですらも変更され、2日間を通して一つの作品として完成させたもので、「ずとまよ」にしか作れない空間でした。
普段聴いている音源とは一味違った、ライブならではのアレンジとパフォーマンスをぜひ会場で楽しんでみてはいかがでしょうか。