冬になると、なぜか気持ちが切なくなったり、雪が降る景色が幻想的に見えたりするものです。
そして、私には冬になると思い出す歌声があります。
藤井フミヤさんの歌声が、私はとても大好きです。
歌声そのものが素晴らしい、というのもありますが、その見事な音域はデビュー当時から殆ど変わりません。
全てを包み込むような歌声は、寒い夜にとても聴きたくなります。
そこで、ぜひ聴いて欲しい藤井フミヤさんの曲を5曲、ご紹介したいと思います。
Another Orion
10枚目のシングルとして1996年に発売され、ご自身主演のドラマ主題歌としても知られています。
出だしの歌詞から既に冬を連想させ、それでいて、暖かな曲です。
愛する人との一時の別れではなく、再会を約束する、とても前向きになれる曲です。
繋いだ手を離し、別々の道を歩んでも、また巡り会える。
その事を、夜空に輝くオリオンに願おうというもので、壮大な曲調で紡がれる恋物語がとても切なくて、聴き終えた後には、オリオン座を探したくなる曲です。
別れを題材にしているのに、暗い気持ちにはならないというのが、この曲の素晴らしいところでもあります。
DO NOT
1997年に発売された、12枚目のシングルです。
まさに王道のラブソングといえる曲です。
愛する人を、ただひたすらに愛し、守り抜くと誓ったこの曲は、まさに恋人同士に聴いて欲しい曲です。
爽やかな曲調と、どこまでも深く広がる歌声は、冬の景色とよく似合います。
冬を題材としている訳ではないのですが、「真っ白なふたりにもどろう」という歌詞が雪を連想させる曲です。
カップルで聴いてほしいと思う曲です。
わらの犬
1998年に発売された14枚目のシングルとして発売された曲です。
とても切なくて、聴いていると胸が締め付けられるほどの感じがします。
わらの犬というのは、何も出来ない自分を表現したもので、愛する人が哀しみの雨に打たれても、自分には守る事が出来ないという、まるで映画のワンシーンのような歌詞が特徴的です。
曲を聴くだけで、どしゃ降りの雨と、悲しげにたたずむ女性の姿が浮かびます。
冬の夜。
切ない気持ちになりたい時には、聴きたい曲です。
Go the Distance
2014年に発売されたシングルで、もちろん曲の内容は、冬を題材としたものではありませんが、その深い歌唱力と同様に、歌詞の奥深さも素晴らしいです。
この曲は、カバー曲なのですが、藤井フミヤさんが歌うこの歌詞は、未来への希望で溢れています。
冬になると、どうしても気持ちが暗くなりがちになってしまいます。
そんな時には、この曲を聴くだけで、前向きな気持ちになれます。
真実の愛を求める事の素晴らしさを、純粋に歌った愛の歌です。
終わらないでクリスマスイブ
2012年に発売されたミニアルバム「Winter String」に収録されている曲で、まさに冬にぴったりの名曲です。
クリスマスイブの夜に、どうしても恋人に会いたいと思う気持ちが溢れる一曲です。
どうして、クリスマスイブがこれほどまでに特別なのか。
聴きながら、クリスマスイブに想いを馳せる曲です。
恋人の元へと、懸命に走る男性の姿が目に浮かぶようです。
まとめ
いかがでしたか。
あらゆる季節の中でも、冬はとても特別な季節です。
華やかなイベントも多いですが、時には切ない気持ちになりたかったり、過去の思い出に想いを寄せたい季節でもあります。
そんな時には、やはり素敵な音楽を聴きたいと思うものです。
特に、雪が降りだすと景色がとても幻想的に見えて、イルミネーションに彩られた町並みは、まるで空想の世界に迷い混んだかのように感じるものです。
そんな素敵な夜には、素敵な音楽を聴いて欲しいと思います。