特別な事情がある子どものための「ホームスクーリング(自宅学習)」とは? ~学校に行かない「ホームスクール」~

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日本では耳にしたことがない人が多い「ホームスクーリング」ですが、アメリカなどの海外ではこの制度を利用して「学校に行っている」子どもが多くいます。

様々な事情で、一般的な学齢期の子どものように学校に通うことができない子どもが、自宅で授業を受けて勉強するという制度です。

ホームスクーリングの在り方とアドバンテージ

想像しやすい例で言うと、オリンピックを目指しているレベルのアスリートや有名子役、また身体が弱くて、どうしても学校に通うのが困難な子どもなど、何らかの特殊な事情を抱えた子、或いは親の方針により、一般的な公立や私立の学校に通うことが困難な子はたくさんいます。

日本では、そういった子どもでも、何とかして無理してでも学校に行く子が多いと思います。

義務教育の場合は、ほとんどそうでしょうね。

しかし、アメリカやヨーロッパでは、ホームスクーリングはそこまで珍しくはありません。

ホームスクーリングとは、要するに自宅で学校の勉強をするということです。

先生を雇って、自宅に呼んで授業をやってもらい、宿題も見てもらう家庭もいます。

それと同時に、子どもの親が先生になる場合もあります。

結構、後者が多いものです。

また、ネットなどで、オンデマンドの授業を受けることができるホームスクーリングのプログラムもあります。

日系アメリカ人のフィギュアスケート選手、長洲未来さんは、高校生のとき、自分でネットを使い、オンラインでの講義を受けながら、自分で高校の勉強をするといった形のホームスクーリングを受けていました。

こういった場合、自宅での「学校」で、何が学ばれているかを証明するためのもの、及び統一試験の受験の結果の提出を求める国や地域もありますし、規定が緩く、ほとんど何も求めない場合もあります。

当然、授業時間や授業の進め方も自由で、子ども一人、或いは年齢が異なる兄弟も一緒に授業を受ける場合は、複数の少人数の子どもと先生との授業になるので、大勢のクラスメイトに無駄に時間をとられてしまうことがない、というアドバンテージがあります。

実際、ホームスクーリングを受けた子どもの多くは、アイビー・リーグなどの優秀な大学に進学しています。

いじめに遭うということもなく、時間や授業の進め方や内容に関しても、大幅に自由が効くという便利な点があります。

ホームスクーリングの欠点や難しい部分

自分だけのペースで、先生とほぼ一対一で勉強できるということは、とても魅力的に聞こえるでしょうし、実際、得意分野に関しては、学年など関係なくどんどん先に進むことができ、苦手分野も先生とじっくりと時間をかけて克服することができます。

しかし、やはりホームスクーリングとは、良くも悪くも自由な勉強の仕方であるため、一般的な学校に通う子どもに比べ、経験できないことも幾つかはどうしても出てきてしまいます。

集団で行動することは、ときに無駄な時間を過ごすこともあります。

特に、授業の妨害をするようなクラスメイトが何人もいたら、その分授業時間が減ってしまうわけです。

しかし、実際の社会は、そういった色々な人々でできているものであるため、学校といった子どもの社会で、現実的な社会の一部を小さい頃から経験することにより、将来に備えて行くわけです。

その経験がないと、やはり学齢期の子どもとしての経験も乏しくなるわけですし、打たれ弱くなる可能性はあるかもしれません。

しかし、ホームスクーリングを受けている子どもの親の多くは、それを避けるためにスポーツなどの習い事を通して、年の近い子どもたちとの交流を子どもにさせるようにしています。

また、あまりにも時間の使い方も自由が効くため、規律ある生活を保つのも難しいかもしれません。

学校は、嫌でも毎朝同じ時間に始まり、同じ教室で決まった時間の間授業を受け、宿題にも当然締め切りがあります。

テストの日を延期することもできません。

ホームスクーリングでは、良くも悪くも自由が効くため、自分だけの都合でスケジュールの変更が効くのが当たり前、という考えが身に付いてしまう可能性があります。

しかし、中にはこれを防ぐために、厳しく「授業時間」をコントロールする親もいるので、親と子ども次第だとも言えます。

まとめ

いかがでしたか。

日本では、まだまだ普及する気配のないホームスクーリングですが、日本も学校に行く時間がとりにくい有名子役タレントやアスリート、特殊なバックグラウンドや身体の事情を抱えている子どももいることは変わりありません。

将来、ホームスクーリング制度が、日本でも普及する可能性は十分あるでしょう。

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