皆さんは普段、いつどこで音楽を聴きますか?
何かと忙しい現代人、家でじっくり音楽を聴くより、レンタルCDをiPodやスマートフォンに落とし込んだり、ダウンロードして聴いている方が多いと思います。
ですが、私自身もそうなのですが、やはり音楽フリークにとっては、好きなCDを買って部屋に並べてニヤニヤするのも、楽しみの一つだったりします。
レンタルで済ませれば、キャンペーン期間中なら、1曲あたり約20円で楽しめてしまうこの時代に、敢えて安くないCDを買うわけですから、せっかくなら後悔したくないですよね。
というわけで、私なりのCD選びのコツを皆さんにご紹介します。
「好きなアーティストの新譜だから買う」はNG?
まず、CD選びに失敗しやすいパターンの定番が、好きなアーティストの新譜を、好きなアーティストだからという理由だけで買うことです。
愛は盲目と言いますから、好きなアーティストのCDだからいいに決まっている、という気持ちも分かります。
ですが、アーティストも人間である以上、毎回毎回、最高傑作を産み出し続けるのは、至難の業です。
それに、例え毎回、クオリティの高い作品を産み出しているとしても、作風が変わることによって、新譜は自分の好みには合わなかった、なんてことも考えられます。
以上の理由から、ただ好きなアーティストだから、という理由だけでCDを買うのは、安心なようでいて実はリスキーであると言えるのです。
一点豪華主義よりトータルバランス
あなたは、時計は何百万もするものを着けているが、靴はボロボロ、服はヨレヨレの人を見て、オシャレだと思いますか?
誰も、そうは思わないですよね。
これは、音楽CDにも同じことが言えます。
つまり何が言いたいかというと、シングル曲やMVになっている曲は、物凄く凝っていてカッコいいけれど、それ以外の曲が、明らかにやっつけ仕事で作られているようなアルバムは、アルバムとしては駄作である、ということです。
テレビやラジオは、大抵メインの曲を流すので、それだけで判断してCDを買うと、上記のような、一点豪華主義的なアルバムを買わされることになりかねません。
なので、出来ればCDショップの試聴コーナーで、1番ずつだけでいいので、アルバムの全体像を掴みましょう。
トータルバランスの優れたアルバムというのは、えてしてアルバム全体を通してストーリーがあるものです。
また、アップテンポな曲やスローバラードや実験的な曲とが、ちょうどいいバランスで収録されているのも、いいアルバムであると言えるでしょう。
そのバランスを知るためにも、全曲を少しずつ聴いてみるべきなのです。
案外悪くないジャケ買い
ジャケ買いに抵抗のある方は、少なからずいると思います。
かくいう私もそうでした。
ですが、ブックオフなどの叩き売りワゴンセールとかであれば、まだ手が出せるのではないでしょうか。
私が初めてジャケ買いしたのは、ブックオフで買ったWrong Scaleの「Triangle To Square」でしたが、1曲も知らずに買って聴いたら、とてもカッコよくてハマりました。
では、何故ジャケ買いは意外と悪くないのでしょうか。
アーティストは曲だけでなく、ジャケットのアートワークにもこだわってCDを作ります。
そして、そのアートワークによって、きちんと曲のイメージが伝わるように工夫しています。
例えば、冬の歌なら雪の絵、夏歌ならビーチの写真などを持ってくるでしょう。
どのアーティストも、あまりにも曲のイメージとかけ離れたアートワークは、持ってこないはずです。
なので、ジャケットに惹かれたということは、そのアーティストが曲で伝えたいメッセージや世界観に惹かれたということになります。
よって、ジャケットに惹かれて買ったCDは、曲も気に入る可能性が高い、ということになるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
普段はあまりCDを買わない方も、たまにはCDを手に取り、アーティストの魂にじっくり触れてみる、そんな音楽の聴き方もいいのではないでしょうか。