冬になると、どうしても聴きたくなるアーティストがいます。
それは、山下達郎さんです。
山下達郎さんの声は、いつも優しくて、柔らかくて、まるで暖炉の炎のようです。
夏の爽やかなイメージもありますが、私は冬の寒い夜にこそ、山下達郎さんの曲を聴きたくなります。
それでは、私が聴きたくなる山下達郎さんの名曲をご紹介したいと思います。
代表曲の1つ「クリスマス・イブ」
1983年12月にリリースされた12作目のシングルで、J-POPクリスマスソングの定番曲です。
この曲は、言わずと知れた山下達郎さんの代表曲の1つです。
驚く事に、発売されて、もう35年がたちました。
当時、まだ幼かった私は、この曲の意味さえよく分からずに口ずさんでいました。
ですが、年月がたち、私も恋をして、失恋をしていく内に、この曲の歌詞がどんどん染みてきました。
「JR東海X’MAS EXPRESS」 CM
出演:牧瀬里穂
♬︎ クリスマス・イブ
歌:山下達郎/作詞曲:山下達郎@retoro_mode pic.twitter.com/eEPwFunalB— 青空 (@Lrigkseulb) December 22, 2022
歌詞の中では、男性が女性を待ちわびていますが、私は、雪が降る中、来ない彼を待ち続けていました。
この曲を聞く度に、当時の事を思い出します。
本当はとても哀しい曲なんですけど、山下達郎さんの優しい歌声が、ただ哀しいだけではなく、どこか希望を感じる歌詞とメロディに勇気づけられました。
TBS系ドラマ「冬のサクラ」主題歌「愛してるって言えなくたって」
2011年3月リリースされた47作目のシングルで、TBS系ドラマ 「冬のサクラ」主題歌でした。
このドラマは、恋をした事がない男性と、記憶を失った女性の切ない恋物語を描いたものでした。
舞台が冬の山形で、その雪の降り積もる光景と、この曲がピッタリとはまるんです。
寒くなると観るドラマ冬のサクラ
剛と共演すると綺麗に映ると女優さん
の間で噂になってるというゴロさんの
言葉がよぎります。今井美樹さんとても
綺麗なのはもともとだけど笑顔が少女
の様になっていくのはつよぽんの純粋さがそれを引き出していると思います。
山形の雪景色も綺麗#草彅剛 pic.twitter.com/DIotmh1aXQ— mikalin (@monyagin) 2018年11月14日
出だしの歌詞である「雪の中で咲いていた小さな花びらに」を聞いただけで、ドラマのシーンが浮かんできます。
山下達郎さんの曲は、ドラマの主題歌になる事も多いのですが、特にこの曲はドラマの内容とピタリと合っていたと思います。
曲を聞く度に、しんしんと降り積もっていく雪が浮かびます。
静かなピアノの音で始まる「FUTARI」
1982年に発売されたアルバム「FOR YOU」収録曲です。
静かなピアノの音で始まるこの曲は、どこかジャズの流れに似ていると思うんです。
そこに、山下達郎さんの切ない歌声が、どこか悲しげに聞こえます。
なぜ冬になると、こんなにも切ない歌が似合うのかと思います。
特にこの曲は、一人で静かに聴きたい曲です。
次の @YouTube 再生リストに動画を追加しました: https://t.co/Pu0A0su9E1 山下達郎/Futari
— atmo (@atmo) 2019年1月23日
曲の内容は、愛する二人の心を歌っているのですが、なぜか孤独を感じてしまう曲なのです。
冬の夜空を見上げながら聴きたくなる。 そんな曲です。
本日10/10は #ドラムの日 ということで、山下達郎好きのスタッフがオススメする曲はこちら!
山下達郎氏の『FOR YOU』に収録の「FUTARI」!!
青山純氏も自身でベストプレイの一つに挙げていた名バラード!!
ぜひ聞いてみて下さい😍 pic.twitter.com/bXLvWEGJ7j
— ディスクユニオン新宿BF日本のロック館 (@diskunionBF) 2018年10月10日
映画「陽だまりの君へ」主題歌「光と君へのレクイエム」
2013年10月にリリースされた48作目のシングルで、映画「陽だまりの君へ」主題歌でした。
歌詞の中に「過ぎ行く夏」、「近づく冬」と出てくるんですが、この曲の中には、1年が全て詰まっているような気がするんです。
出典:Movie Walker
そして、冬の中でも暖かな陽だまりを連想させる曲です。
不思議な女性との恋愛を描いた映画の内容と、よく合っていました。
フジ系ドラマ「薔薇のない花屋」主題歌「ずっと一緒さ」
2008年3月にリリースされた43作目のシングルで、フジ系ドラマ「薔薇のない花屋」主題歌でした。
まず、この曲はCDのジャケットに惹かれました。
手を繋ぐ男女の、手だけをアップにしたものなのですが、それだけで、どんなに二人が愛し合っているのか伝わります。
本日のすかいぽ談義は「QUEEN放送前にTけ内しゃんのフジ系ドラマ出演作を振り返ってみよう」からの薔薇のない花屋。男手ひとつで娘を育てる主人公・汐見英治と、その前に現れる盲目の女性・白戸美桜を中心に描かれるラブストーリー。キムタクがTけ内しゃんに「怖すぎる」と言った盲目のお芝居も必見。 pic.twitter.com/B28TtyDcVe
— よしっち(YoSwitch) (@YoSwitch) 2019年1月7日
この曲は、ドラマ「薔薇のない花屋」の主題歌で、愛する人が残した女の子を育てる男性の心情を表した歌詞でした。
「あなたとふたりで生きて行きたい」という歌詞が、とても印象的でした。
ドラマの主題歌は、ドラマの内容と曲の内容が違うと、どちらの魅力も欠けてしまうのですが、この曲はそんな事はありませんでした。
曲の力でドラマは盛り上がり、ドラマの力で曲の魅力も倍増するようでした。
まとめ
いかがでしたか。
山下達郎さんの歌声は、透明度が高くて、聴いていると、真っ白に降り積もる雪や、結晶のまま降ってくる綿雪を思わせます。
寒い季節。
無意識に、暖かな歌声を求めているのかもしれません。
山下達郎さんの歌声を聴くと、寒い冬が、寒いだけではなく感じる事が出来ます。