奄美大島出身の女性歌手「元ちとせ」。
民謡を思わせる独特な節回しの歌声が彼女の特徴であり、また大きな魅力でもあります。
今回は、そんな「元ちとせ」の楽曲から、特にオススメな5つの曲をご紹介します。
どれも、心からオススメする楽曲ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
ドラマ「氷点2006」主題歌「六花譚」
タイトルは「ロッカバラッド」と読みます。
2008年にリリースされた4作目のオリジナルアルバム「カッシーニ」に収録されています。
この曲は、テレビ朝日系スペシャルドラマ「氷点」テーマソングに使用されました。
落ち着いた曲調から、サビに向かって盛り上がるほどに、「どこまで上がるの!?」と驚くくらい声のトーンが上がっていきます。
その美しい声の技巧が、ストレートな想いを綴った歌詞と絡まり合い、聞く人の胸を打つのです。
タイトルだけ見ると難しそうな歌に感じられますが、その分、多くの人が共感しやすい曲なので、元ちとせ初心者にもぜひオススメしたい1曲です。
スキマスイッチの楽曲をカバー「雫」
2010年にリリースされたカヴァーアルバム「Orient」に収録されています。
アニメ「獣の奏者エリン」の主題歌であるスキマスイッチの楽曲を、元ちとせがカバーした作品になります。
スキマスイッチのバージョンとは雰囲気がガラリと変わっているので、元の楽曲を知っている人にも、ぜひ聞いてみてほしい1曲です。
この曲を初めて聞く人は、元ちとせのイメージとはやや異なるアップテンポな曲調に、少し驚くかもしれません。
しかし、元ちとせの伸びやかな歌声、そして独特な節回しは、バラードはもちろん、この「雫」のようなアップテンポな曲でも遺憾なく発揮されるのです。
そのギャップをぜひ味わってみてください。
テンポが心地よい「はなだいろ」
2006年にリリースされた3作目のオリジナルアルバム「ハナダイロ」に収録されています。
こちらも、先にご紹介した「雫」とはまた違った意味で、聞く人を驚かせる1曲です。
アップテンポで、曲調は「オーソドックスなJ-POP」という雰囲気を持ったこの曲は、「ワダツミの木」や「語り継ぐこと」しか知らない人にとっては、予想外なのではないでしょうか。
しかし、この曲はそれだけ、聞く人を選ばない曲であるともいえます。
この曲は、メロディ・歌詞ともに明るく前向きで、聞いていると心が軽くなります。
テンポが心地よく、音程も常に高すぎず低すぎずといった調子なので、カラオケで歌いやすい1曲でもあります。
「カラオケで歌いやすい元ちとせの曲」を探している人には、この曲を1番にオススメしたいです。
島唄特有の空気を醸し出した名曲「ワダツミの木」
元ちとせの代表作ともいえるこの楽曲。
2002年にリリースされたメジャーデビューシングルとなります。
ゆったりとしたバラード調の曲ですが、静けさと盛り上がりの対比が激しく、その強かな響きが胸を打ちます。
特に、畳みかけるようなラストは鳥肌モノです。
壮大な音楽に対し、歌詞はいたって素朴で、その内容は大人びているのに、不思議とひとつの童話のようにも見えます。
作り手の無垢な内面までが見えてきそうな、まさに代表作に相応しい美しい楽曲です。
アニメ「BLOOD+」ED曲「語り継ぐこと」
アニメ「BLOOD+」として使われたこの曲。
2005年にリリースされた第6作目のシングルとなります。
元ちとせを知らなくても、「この曲なら聞いたことがある」という人もいるのではないでしょうか。
しかし、サビはどこか力強く、特にタイトル通り「語り継いで」から始まる最後のサビは、鳥肌が立つほどの盛り上がりを見せます。
語り継ぐこと/元ちとせ
2005年に発売された曲です。
産休後、復帰第一弾の曲ですが、アニメの主題歌でした。かなりメッセージ性のある曲で、これまでの元ちとせの感じで好きでした。最高は12位でしたが、売り上げは4万と粘りました。 #元ちとせ— ゆう(音楽全般・スポーツ) (@ayuayu1987) April 6, 2018
そして、最後の最後はやはり静かに、幕が下ろされるのです。
比較的有名な曲なのでベタかもしれませんが、「元ちとせの曲を聞いてみたい」と考えている人には、真っ先にオススメしたい1曲です。
まとめ
いかがでしたか。
「元ちとせといえばバラード」というイメージを持っていた人もいるでしょうが、ご紹介したとおり、元ちとせの楽曲にはアップテンポな曲もあります。
しかし、どの曲も、一度聞けば「元ちとせの歌声だ」と分かるものばかりです。
色々な楽曲を聞けば、きっと気に入る1曲が見つかると思うので、ぜひ1度お気に入りの1曲を探してみてください。