各メディアで次々と取り上げられ、空前のブームとなっているのが猫です。
猫は、愛らしい顔と仕草が、現代人の疲れを癒してくれるとあって、飼う人はどんどん増えています。
ただ、猫を飼い続けるのは、決して簡単なことではありません。
そこで、猫を飼う前にしっかり覚えておきたいことについて、これから紹介していきます。
猫を飼い続けるための予算を調べておく
猫を飼う以上、当たり前ですが、コンスタントにお金がかかってきます。
キャットフードをはじめとした日々の餌代はもちろん、排泄物の臭いを消してくれる猫砂、遊んであげるためのおもちゃ、あるいはペット保険代や病気になった時の治療代など、ネコを飼い続けるには定期的にお金がかかります。
もしも、自分が生活していくのに精一杯であるにもかかわらず、無理して猫を飼い始めたら、出費がかさんで苦しめられるかもしれません。
ただ、猫に飼い主の金銭的な事情はわからないので、飼い主がすべての責任を追わないといけないです。
そして、猫を飼い続ける予算の見通しが甘くて、飼えなくなってしまうことは、極力しないようにしなければいけません。
ですから、猫を飼うのにかかるお金がいくらぐらいになるのか、予算をしっかりとリサーチしておき、大丈夫だと確信してから飼い始めないと後悔します。
猫の自由奔放な性格を許せるのか
猫が犬と決定的に違うのは、飼い主に対して必ずしも従順ではないという点です。
犬は飼い主との関係性をとても大事にしますから、ダメだとわかっていることは学習してやらないようになります。
犬は学習能力が高いため、とても扱いやすいです。
しかし、猫は必ずしもそうと限りません。
いたずらで物をバタバタと倒してしまったり、高いところに登って物を落としてしまったり、あるいはトイレの場所以外で用を足したり、絨毯の上に嘔吐したりなど、性格や生理的なことを理由に、人から見たらかなり自由奔放なことをします。
それに腹を立てて叱っても、残念ながら猫は単に怖がってしまうだけです。
猫には、そんなコントロールしにくい面があり、猫の自由奔放さに耐えなければいけないこともあります。
飼う前にはまったく想像できなかった、かわいいだけではない猫の一面を垣間見る可能性があるので、それでも飼えるのかどうかを飼い始める前に、よく自問自答しておくべきです。
猫の去勢及び避妊手術について理解しておく
人のモラルで考えたら、残酷なように思えてしまう猫の去勢手術や避妊手術ですが、猫を飼うなら、これらの手術はしておくに越したことはありません。
猫は何匹も子どもを生みますが、もしもそうなった時、すべての世話をするとなると、相当な負担になってしまいます。
1匹や2匹ならまだしも、5匹以上猫がいたら、さまざまな問題が発生します。
大きな家に住んでいて猫を窮屈にさせない、餌代も用意できる、周辺住民からもクレームが来ないように配慮できる、世話をする人に事欠かないなど、たくさんの猫を育てられる環境が整っていなければ、数匹もの猫を1度に飼うのは難しいです。
もしも、それができないようなら、最初から去勢手術や避妊手術を受けさせてしまい、1匹に愛情を注いだ方が、人にとっても猫にとっても幸せです。
この去勢手術や避妊手術を受けさせないことが、猫を飼い切れなくなる大きな原因となってしまうことがあります。
ですので、猫を飼う時にはまず、真っ先に去勢手術や避妊手術を検討する必要があります。
まとめ
いかがでしたか。
思わず心が和んでしまうような、猫の表情や仕草を見たりすれば「猫を飼ってみたいな」と思うのはとても自然な感情です。
ただ、猫を飼い続けるのは想像以上に大変なことですから、予備知識も事前の準備も不十分で飼い始めることはおすすめできません。
猫にかかるお金、自由奔放な行動、そして去勢手術や避妊手術をよく理解し、すべて納得したうえで飼い始めないと猫との幸せな生活は送れないです。