「本を読むのは好き」
「だけど、古典はどうも取っ付きづらいし、誰から読めばいいのかわからない。」
そう思っている人は、多いですよね。
けれども、読みやすい作家から入門すれば、海外の古典でもすんなり読めるようになります。
ここでは、世界文学初心者のために、海外の大物作家4名を紹介したいと思います。
イングランドにおける田舎の中流社会が舞台「ジェーン・オースティン」
まずは、18世紀~19世紀初頭のイギリスで活躍した女流作家、オースティンです。
彼女の作品は、おもに恋愛ものです。
ジェイン・オースティン・センターという記念館がバース(Bath)市にあります。入口にこのような人形が立っているのは珍しいですね。#ジェイン・オースティン#バース pic.twitter.com/GLE4TNGAyM
— 槍 振一郎 (@kay29yak) 2019年1月12日
恋愛ものなんて興味ないという人も、少なくないかもしれません。
ですが、安心してください。
オースティンの作品は、恋愛ものに興味がなくても楽しめます。
人物描写の巧みさが、オースティン最大の長所。
『高慢と偏見』オースティン
18c末の英の片田舎を舞台に、裕福だが高慢なダーシーと、彼に偏見を持つ質素な家柄のエリザベスとが、誤解を解きつつ恋愛していく話。
ロマン主義的な恋愛観が掲げられる一方、そこに至るまでの道程はリアリスティックであり、著者の知性を存分に堪能できました。#読了 pic.twitter.com/kd69IpLzc6
— ゆたか (@W3nQc9) 2019年2月8日
読者は、彼女の作品のなかに、自分や自分の周りにいる人たちを見出すことになるでしょう。心理描写にも優れていて、人間はいつの時代のどこの国でも、変わらないんだなと思わされます。
オースティンには「6大小説」とよばれる作品がありますが、なかでもおすすめなのが『高慢と偏見』。
物語の展開がキャッチーで、とても読みやすい作品です。
演劇史上最高の劇作家「ウィリアム・シェイクスピア」
シェイクスピアは、16世紀~17世紀初頭のイギリスで活躍した、劇作家。
史上最高の詩人ともいわれます。
毎日が休日だったら、遊びも仕事と同じように退屈なものになるだろう
ウィリアム・シェイクスピアpic.twitter.com/BCu0HdNeBU— 知らない魔法の言葉 (@siranaimahouu) 2019年2月7日
シェイクスピアの作品は、舞台で演じられることを目的とした劇作で、人物の会話だけで成り立っています。
台詞は、詩的な美しさをそなえたものばかり。
ふつうの小説に比べて、ボリュームが少ない上にテンポもいいので、すいすい読み進めることができます。
「今が最悪の状態」と言える間は、まだ最悪の状態ではない。 ウィリアム・シェイクスピア #名言 pic.twitter.com/3No3rtN0vz
— みんなの名言 (@allmeigen) 2019年1月17日
入門におすすめなのは「4大悲劇」。
『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』の4作品です。
物語の展開が激しく、引き込まれるものばかりです。
まずはこの4作品のなかから、気になったものを読むといいでしょう。
ハラハラドキドキの起伏にとんだストーリー「チャールズ・ディケンズ」
次は、ディケンズ。
19世紀のイギリスで活躍した小説家で、小説界のシェイクスピアとも呼ばれます。
ディケンズ作品の特徴は、ユーモアです。
おはようございます。2月7日、今日はイギリスの作家、チャールズ・ディケンズの生誕日です。『二都物語』『大いなる遺産』などの名作があります。どこの国でも優れた文学を映画化するのは似たようなものですが、特にイギリスはシェークスピアのお膝元。映画化のみならす舞台化される作品も多いですね。 pic.twitter.com/iuCWNDpQV5
— Love Bird (@ayumi6080304) 2019年2月6日
イギリス人らしい、高度なユーモアセンスを持っていて、それがおもに地の文で発揮されます。
読者は、笑いを禁じえないでしょう。
同時に、貧困などの社会問題を扱う点も特徴。
つねに弱者の側に立ち、明るくユーモラスな文章で暗く深刻な問題をえぐるのです。
ディケンズの映画ではこれが一番好き。『大いなる遺産』デヴィッド・リーン監督(1946)。
大学時代、英語演劇部でこの作品を上演したのでした。https://t.co/Js7gEuY3Tl pic.twitter.com/Mqn9JfI8wY
— 森山 恵 * 紫式部「源氏物語」(完訳 全4巻) (@meg_mrym) 2019年2月7日
ディケンズの作品はその長大さでも有名ですが、初心者向けの短編もあります。
それが『クリスマスキャロル』。
クリスマスの日、守銭奴スクルージが亡霊の導きによって、改心するという有名な作品です。
まずは、ここから読み始めるのがいいでしょう。
もっと、ディケンズの作品を読みたいと思えるようでしたら『デイヴィッドコパフィールド』や『オリバーツイスト』といった長編にチャレンジしてください。
ロシアの文豪「フョードル・ドストエフスキー」
最後は19世紀ロシアの作家、ドストエフスキーです。
史上最高の小説家と呼ばれることもあります。
今日2月9日はロシアの文豪フョードル・ドストエフスキー(1821-81)の忌日で、映画監督フョードル・オツェプ(1895-1949)の誕生日。
ドストエフスキー原作、オツェプ監督のドイツ映画『カラマゾフの兄弟』(’31) https://t.co/5RsWbg3KBZ オツェプの当時の妻アンナ・ステン(『帽子箱を持った少女』)主演 pic.twitter.com/9ElBwoecCB— nave (@nave4000) 2019年2月9日
ドストエフスキーの小説には信仰、政治、親と子、男と女など、あらゆる問題がつめこまれ壮大な小宇宙が形成されています。
かといって、純文学的なシリアスさ一辺倒に向かうことはなく、エンターテイメントとしても超一流なところがポイントです。
初心者でも、いきなり楽しめます。
せっかくの春馬なのに、せっかくのターコさんなのに…
お気楽に生きてる私には、ドストエフスキーは理解の範疇を超えていた…pic.twitter.com/kKFfCx2E48
— 咲花 (@sakika0) 2019年2月9日
ドストエフスキー入門には、デビュー作の『貧しき人々』がおすすめ。往復書簡の形式をとったコンパクトな作品です。
まずはこれでウォーミングアップをし、それから5大長編に進みましょう。『カラマーゾフの兄弟』『罪と罰』『悪霊』『白痴』『未成年』です。
とくに『カラマーゾフの兄弟』は、世界文学の最高傑作との呼び声が高い名作なので、ぜひ挑戦してみてください。
まとめ
いかがでしたか。
今回紹介した4人の作品は日本でも有名で、邦訳もたくさん出ています。
まずは、彼らの作品を読んでみましょう。
熱中できる作品がかならず見つかるはずです。
その時には、海外の古典作品への苦手意識も、吹き飛んでいることでしょう。
そうなればもう、こっちのものです。
世界の名作を、どんどん読みこなしていけるようになりますよ。