私は、北海道岩見沢市の出身なんです。
北海道の中央部に位置していて、冬になると信じられないぐらい雪が降る場所なんです。
以前にはよくニュースなどでも報道されたので、ご存じの方もいるとは思うのですが、かなり雪はすごいです。
決して大都会のような華やかさはありませんが、静かでとても良い所なんです。
そして、岩見沢市には、毎年市民が楽しみにしているお祭りがあります。
故郷を離れた今も、私はこのお祭りが大好きで、必ず帰ります。
皆さんにも、私の故郷である岩見沢市のお祭りについて知って頂くために、今回ご紹介します。
みんなで作るお汁粉がうまい!!
岩見沢で行われるお祭りの一つに、「ふるさと百餅祭り」というのがあります。
1983年に、いわゆる地域活性化の為に作られたお祭りです。
五穀豊穣や、健康などを祈願して行われるもので、駅からさほど離れてはいない中心地で行われています。
直径2.1メートルもある巨大な臼がやぐらに乗せられ、その上で 多くの来場者が見守る中、豪快に餅がつかれます。
餅のつきかたも普通とは違い、やぐらの四方にロープで杵が引き上げられ、一気に落とされるというものです。
来場者は見上げるような形ですが、つかれる度にものすごい大きな音がして、その熱気もすさまじいものがあります。
希望した来場者なら参加出来るので、ものすごい人数での餅つきとなります。
全員が一丸となって餅つきをするので、とても満足感もありますし、達成感もあります。
そして、やっぱり楽しみは、餅つきの後に振る舞われる、お汁粉ですよね。
味もあっさり目で、とても美味しいんです。
JRのヘルシーウォーキングで14キロほど歩いた後、ヨイトマケ方式の餅つきの綱を引いてきた。初めて知った祭りだったけど、ちゃんと構成が考えられているし何より地元のみなさんが楽しそうで、よそ者でも楽しめた。明日は台風接近で中止とは残念…。#ふるさと百餅祭り pic.twitter.com/wq2pWe8VHf
— みずほ (@mizuho_spk) 2017年9月17日
それに、皆で作ったという特別感も、更に美味しく感じるのかもしれません。
ただ、1200食と数は限られていますので、参加すれば必ず食べられるというものではありませんので、ここだけは注意が必要です。
かなりの時間、並ぶ事があります。
この他にも、お祭りの時は周辺道路は歩行者天国となり、「百餅市」と言われる露店が並び、いろんな出店があります。
それに、バルやマルシェも出店しているので、たくさんの人が楽しめると思います。
それに、これは小さなお子様だけなのですが、「チビッコ百うす餅つき」が行われるので、小さなお子さんがいる方は、思い出づくりの為に参加してみるのも良いのではないかと思います。
他にも、「百餅長寿餅まき」などがありますので、まさに老若男女全ての方が楽しめると思います。
世界一の臼は、重さが4トン!!
なぜ、「百餅まつり」が格別かというと、やはり世界一の臼でつくからでしょう。
直径2.1メートル、高さ2.5メートル、重さは4トンもあるので、大の大人が20人ぐらいがグルッと囲めるという大きさなのです。
過去には、有名クイズ番組が取材にきたほどで、その時はかなり盛り上がりました。
それに、岩見沢市がある空知地方は、北海道の中でも米所と知られているので、餅米もとても美味しいんです。
巨大な臼で1俵もの餅をつくわけですから、美味しいのは当たり前なんです。
ついたお餅を上に棒で持ち上げる様子は、見ていてかなりの爽快感があります。
お祭りが開催されるのは、毎年9月の中旬に開催されますので、興味のある方は、ぜひ参加してみてください。参加料金はもちろん無料です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
故郷のお祭りというのは、なぜこんなにも特別な感じがするのでしょう。
おそらく、それは思い出の集大成なのでしょうね。
両親に手を引かれて行っていた頃や、思春期に親の誘いを断り、友人とお祭りに参加したりと、そういった思い出の全てが、お祭りには込められている気がするのです。
皆さんも、ご自身が産まれた地域のお祭りは、特別なのではないでしょうか。
私も、故郷を離れた今だからこそ、故郷のお祭りの大切さが分かりました。