わたしは、20歳の時に外国語習得のために日本を離れて、学校には通わず独学で勉強をしました。
勉強し始めて4年、今では現地の人に現地の言葉で、日本語を教える程にまで成長しました。
今回は、本気で外国語を学びたいなら、日本から出よう!
ということをご紹介したいと思います。
習得の一番の近道は、現地に行くこと
外国語を話して、世界のいろんな国の人と繋がれたら、考え方や視野が広がって、毎日新鮮な生活を送ることが出来ます。
もしかしたら、仕事においても、なにかしら有利になるかもしれません。
国内で独学で勉強する人もいれば、レッスンを受けて習得する人もいます。
ですが、外国語を本気で習得するうえで一番の近道は、現地に行って覚えることだと思います。
この考えも分からなくもないが、お金や時間、環境などの条件が整ってないと、なかなか日本を飛び出して海外留学するなんて難しい、と考えている人は少なくないはずです。
では、逆に考えてみて下さい。
日本で働いている外国人は、みんな学生やお金持ち、時間に余裕がある人達だけですか?
中には、日本に来るまで日本語が喋れなかった人もいるはずです。それぞれの渡航理由は違えど、わたしはそんな外国人達を大変誇りに思います。
彼らのように、日本人にも現地で生活しながら言語を習得することは、充分可能です。
外国語は、6か月あれば、聞き取って理解できる
わたしは、毎日ノートと教材に向き合い、テレビも理解はできないけどつけっぱなしにしていました。
一度教科書で覚えた言葉がテレビから聞こえた時に、本当に頭の中に入り込んできたので、ひたすらノートに繰り返して書くよりも効果的でした。
私たちが子どもの頃、普段の生活で新しい言葉を覚えたのと同じような感覚です。
この理屈のせいか、スーパーや街の標識に書いてある言葉は、すんなり覚えることが出来ました。
書く読む聞くということよりも、外国語を習得するのに一番大切なのが、話すことです。
私は、覚えた言葉は出来るだけ話すように心がけました。
理由を知っている事柄でも、知らないふりをしてあえて質問すれば、その答え方を注意して聴いて、リスニングの練習にもなります。
最初のうちは、何も知らない日本人だと思われるかもしれません。
ですが、6か月が過ぎる頃には、だいぶ理解できるようになりました。
会話の中で知らない単語があっても、なんとなく話の内容や流れを掴めるようになります。
この6か月という数字は、あくまでも個人的な数字で、もっと早い人もいれば、一年経っても会話のキャッチボールができない人もいます。
いずれにせよ、勉強し続けていることが基本です。
現地住みだからこそ学べる、生きた会話
日本国内で外国語を習得しても、普段の生活では、なかなかその言葉を生かすことってできないですよね。
友達にその言語を話す外国人がいて、よく会話するにしても、人によって話し方や言葉の選び方などの違いがあります。
現地で、地元のいろんな人と会話していれば、ちょっと変わった言葉の言い回しやスラングなども学べて、1ランク上の生きた会話が身に付きます。
もし、仕事が見つかって働くようになれば、専門用語を覚えるのも簡単です。
日本で1フレーズ、1フレーズ頭に叩き込んで覚えるよりも、現地の人と会話しながら、もしくは働きながら覚える方が、確実に早く言語を習得することが出来ます。
わたしは、現地の大学のスポーツサークルに参加して、周りの会話を聞いたり、わからないことがあれば質問したりしました。
大抵の人は、外国人が一生懸命話そうとすることには、真剣に耳を傾けて聞いてくれます。
彼らの言ったことが聞き取れなかった場合には、ゆっくりと話してくれます。
勇気がなくてだんまりしたままでは、次第に相手にされなくなるのも現実です。
わたしも最初は恥ずかしくて、自分から話しかける事は少なかったです。
でも、もしわたしが日本で外国人に話しかけられた時、変な日本語だなとか、めんどくさいなとか思わなかったように、彼らもそんなこと思わないはず!
と、ポジティブに考えるようにしました。
そうして、周りとも徐々に自然に、打ち解けられるようになりました。
まとめ
いかがでしたか。
海外で暮らすのは、勇気と行動力がなくてはなりません。
逆を言えば、この2つさえあれば、日本を飛び出して海外で生活できます。
もし、本気で第二言語を習得したいのであれば、思い切って現地へ行って勉強してみてはいかがでしょうか。