鼻の頭や小鼻に黒いブツブツができてしまった状態を、いちご鼻といいます。
メイクではなかなか隠せないと、悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
でも、どうしていちご鼻になってしまうのでしょうか。
また、どのようにケアをしたらいいのでしょうか。
いちご鼻の原因
いちご鼻の原因はいくつかあります。
過剰な皮脂分泌
皮脂には、肌の乾燥を防いだり外部刺激から守る役割があります。
しかし、過剰に分泌されると、毛穴につまってしまいます。
過剰な皮脂と古い角質が混ざることで、角栓が形成されて、いちご鼻となります。
皮脂が過剰に分泌される原因は、脂質や糖質の摂りすぎ、ストレスなどです。
ターンオーバーの乱れ
通常は、肌が一定の周期で生まれ変わり(ターンオーバー)、古い角質は剥がれ落ちて肌表面の状態が整えられています。
ところが、ターンオーバーが乱れてしまうと、古い角質が肌表面に残るようになります。
これが、皮脂と混ざって毛穴につまり、黒いブツブツができてしまいます。
ターンオーバーが乱れる原因は、肌の乾燥、加齢、ストレス、睡眠不足、偏った食事などです。
対策1【洗顔方法】
毛穴にたまった皮脂は、いちご鼻の原因となるので、洗顔で余分な皮脂を洗い落とします。
しかし、過剰に洗顔をしてはいけません。
過剰に洗顔をすると、必要な潤いまで落としてしまい、肌の乾燥が進行をします。
肌の水分と油分のバランスが崩れて、かえって皮脂分泌量が増えてしまいます。
洗顔をする際には、擦らないようにすることがポイントです。
洗顔料は泡立てネットを使ってよく泡立てて、卵くらいの大きさの泡を作ります。
泡を転がすようにして洗顔をすれば、ゴシゴシと擦ることがありません。
すすぎも、肌をこすらないようにします。
手のひらにお湯をためて、その中に顔を浸すようなイメージですすぎをします。
お湯の温度にも、気をつけてください。
熱いお湯は肌の潤いを奪ってしまうので、34度程度のぬるま湯ですすぎをします。
対策2【ピーリングや酵素洗顔】
毛穴にたまった角栓は、大部分がタンパク質でできています。
洗顔料は、主に油性の汚れを落とすもので、タンパク質を溶かし出すことはできません。
ピーリングや酵素洗顔には、タンパク質を柔らかくする働きがあります。
AHAやサリチル酸が配合されたピーリング洗顔料や酵素洗顔料を、定期的に取り入れてみましょう。
しかし、頻繁にピーリングなどをすると、肌のターンオーバーが乱れてしまい、未熟な角質細胞ができて肌の乾燥が進行をします。
ピーリングや酵素洗顔は、1週間に1回程度までにしましょう。
対策3【保湿ケア】
洗顔後には、保湿ケアをします。
皮脂分泌が多くていちご鼻になっているのに、どうして保湿が必要なのかと疑問に思う方もいることでしょう。
肌が乾燥をすると、水分と油分のバランスが崩れて、過剰に皮脂が分泌されます。
そのため、保湿ケアをして、水分と油分のバランスを整えるのです。
保湿作用が高い成分が、ヒアルロン酸、セラミド、コラーゲン、NMF、リピジュアなどです。
これらが配合された化粧品で、ケアをするとよいでしょう。
対策4【バランスがとれた食事】
脂質や糖質は、体のエネルギー源になったり、細胞膜の原料になるなど、大切な役割がありますが、過剰に摂取をすると皮脂分泌量が増えます。
揚げ物や肉類、お菓子の食べすぎには気をつけましょう。
ビタミンB2とビタミンB6には、皮脂の分泌をコントロールする働きがあります。
ビタミンB2が多い食品は豚肉、うなぎ、納豆など、ビタミンB6が多い食品はマグロ、レバー、さんまなどです。
ビタミンAには健康な皮膚を作る働きがあり、乾燥肌の予防になります。
レバーやうなぎに多く含まれています。
また、カロテンからビタミンAを体内で作ることもできます。
カロテンが多い食品は、ほうれん草、にんじん、かぼちゃなど緑黄色野菜です。
まとめ
いかがでしたか。
これらの対策を実施して、いちご鼻を解消しましょう。