海外旅行に行くと、「観光地を歩きまわって楽しむ」という人もいれば、「現地のお店などを訪れて、その国ならではの特徴を楽しむ」という人もいるかもしれませんね。
しかし、日本の接客サービス等は世界一とも言われており、日本と同じつもりで海外に行くと、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。
ここでは、海外旅行に行くにあたって、知っておきたいルールを紹介します。
購入したものは店舗に持ち込まない
日本では、万引きというトラブルが世界的に少ないと言われています。
そして、たとえお店で何かを購入した後、例えば買い忘れたものがあったり、他のお店に行きたいと思ったりした時、他のお店で購入したものを持ち込んでも、トラブルになる事はまずありません。
また、レシートがあれば、まず問題はありません。
しかし、国によっては、「他のお店で購入したものは店舗に持ち込まない」、「レシートがあったとしても関係ない」、ということも珍しくはありません。
例えば、中国では、購入したものはカウンターに預けるか、コインロッカーなどに入れておく必要があります。
しかし、レシートがあれば基本的に問題はなく、何かあっても警備員にレシートを見せれば、まず問題はありません。
その一方で、例えば、移民問題に悩んでいるヨーロッパでは、万引きのトラブルが横行しており、購入したものは基本的に店舗に持ち込まないほうが無難です。
あちこちに金属探知機が設置されており、購入したものであったとしても、また何も持っていなかったとしても、警報機が作動してしまうことは珍しくありません。
日本の場合、万引きを防止するための警報機が、何かを感知しても大した問題にはなりませんが、ヨーロッパではすぐに警備員がやってくることも珍しくありません。
購入したものがカバンに入っていた場合、レシートがあったとしても、なぜか信じてもらえないこともあります。
ですから、海外旅行に行ったときには、他のお店で購入したものは店舗に持ち込まないようにすることが大切です。
トイレではお金を払う
ヨーロッパの中でも、ベルギーやドイツでは公衆トイレに行く時、50セントなどを支払わなければいけないことがあります。
バーなどのトイレは、そのお店の利用客でなければ、50セントや1ユーロを支払わなければいけないということもありますが、観光地の公衆トイレ、店舗内のトイレや地下鉄のトイレでさえも係員が座っており、50セントなり1ユーロなりを渡さなければ、使わせてもらえないということも珍しくはありません。
ただし、このような人たちは、お金を渡せば受け取るけれど、特にお金を要求する事は無い、ということもあります。
その国の人たちは「トイレを使うときにはお金を払う」ということが当たり前のため、違和感なくお金を払いますが、海外から来た人の中には、お金を払わずにトイレに入っていく人も少なくないのです。
多くの場合は、請求されません。
ただし、観光地ではまず請求されますし、お金を払わなければトイレを使わせてもらえないといったこともあります。
特にベルギーやドイツ、オーストリアなどで見られる傾向ですが、特にトイレが我慢できないという場合は、絶対に小銭も持っていったほうが良いでしょう。
手ぶらでトイレに行けば、どうしても間に合わないという状態であったとしても、トイレを使わせてもらえない可能性があります。
電車の駅には改札がない
ヨーロッパでは「電車の駅に改札がない」ということも珍しくはありません。
ただし、電車に乗っているときに、駅員が回ってきて切符をチェックされることがあります。
改札がないからといって、切符を持っていなければ罰金を支払わなければならなくなるため、切符は必ず事前に購入しておかなければいけません。
バスなどでも途中でバスが止められ、乗車券のチェックをされることがあります。
もしも、切符を持っていなければ罰金が課せられますので、「改札がない、ラッキー」などと思ってはいけません。
まとめ
いかがでしたか。
観光地を回っているだけでは気づかないこともありますが、その国にはその国ならではのルールがあります。
日本では考えられないルールもありますので、日本と同じ行動をとってしまうとトラブルに巻き込まれることもあります。
海外旅行に行くならば、その国のルールを事前に知っておく必要があるのです。