みなさん「ダムカード」って、ご存知ですか?
うん、知ってる!
これでしょ!
いやいや、違うって!
これ、ガンダムだし!
てか、シャアザクだし!
しかも、Tカードだし!
ダムカードはコレです。
ダムの画像や特徴、スペックなどの情報がのっているカードのことです。
ここでは、そのダムカードに掲載されている情報と入手方法等について、まとめました。
ダムカードとは
ダムカードとは、国土交通省と独立行政法人水資源機構が管理しているダムにて、ダムの認知率を高めるために作られたカードです。
その後、建設中のダムや電源開発株式会社が管理するダム、県営ダムなどでも配布され始めました。
三春ダムにて20周年記念ダムカード(非公式)配布中でした。さくら湖だからピンク?管理所近くには撮影用ダムカードフレームも。 #ダム #ダムカード pic.twitter.com/hgWYAGRKFC
— zoe: (@zoe9x9) 2018年5月17日
通常のトレーディングカードと同じサイズのカードで、表面にダムの写真、裏面にダムの所在地、型式などの情報が記載されています。
2007年から作成され、全国でデザインを統一することで、コレクション性を高めています。
また、類似したカードとして「マンホールカード」というのもあります。
ダムカードに記載されている情報について
ダムカードに記載されている情報は、表面と裏面で異なる仕様になっています。
表にはダムの名前と写真、目的記号と形式番号、カードのバージョン情報が書かれています。
出典:水資源機構
目的記号とは、このダムが、どのような用途で使用されているかが、記号で書かれています。
英単語一文字で書かれており、洪水の調節や工業用、消流雪用水等多くの目的があります。
形式番号は、同じく英単語一文字、種類によっては二文字でまとめられており、ダムの形や分類が書かれています。
「アーチダム」や「アースダム」などがあります。
どちらも、詳しい内容は、水資源機構のホームページ等に、掲載されています。
出典:水資源機構
裏面は、ダムのデータを中心とした情報が書かれており、所在地や河川名、ゲートの情報や管理者名まで記載されています。
ダムの関係している公式サイトや、ダム周辺の観光地も記載されている部分もあります。
中には、ダムに使われた技術的特徴も書かれており、工業に関する好みがある場合に注目される点となっています。
ダムカードGet 🎵
田舎のダムなのに全国からわざわざこのカードを貰うために訪れる人がいることにびっくりしました‼️
#土師ダム#ダムカード#ver3.0#国土交通省発行#無料 pic.twitter.com/iFqv0RhRrM
— あこちゃ(あ~ちゃん♪) (@Ring4405) 2018年5月20日
ダムカードの入手方法
ダムカードは、2018年3月時点で、公式カードが652種類、非公式カードが150種類発行されています。
その数は、ダム全体数の約2800箇所のうちの約4分の1にあたります。
数も多く出されており、中にはレアカードと呼ばれるカードがあります。
これは、ダム建設中に発行されていたカードを指す場合が多く、手に入れることができないカードばかりです。
そんなダムカードは、ダムの配布場所に行くことで手に入れることができます。
山梨県にある6つのダムを巡ることで貰うことのできる“激レアダムカード”をGETする旅に行ってきました。 #ダム #ダムカード #山梨県
▼動画を公開しました▼
【山梨県のダム巡り】無料で貰える激レアな記念カードをGETする旅に行ってきた!【ダムカード】
YouTube ⇒ https://t.co/wgKHbsAvzV pic.twitter.com/KNv7JCiPJ5— はうやし (@hauyashi) 2018年5月26日
しかし、ダムの近くで配布していることもあれば、ダムの写真を当日に撮影してから、カード配布場所に向かわなければならないこともあります。
一人一枚ということも殆どで、それだけ注目度が高いカードであることが窺えます。
ダムカードを配布するダムと配布条件は、国土交通省のホームページで公開されています。
周期的な配布はされていないため、欲しい場合は、こまめに配布場所をチェックする必要があります。
他にも、ダムカード集めの便利サイトというものも存在します。
ネットオークションでの販売やトレードも行われているため、古い情報のカードはこちらでしか入手することができません。
公式カードと非公式カードとは
字体、紙、印刷、コーティングといった仕様が統一され、この規格でデザインされているカードを公式カードと呼んでいます。
ダム管理者が、ダムカードに似せて独自に発行したカードが、非公式カードとなります。
しかし、この非公式カードも数が多く、150箇所以上で配布されています。
類似品として、堰カードと呼ばれるものもありますが、呼び方が異なるだけで全てのカードに違法性はありません。
ちゃくちゃくと…#ダムカード が増えていきます🙆
今週は…
水門カードですが…😄
来週は…
どこのダムに行こうかなぁ🎵🎵 pic.twitter.com/joyJuoYFvv— まっつん(´▽`)ノ (@matumura06261) 2018年5月21日
まとめ
いかがでしたか。
ダムカードは収集の楽しみとしての部分と、知的好奇心を満たすための部分を兼ね備えたカードということができます。
ダムの周知を目的としている、という点から見ると、既に目的は達成した企画なのです。
老若男女関係なく、ダム自体が持っている目的や、活動に関して正しく広報出来ています。
配布時のマナーに関する問題は少なからず存在しますが、多くの場合は問題無く配布されているといえます。
以後も、公共事業側から提案される広報の中に、ダムカードの様なコレクション性を強く持ったグッズが増えていくことが予想されます。
年齢を問わずに入手出来る事が、最大の魅力でもあるため、最低限のマナーや節度を持った収集をすることで、更に活発な活動に広がっていくのです。