競馬と聞くと、
「単純にギャンブルであり、一攫千金のお金儲けをするためのもの。」
だと、考える人が少なくないです。
確かに、競馬は予想して馬券が当たれば、儲けを得る事が出来ます。
ギャンブルとしての魅力は確かにありますが、ただお金儲けを目論む以外にも、様々な楽しみ方があるので知っておくべきです。
馬が「走る」という魅力
競馬というのは、競走馬に人間の騎手が乗り、レースを行う事になります。
馬という動物が行うだけに、予想する際にも、一筋縄では行かない点も魅力的です。
というのも、競走馬は動物であるため、様々な個性を持っています。
見た目にしても、キリッとした見るからにイケメンや美人な馬も入れば、顔が大きくて全体がアンバランスな不細工な馬もいたりするのです。
しかも、見た目だけでなく性格にも個性があり、大人しくおっとりした馬もいれば、人間の命令に従おうとしない様な、気性の激しい馬もいたりします。
競走馬の能力にも、個性がありスピード自慢で短距離のレースが得意な馬もいれば、逆に長距離のレースが得意なスタミナ自慢の馬もいたりするのです。
レースでも、逃げの戦法が得意な馬もいれば、逆に最後の直線での追い込みが得意な馬がいる等、様々なタイプの競走馬がいます。
なので、競馬のレースをただ見ているだけでも、迫力があって楽しいです。
「血」によるドラマも魅力的
オス馬である牡馬は、優秀な競走成績を残せば、引退後に種牡馬となります。
メスである牝馬の方も繁殖牝馬として、種牡馬と交配して子を作る事になるのです。
なので、自分が大好きで応援していた競走馬が引退しても、数年後にその子供が競走馬として戻って来るケースが珍しくなかったりします。
中には、父親や母親そっくりの子供も産まれる事があるので、今度は大好きだったその子供のファンになるという事も、十分に有り得るのです。
しかも、更にその馬の子供も好きになる、といった事もあったりします。
この様に、競走馬は次々に世代交代して行くので、そういった血の繋がりを追うだけでも十分に楽しいし、ドラマチックです。
騎手の「駆け引き」も魅力
競馬が楽しい所は、単なる馬の能力だけではレース結果が決まらない所だったりします。
騎手が乗っているので、その騎手がどの様なレース運びをするかも、重要な要素です。
時に大レースでも、人気を背負った強い馬に乗った騎手同士が、互いに牽制し合った挙げ句に、前に行く人気薄の馬が残ってしまう事もあります。
逆に、人気馬同士が早めに仕掛け合った結果、人気薄の追い込み馬に最後に抜かれるといった事態も起こるのです。
しかも、騎手の腕前にも差があるので、馬だけでなく、騎手の能力も加味して予想する必要があったりします。
購入する「馬券」選びも楽しい
競馬はギャンブルなので、やはり、レースの予想をして馬券を購入するのも楽しいです。
もっとも、ギャンブルと言っても、沢山のお金が必要な訳ではありません。
100円から購入出来るので、それこそ、予想して100円だけ購入する事も可能です。
加えて、馬券の種類も豊富で、1着だけ当てたり、3着以内に入れば当たりの馬券があったり、1着と2着を当てたり、1着から3着まで当てる馬券等、かなり種類があります。
なので、その中から、自分が得意とする馬券を見付け出して予想するというのも楽しいです。
競馬は「予想」するのが楽しい
良く言われるのは、
「競馬に絶対はない。」
という事で、圧倒的に人気のある馬が強い勝ち方をする事もあれば、何故かころっと負ける事もあります。
そのため、予想の仕方も様々で、単純に競走馬の最近の戦績だけ見ても、当て続けるのは難しいです。
持ちタイムやその競馬場での戦績、そのレースの傾向や調教のタイム等、実に様々なデータを取捨選択しつつ、予想を組み立てたりします。
そうかと思えば、初心者が馬の見た目や名前で決めて、あっさり的中する事もあります。
そんな風に、
「この予想方法ならば、絶対に当たる。」
といった必勝法が存在しない事もまた魅力であり、予想する際の楽しみとなっているのです。
まとめ
いかがでしたか。
競馬の魅力は、その人なりの楽しみ方が出来る事だったりします。
馬券を買って、ギャンブルとしてお金儲けを楽しむ事も出来るし、単純にレースを予想するのも楽しいです。
好きな馬や、その子供が走るレースを見たり、単純にどの馬が強いのかを知るためにレース観て楽しむ事も出来ます。
競馬は、ギャンブルとしては勿論、スポーツや血のドラマとしても非常に魅力的です。