「育児の大変さ」というのは、経験した人でなければわかりません。
私自身も、子育てをするまでは、
「赤ちゃんって可愛いな。」
「小さい子は無邪気で良いな。」
と思っていました。
でも、実際に子育てをしてみて、今までの私の思考が180度変わりました。
よく、出口の見えないトンネルにいるようだと言いますが、正にその通りです。
特に、子供が生まれてから3歳までは、本当に毎日がイライラとの葛藤でした。
また、イライラしてしまう自分に対しても罪悪感を感じてしまい、精神的に不安定でした。
そんな葛藤を繰り返す毎日の中で、私が自分なりに見つけた「育児のイライラを軽減させる方法」を今回ご紹介します。
【その1】新生児期は、とにかく寝れる時に寝ておく
大人しい赤ちゃんは別として、新生児の間は、ほぼ眠れません。
我が子も、本当によく泣く子で、思い描いていた育児絵図が無惨にも一瞬にして崩れ去りました。
よく「赤ちゃんは寝るのが仕事だ」と言いますが、それは赤ちゃんによるということを痛感しました。
我が子に関しては「赤ちゃんは寝ないのが仕事」でした。
授乳も上手くいかず、上手くいっても寝ぐずりされ、それにより一睡もできなかったことは数知れず。
やっと寝たと思ったら、次は山積みになった家事をせっせとこなさなければなりません。
そうこうしているうちに、また赤ちゃんが泣き始めるのであやす・・・
という繰り返しでした。
これでは、産後鬱になるのも当然です。
こんな時は、とにかく育児だけに専念して、家事は一切しないようにします。
家事をしなければ、その分時間ができるので、そこでしっかり睡眠をとります。
細切れでいいので、5分でも10分でも横になって目を閉じることが大切です。
すると、細切れでも睡眠はとれているので、その後のスッキリ感が全然違います。
それまで、赤ちゃんが泣き始めるとイライラしてしまったり、無気力になったりしていましたが、そのようなことが減っていきました。
家事をしなくても大したことないので、とにかく赤ちゃんのリズムに合わせて行動するようにしてください。
【その2】イヤイヤ期は「まぁいっか!」を口癖にする
新生児期の次に辛かったのが、イヤイヤ期です。
それまで、徐々に育児に楽しさを見出だせるようになってきたなと感じていた矢先に、突如発症した我が子の豹変ぶり。
人が変わってしまったかのように、小さなことで泣きわめき大暴れ・・・
外出するのが億劫になり、引きこもりがちになります。
子供のキーキー声に参ってしまい、イライラして爆発することも沢山ありました。
そして、その後は必ず落ち込んでしまい、消えたいと思うほどネガティブ思考に陥りました。
「イライラしたら10秒我慢」と言いますが、私にはそんな余裕はありませんでした。
そんな時に、私が自分自身にかけていた言葉が「まぁいっか!」でした。
全然、「まぁいっか!」では済まされないことも、無理やりにでも口に出します。
子供がご飯食べずに投げた →「まぁいっか!」
癇癪を起こして寝そべって大暴れ →「まぁいっか!」
夜泣き → 「まぁいっか!」
という風に、どんな時も最初にこの言葉を口にします。
癖つくまでが大変ですが、習慣化するとその効果が感じられるようになります。
「まぁいっか!」は、ポジティブ向きな言葉なので、その後に続く言葉も無意識的にポジティブになっていくのです。
ポジティブな言葉は、イライラの感情を打ち消してくれるので、この言葉はすごくおススメです。
時には叱りすぎてしまうこともありますが、その後も自分を責めるのではなく「まぁいっか!」と思えると、ストレスも溜まりません。
【その3】周りと比べない
子供の成長に不安を感じるのは誰でもありますが、周りと比べて不安になりすぎないことが大切です。
子供の成長を一番身近に見てきているのは、親です。
周りと比べるのではなく、子供自身をしっかり見つめてください。
我が子を信じる気持ちも大切です。
特に幼少期は、周りと成長の差が大きい時期です。
周りの言葉に乱されるあまり、イライラするのは本当に時間が勿体無いことです。
そうならないよう、自分のペースを保つことが大切です。
まとめ
いかがでしたか。
以上が、子供にイライラしないための対策でした。
ただ、どんなに頑張っても、イライラしたり落ち込むことはあります。
その葛藤こそが、自身を成長させてくれます。
育児の悩みの大半は、後になって大したことのないものばかりです。
深刻にならず、出来るだけポジティブ思考で、日々過ごしてくださいね。