クリスマスや大晦日、お正月とイベントが盛りだくさんの冬。
寒さこそ厳しい季節ではありますが、冬の美しさに心を惹かれる方も多いのではないでしょうか。
そんな冬のアーティストといえば、ユーミンこと「松任谷由実」。
1972年に荒井由実としてデビュー。
以降「ユーミン」の愛称で親しまれ、J-POPシーンの女性トップランナーとして、それぞれの時代に数多くの名曲を発表。
今回は、そんな松任谷由実の「冬の季節に心を温めてくれるような楽曲」を5つご紹介します。
ほっこりする冬の歌をたくさん聴いて、美しい冬の季節を楽しみましょう。
数多くのアーティストがカバー「12月の雨」
1974年10月にリリースされた4枚目のシングル。
2016年には、モデルとしても活躍する歌手「chay」が、石原さとみ主演の日テレ系ドラマ「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」OPテーマ曲としてこの曲をカバー。
曲調は軽快でアップテンポなのですが、歌詞は終わった恋の歌。
もう情景描写が素晴らしく、歌のシーンが目の前に浮かんできます。
12で1曲
12月の雨 松任谷由実
ユーミンだね。懐いなー
ギターは鈴木茂、セミアコの代表ともいえるギブソンES-335を弾いてる。これは何年頃だろうね。
ユーミン、スタイルいいね pic.twitter.com/tgCafeuGHO— ロキbard (@lockfon1) June 14, 2020
この曲はユーミンがまだ「荒井由実」という名前の頃の作品ですが、私は12月でユーミンと言えばこの曲が好きなので紹介しました。
あまりメジャーではないので、知らない人が多いかもしれませんが、一度聴いて貰えたらなぁと思います。
何というか、荒井由実の頃の方が私は好きだったりします。
出典:松任谷由実
南半球でのクリスマスを描いた「ダイアモンドダストが消えぬまに」
1987年12月にリリースされた19枚目のオリジナルアルバム「ダイアモンドダストが消えぬまに」に収録されています。
南半球でのクリスマスを描いたナンバー。
この楽曲のダイアモンドダストとは気象現象のことではなく、2番の歌詞に登場するスパークリングワインの泡のことを指すそう。
ダイアモンドダストが消えぬまに
(遠山哲朗×ゴスペルアレンジ)
松任谷由実 pic.twitter.com/eiLOfQNlUe— ウズサン (@kuzukuzu5963) December 20, 2021
1番が恋人と2人のときのクリスマス、2番が1年後恋人と別れて1人で過ごすクリスマスという風に、対になっています。
「これぞ、ユーミン」といった軽快なポップとユーミンならではの明るさがあって好きな楽曲。
ユーミンもドンドン元気になってる頃で、曲調にも元気があって良いナンバーです。
出典:松任谷由実
映画「私をスキーに連れてって」劇中歌「BLIZZARD」
1984年12月にリリースされた16枚目のオリジナルアルバム「NO SIDE」に収録されています。
ウィンタースポーツが大流行したバブル全盛期に”冬の女王”ユーミンが放った名曲で、映画「私をスキーに連れてって」の劇中歌。
メロディが流れれば、否応なくファンタジックな冬山に誘われる必殺のナンバー。
タイトル通り、冬の嵐であるブリザードを曲にしています。
曲調は軽快でポップな感じで、まさにユーミンそのものと言えます。
「私をスキーに連れてって」
ユーミンの曲が使われていて素敵な映画ですね。 pic.twitter.com/BdwIVw0deB— Nobuo Sawaya (@NobuoSawaya) October 8, 2022
ブリザードの強さと軽快な曲調がマッチして、冬になればきっと誰でも一度は聴いたことがあるはず。
もしも知らない方は一度聴いてみて欲しいです。
ユーミンワールドにハマること間違いなし。
出典:松任谷由実
「麗美」に提供した楽曲のセルフカバー「ノーサイド」
1984年12月にリリースされた16枚目のオリジナルアルバム「NO SIDE」に収録されています。
タイトルチューンで、文字通りラグビーの試合終了後の感情を歌ったナンバー。
元々は同年「麗美」に提供した楽曲をセルフカバーしたものです。
ユーミンとしては珍しい曲調は少し暗めですが、何か考えさせられる曲になっています。
そもそもノーサイドと言う言葉が、ラグビー用語で試合終了を意味していますが、ここで言うノーサイドはそれだけではありません。
🎶
彼は目を閉じて
枯れた芝生の匂い
深く吸った
長いリーグ戦
しめくくるキックは
ゴールをそれた🎶大学ラグビー伝統の早明戦
粘る早稲田を振り切って
明治の強さを見せつけた勝利でしたたた、優勝争いでないのは少し淋しい…
大学選手権に期待です‼️#早明戦 pic.twitter.com/gqPEORLi9q— Sugartime (@HayabusaJETS) December 4, 2022
それでは、ここで少しラグビーにおけるノーサイドについて解説します。
「ノーサイド」とは、ラグビーの試合終了時にレフリーが用いた用語で、現在では「フルタイム」が一般的。
この言葉を、「試合が終われば敵も味方もなく、お互いの健闘を称え合い、感謝し、ラグビーを楽しんだ仲間として友情を深める」というラグビーの精神に重ねました。
これが「ノーサイドの精神」と言う訳で、これを歌にしたのが、まさに我らがユーミンのこの冬の名曲なのです。
また実際に、この歌の実在する人がいるとのことで紹介します。
それは、劇的な幕切れでシンガーソングライター松任谷由実の名曲「ノーサイド」のモデルになったといわれていることで有名な人で、このキックを蹴った大分舞鶴元主将の福浦孝二さんは「試合のリベンジは十分させてもらった」と笑顔。
試合後に当時と同じ角度からのキックに挑戦し、再びゴール左へそれると「入れる気満々だったけど」と頭をかいたとのこと。
たかが1つのラグビー用語とは言え、非常に意味深な言葉、それがノーサイドなのです。
出典:松任谷由実
今も歌い継がれるクリスマスの定番曲「恋人がサンタクロース」
1980年12月にリリースされた10枚目のオリジナルアルバム「SURF&SNOW」に収録されています。
今も歌い継がれるクリスマスの定番曲で、映画「私をスキーに連れてって」劇中歌でした。
恐らく、クリスマス近くなると必ず何処からか聞こえてくるのではないのでしょうか。
♪#恋人がサンタクロース/#松任谷由実
1980年発売のアルバム「SURF&SNOW」に収録。
映画「#私をスキーに連れてって」の挿入歌で、当時日本ではまだ定着していなかったクリスマスソングを一般化させた1曲であります\(^o^)/pic.twitter.com/dL6yN2jILF— “観る”70〜90年代邦楽 ご紹介bot (@70_90_Watch) November 22, 2023
もう冬にユーミンといえば、この曲の他には無いと思います。
この曲に解説は不要、先ずは聞いてください。
歌の最初から良いですよね。
昔 となりのおしゃれな おねえさんは
クリスマスの日 私に云った
今夜 8時になれば サンタが家にやって来る
出典:恋人がサンタクロース / 作詞:松任谷由実 作曲:松任谷由実
あとは皆さんの想像にお任せします。
良いクリスマスを!良い年を!
出典:松任谷由実
まとめ
いかがでしたか。
冬の季語にもなっているユーミン。
勿論、冬をテーマにした曲がたくさんあります。
貴方も、明るいものから重めのものまで、様々な冬の情景を感じてみませんか。