小動物界の王者、ハムスター。
今でも絶大な人気を誇り、家で飼っているという人も相当数います。
そんなハムスターですが、ネット情報を見ても飼育書を読んでも、言っていることがそれれ違っている!ということが多々あります。
獣医さんによっても、飼い方の考え方が違ったりするので、ここでは何が正解なのかを見出していきます。
基本を押さえれば、それ以外で正解はない
私も実際、ハムスターを飼っているのですが、初めて飼う時にはペットショップの店員さんに言われるがままのものを買いそろえました。
ケージにトイレ、床材、ペレット、乾燥させた穀物、回し車などなど。
しかし、私が他にハムスターを飼っている人の様子をインスタグラムで見てみると、その人その人で飼い方が違っていました。
ネット情報も飼育書も獣医さんも、言うことが違うのであれば、基本となるハムスターの生体を押さえれば、それ以外は飼い主次第だったのです。
日本と海外で違う飼い方
ハムスターを飼う時、一般的に日本では狭いケージが売られています。
これを広い水槽に変えても、海外からは狭すぎると批判が来ます。
だから回し車があるのでしょ?と。
また、人によりますが、日本ではティッシュは、ハムスターの頬袋に張り付いてとれなくなる危険性があることから危険だと思われていますが、海外では逆に、ハムスター用の床材はNGで、ティッシュが推奨されています。
そして、野生では給水器から水は飲まないという理由で、水はお皿に入れるのが海外ですが、日本では濡れてしまうことを防ぐために、この飼い方はペットショップ以外ではあまりしません。
獣医さんの多くはペレットを推奨しますが、海外ではそれもNGで、ドライフルーツなどを与えるべきとされています。
これだけ飼い方に違いがあれば、一体何を信じれば良いかわからなくなるのも当然です。
本当の良い飼い方とは?
これだけ考え方に違いがあると、正しい飼い方なんてないとわかります。
では、「良い」飼い方とはどんなものなのでしょうか。
これも一個人の意見ですが、私としてはそのハムスターの個性に合わせて、飼い方を模索し続けていくのがベストだと思っています。
所詮、ハムスターの飼い方なんて、私の意見も含めヒトが勝手に彼らにとって良いだろうなと想像して出した答えですから、本当の快適さなんて彼らハムスターにしかわからないのです。
基本的には、野生に近い環境で育ててあげるのが良いでしょうから、ハムスターの生体を調べるのが第一です。
その次に、その子が住んでいたペットショップの環境を真似し、引っ越しが落ち着いたところでその子を観察し、性格を見極める。
それができたら、その子に合わせて環境を徐々に合わせていきます。
例えば、回し車を置いてもあまり運動しない子なら肥満になる確率が上がるので、部屋の片隅に散歩スペースを作って30分間自由に散歩させてみるとか。
噛み癖がない子なら、プレスチックのトイレを入れてみても良いなとか。
そして、その性格は一生変わらないということでもないので、性格が変わってきたらまたそれに合わせてあげるのです。
基本を押さえていれば、誰のどんな飼い方が正しいというのはないと思っているので、他人を批判したりすることなく、飼い主である自分が責任を持ってお世話をしてあげることが、最も大切だと思います。
オススメの飼い方
ハムスターの正しい飼い方がないとわかったところで、私の個人的オススメをご紹介します。
これも正しいわけではないので、参考までにしてくださいね。
どの子も大抵は、ペレットよりはヒマワリの種などおいしい方を好みますから、時にペレットを大量に残し、好き嫌いをすることがあります。
このような場合は、別のペレットに変えてみるという手もありますが、ペットショップでそれを食べていたのなら、その前にやってほしいことがあります。
そのペレットを細かく砕いて、水を使って団子を作るのです。
面倒臭かったら、ペレットに水を少し染み込ませるだけでもOK。
これで、おいしいにおいが強くなり、水を含ませたことで食べやすくなります。
うちのハムスターは、これでなんとヒマワリの種よりも、ペレット団子に食いついたのでびっくりしました。
また、日本のケージは小さいことが多いので、できるなら大きな水槽で飼うことをオススメします。
噛むところがまるでないので歯に悪くないですし、飼い主はうるさくなく同じ部屋にいても安眠できます。
中の様子がクリアにわかるというのは、飼い主的には嬉しいですね。
まとめ
ちょっと違う角度から掘り下げてみた、ハムスターの飼い方でしたが、いかがでしたか?
色々模索した結果、私は正しい飼い方はないという結論に達しました。
困ったことがあったら色んな人の意見を見て、試すことでそのハムスターに合っているかどうかがわかります。
合わなければまた別の方法を試し、それを繰り返していくことで飼い主も成長するでしょう。
全てのハムスターが幸せに暮らせますように。