自分で淹れたコーヒーをおいしいと思ったことはありますか?
近頃はコンビニでも、おいしいコーヒーが飲めるようになりましたが、自宅でおいしいコーヒーを飲みたいと思いませんか?
でも、自分ではうまく淹れられない、だからコーヒーは喫茶店、コーヒーショップ、カフェやコンビニで・・・・・になっていませんか?
ちょっとした工夫で、自宅でもおいしいコーヒーが淹れられます。
今回は、豆、抽出、保存、カップにフォーカスをあててご紹介します。
オススメの4つのポイントを実践して、おいしいコーヒーを淹れましょう!
【ポイント1】自分好みの豆を見つける
お店で一番売れている豆やオススメの豆でも、自分の好みに合わなければおいしくありません。
色々と試して好みの味を知り、気に入った味の豆を知りましょう。
コーヒーの味を判断するのに重要なのは「苦味と酸味」
それから「香り」
好みの苦みと酸味のバランス、香りを把握すれば、豆も探しやすくなります。
さらに、自分の好みにあった焙煎、豆の挽き方なども知れば、より自分好みになっておいしいコーヒーが飲めます。
豆は焙煎(ロースト)で味が変わります。
ローストが浅いと苦みは弱く、酸が強くなります。
ローストが深いと苦みが強くなり、酸が弱くなります。
粉の挽き具合は、このあと紹介する抽出方法に合わせましょう。
抽出方法にあわせるのではなく、自分好みの粒度(メッシュ)にし、より好みの味にすることもできます。
ミルがあれば、自分好みの粒度にもでき、挽きたてのおいしいコーヒーが飲めます。
粗挽き
粗めの粒度。
抽出時間が短く、さっぱり仕上がる。
適した抽出方法は、ドリップ・フレンチプレス。
中挽き
やや粗めの粒度。
苦みが出すぎない仕上がり。
適した抽出方法は、ドリップ・フレンチプレス・サイフォン。
細挽き
グラニュー糖くらいの粒度。
抽出時間は長く、苦みが強い仕上がり。
適した抽出方法は、ドリップ・水出し。
極細挽き
グラニュー糖よりも小さいパウダー状の粒度。
苦みが強い。
適した抽出方法は、エスプレッソ。
【ポイント2】自分にあった抽出方法を見つける
コーヒーの抽出方法も、さまざまあります。
抽出の種類と特徴を簡単に紹介します。
エスプレッソマシン
イタリア生まれのエスプレッソは、焙煎された豆を極細挽きにし、専用の高圧蒸気マシンで淹れます。
焙煎されたコーヒーの香り、味、色合いが生かされます。
サイフォン
科学の実験を連想させるような器具が特徴。
水蒸気の圧力で、フラスコの湯をロートに押し上げて抽出。
クリアな味が出せます。
エアロプレス
数年前から北欧を中心に人気。
空気圧を利用して短時間で抽出するエアロプレスは、専用のコーヒーメーカーに乗せ、挽いた豆と湯を入れて押し込むだけ。
誰でも簡単に本格的な味が楽しめます。
豆の味がストレートに出るので、豆選びがポイント。
フレンチプレス
フランス生まれの手軽に淹れられる抽出方法。
挽いた豆を入れて、湯を注ぎ、上からプレスするだけ。
紙や布のフィルターを使わないので、コーヒーに含まれる油分がこされずにしっかり入り込むので、コーヒーの出来を素直に引き出します。
豆選びがポイント。
ネルドリップ
布のフィルターを使ってコーヒーの粉を抽出する方法。
蒸らし効果を最大限引き出せるのが特徴で、淹れる人の個性が味にダイレクトに反映されます。
フィルターの保存をきちんとしないと、味に影響がでます。
ペーパードリップ
ペーパードリップには4種類あります。
台形型:カリタ式
抽出用の3つの穴が特徴。
早めの抽出なので、軽やかな味に。
台形型:メリタ式
抽出用の穴はひとつ。
一気に湯を注いでも濃度を出しやすい。
円錐型:コーノ式
小さめの穴で抽出し、
旨みをしっかり出せる。
円錐型:ハリオ式
若干大きめの穴で抽出し、
さっぱりとした味わいの仕上がりに。
水出し
アイスコーヒーを作る抽出方法。
湯に比べて、水はコーヒーの成分を溶解するのに時間がかかるため、時間をかけてゆっくり抽出します。
ドリップよりも酸化が少ないので、マイルドな味わいを長く継続できるのが特徴。
専用のウォータードリッパーもありますが、簡易に作れる水出しポットがオススメ。
以上、これだけの抽出方法があります。
どれがいいのか迷ったときは、必要な器具が入手しやすく、扱いも簡単な「ペーパードリップ」のカリタ式もしくはメリタ式がオススメです。
【ポイント3】コーヒー豆と粉の保存方法
おいしい豆や粉を買っても、適切な保存をしなければおいしいコーヒーを淹れることはできません。
保存はきちんとしましょう。
豆の場合
コーヒー豆を長く楽しむには、焙煎してからの保存状態がとても大事です。
豆は、焙煎直後から二酸化炭素と香気成分の放出が始まりますので、保存環境を整え、長く風味を楽しめるようにしましょう。
豆にとって、酸素と湿気は大敵です。
保存する時は、ふたがしっかりしまって密閉できる瓶の容器に保存し、冷暗所に保管しましょう。
粉の場合
コーヒー豆が粉になると、香味が飛ぶスピードが早くなり、大きく風味が失われていきます。
すぐに密閉容器に入れて、冷蔵庫で保管しましょう。
常温の保存では、密閉容器に入れても香りがなくなります。
【ポイント4】コーヒーカップの選び方
コーヒーカップ選びも大切です。
デザイン性はもちろん、カップの大きさやカップの口の厚さ、カップの質感によって、感じる味わいにも変化が生まれることも。
レギュラーカップ
スタンダードなサイズ。
紅茶などのカップよりも、縦長なのが特徴。
モーニングカップ
レギュラーカップよりも、ひとまわり大きなカップ。
カプチーノカップ
厚みがあり、熱や香りが逃げにくい構造。
マグカップ
取っ手の付いた筒型のコップ。
たっぷり飲みたい方に。
エスプレッソカップ
30ml注ぐ小さなカップ。
エスプレッソ特有のクレマ(エスプレッソの液面に浮かぶ細かい泡)を持続させる構造。
デミタスカップ
エスプレッソカップよりもひとまわり大きく、80ml入る。焙煎が濃いものを楽しむならこれ。
まとめ
いかがでしたか。
コーヒーの世界は奥が深く、豆へのこだわりは当然、焙煎、挽き方、道具や抽出方法、こだわるところはいっぱいです。
ここに書いたのはほんの一部です。
少しずつコーヒーのことを知って、自分の手でおいしいコーヒーを淹れられる楽しみを感じてください。