インターネットを行う場合、必ず用意しなければならないものの一つとして、ネット回線があります。
しかし、ネット回線にはいくつか種類があるため、どれがいいか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか。
主な種類としては、光回線とモバイル回線、そしてADSLの3つが挙げられ、それぞれに特徴があります。
ですので、ネット回線を選ぶ前には、その特徴や違いをよく知っておくと便利だと言えるでしょう。
現在、最も主流になっている光回線
光回線とは、光ファイバーケーブルを使ったネット回線のことであり、高速で大容量のデータを送ることが可能です。
最大で1Gbpsという、高速な通信速度を売りにしているプロバイダーが多いため、一般的なネット利用はもちろんのこと、3Dゲームなどの速い通信速度が必要なコンテンツを利用したい場合にも向いています。
そして、固定回線であるため、通信の安定性が高いということも特徴であり、株取引などの途中で通信が切れてはいけないような用途にも、適していると言えるでしょう。
そして、光回線の契約に関しては、プロバイダーと呼ばれるネットの接続サービスを行っている業者との間で行われるのが一般的です。
光回線を提供している業者に関しては、回線そのものを敷設・管理している回線業者と、先ほど紹介したプロバイダーの組み合わせによって回線が提供されており、プロバイダーはその契約窓口になっています。
そして、回線業者とプロバイダーの組み合わせの一つに「光コラボ」と呼ばれるものがあり、この場合はNTTの回線を利用したものを指します。
他にも、auひかりや、NURO光というNTT以外の回線を利用したものもあり、こちらは光コラボとは別のものになりますが、契約先が一つで済むという点では、光コラボと同じような便利さがあると言えるでしょう。
工事の必要がないモバイル回線
モバイル回線とは、携帯電話のような無線電波を使ったネット回線のことであり、通信用のルーターを購入し、プラン契約をすることによって回線を利用することが出来ます。
ルーターは、持ち運び可能なタイプや据え置きタイプがあり、持ち運び可能なタイプであれば自宅だけでなく外出先でも利用することが出来ます。
モバイル回線の一番の特徴は、光回線のように工事を行う必要がないということです。
回線工事を行うとなると、日程を決めたり工事業者を部屋に上げるなど、面倒なことが多いですし、基本的には工事費が必要になります。
しかし、モバイル回線であれば、ルーターさえあれば回線が繋ぐことができるため、当然工事の手間はかかりません。
それに光回線の場合は、工事が行われるまでに2週間~2ヵ月程度待たなければなりませんが、モバイル回線であれば、ルーターが届くまでの1週間程度でネットを始めることが出来ます。
ただし通信速度に関しては、最大で200~300Mbps程度となるため、最1Gbps(1000Mbps)が主流である光回線に比べると、遅くなると言えるでしょう。
そして、モバイル回線の場合は、通信データ量に制限がかけられている場合が多いため、動画などのデータ量の多いコンテンツをよく利用するヘビーユーザーの場合は、注意しておいた方がよいと言えます。
従来の回線であるADSL
ADSLとは、従来の電話回線を使ったネット回線のことであり、昔は主流の回線でしたが光回線などが出てきてからは、マイナーな存在になっていると言えます。
通信速度は、最大で12~50Mbps程度なので、光回線などと比べるとかなり遅いと言えますが、工事の必要がなく、料金も安いというメリットがあると言えるでしょう。
またADSLには、光回線もモバイル回線も使えないという場合でも、利用できるという強みがあると言えます。
まとめ
いかがでしたか。
光回線は高速で安定した通信が魅力であり、モバイル回線は工事不要の手軽さやそこそこの通信速度が出ることが魅力です。
そして、光回線とモバイル回線が利用できない場合でも、ADSLなら利用可能です。