私は、40代半ばのサラリーマンです。
仕事は、経理をしています。
10年前ぐらいに、経理の仕事をしたく転職した次第です。
ただし、前職ではシステム系の仕事をしていたため、経理の仕事に就くための資格の勉強をし、実務未経験の穴を埋める付加価値をつけて、なんとか現在の仕事に就きました。
そんな、一苦労して就いた仕事ですが、10年経った今も、楽しくやりがいをもって仕事にあたれています。
もちろん実務未経験だったので、中途入社した当初は、仕事を覚えるのにも苦労しました。
いくら、それなりの勉強をしたからといって、学問と実務は違うことも痛感しました。
ただし、勉強した下地はけして無駄だった訳でなく、実務を覚えるに連れて、処理の背景や考え方の理解につながり、今も当時の勉強が大いに役立っており、だからこそ現在もやりがいをもち、仕事ができているのだと思います。
今回は、そんな私が大好きな仕事である経理の仕事を紹介させていただきます。
経理の仕事とは
経理の仕事とは、一般的には細かくて、正確に記録するものといったイメージがあるかと思います。
これはこれで、けして外れではなく、当たっています。
経理の仕事とは、会社が行った取引を、貨幣価値に換算して、つまりお金に置き換えて正確に会計帳簿に記録します。
そして、一定期間が経ったのち、記録した取引を集計して、報告します。
この報告は、株主等の外部の利害関係に報告するものを財務会計といい、企業の内部の経営層へ報告するものを管理会計といいます。
なお、外部の利害関係者へ報告する書類に求められるのは、会計基準にのっとった正確な報告書であることです。
これは、外部の利害関係者が報告書を他企業の報告書と比較検討するため、どの企業も比較可能性を担保するために、一定の会計基準、すなわち同じルールに基づいて報告書を作成することが求められているのです。
対して、管理会計の報告書は、経営層への報告書です。
したがって、経営者が会社の舵取りに有用な情報を提供することが求められているので、特段一定のルールに基づく必要はありません。
経理に対するイメージとは、大抵は報告の基となる記録を正確にすること、そして財務会計において一定の会計基準にのっとった正確な報告書を作成することから、細かくて正確性が求められるイメージがあるのだと思います。
経理の仕事の魅力
前章では、経理の仕事について概要を紹介しました。
では、そんな経理の仕事の魅力とは何かですが、正直なところ帳簿に正確に記録することは面白くありません。
今では、かなりの割合で自動化されている部分でもあります。
魅力があるのは、やはり報告です。
まずは財務会計ですが、一定の会計基準にのっとって作成する必要があります。
この会計基準は、けして普遍的なものでなく、世の中の情勢に応じて変化するものです。
したがって、世の中の動きに精通する必要があり、知的好奇心がかなり満たされます。
正直なところ、世の中の動向の把握は大変ですが、変化の背景も踏まえて理解していくと大変面白くもあります。
また、もう一つの管理会計は、まさに経営層に報告するものであり、経営者と直接話すことができ、そして会社の方向性や動向を真っ先に知ることが出来るポジションだということです。
経理への適正者
いかがでしたか。
前章で記載した通り、経理の仕事とは、世の中の動向や会社の動向を真っ先に知れる醍醐味があります。
ただし、情報は降って沸いてくるものではないので、掴み取らなければなりません。
したがって、経理への適正とは、知的好奇心が旺盛で能動的に行動できることが求められるます。
好奇心が旺盛で、行動力がある人が、実は経理に適した人だと思います。