「観葉植物が欲しいけど、何を選んだら分からない。」
「気に入った観葉植物の名前が分からない。」
おしゃれな家には必ずある観葉植物ですが、名前とイメージが一致しなくて困っている人も多いことでしょう。
また、観葉植物はたくさんの種類があって、選び方に困りますよね。
観葉植物には、弱い日差しでもしっかり育つものや乾燥に強いもの、寒さに強いものなどさまざまな種類があります。
自分にぴったりな観葉植物が見つかれば、日々の暮らしの質が向上するはずです。
今回は、たくさんある観葉植物のなかでも、オススメの観葉植物を4つご紹介します。
下垂性があるので吊り鉢植えが一般的「エスキナンツス」
分類は、イワタバコ科エスキナンツス属です。
熱帯アジア、ニューギニアに80種以上があり、常緑草本で、木や岩に着生して育ちます。花だけでなく、観葉種としても利用でき、吊り鉢にも向きます。
栽培管理ですが、半日陰で育てますが、日焼けをおこさない程度に光によく当てます。
夏は風通しをよくして涼しくし、冬は乾かし気味にして、8~10度以上に保つようにします。
乾燥には強いのですが、反面、過湿は嫌います。
生長期には、緩効性の肥料を2~3回与えます。
用土はミズゴケ単用が簡便ですが、鹿沼土、軽石、パーライト、バーミキュライトなどの混合土でも構いません。
4~5月に挿し芽して肥培すれば、冬から春には開花します。
古株は下葉が枯れ、根腐れを起こしやすいので、3年目くらいで更新するとよいでしょう。
挿し木といっても、用土は親株と同じでよく、挿し穂は長さ10cmが適当です。
斑や紋様の美しい長細い葉が特徴的「クテナンテ」
分類は、クズウコン科クテナンテ属です。
ブラジルに9種があります。
カラテア、マランタに近い仲間で、よく混同されてしまいます。
草丈1m以上になる大型種と匍匐性に近い種類がありますが、共に茎が株分かれして伸びるので挿し木で殖やすことができます。
栽培管理ですが、直射光でも葉焼けすることはありませんが、夏は半日陰くらいがよいです。
冬は、10度以上に保温したいものです。
乾燥には強いので、鉢土を乾かし気味にすれば、寒さにも強くなります。
春から秋までは、水と肥料を十分に。
鉢土の過湿は嫌いますが、空中湿度は高い方がよいので、葉水を度々やります。
用土は、ミズゴケ単用か排水のよい混合土が適しています。
15度以上あればいつでも挿し木で殖やせるので、大きくなり過ぎた株は更新しましょう。
また、株分けもできます。
ハダニとネコナカイガラムシに注意してください。
ユニークな草姿が魅力「トックリラン」
分類は、リュウゼツラン科トックリランです。
北アメリカからメキシコに6種があります。
本種は、茎の基部がとっくり状に膨らむので、この名があります。
高さ10mにも育ちますが、観賞用には実生の幼苗が栽培されています。
最近普及し始めたロンギフォリアは、ノリナ属に分類されていますが、緩く螺旋状に巻いた光沢のある濃緑色の細い葉を長く下垂して魅力があります。
栽培管理ですが、耐陰性は強いですが日光を好むので、いつも直射光線を当てて育てます。
寒さにも強く健康な株で、乾燥気味に保てば、5~零度で越冬します。
乾燥には非常に強いので、いつも乾燥気味に育てます。
冬の低温期は、過湿にならないように特に気をつけましょう。
肥料はあまり必要としませんし、植え替えもあまり必要としませんが、株の生長に合わせて植え替えします。
ネコナカイガラムシが発生しやすいので、植え替え時に防除します。
花嫁のベールを連想させる「ブライダルベール」
分類は、ツユクサ科ブライダルベールです。
中南米原産の常緑多年草で、茎は細くややジグザグ状になって横に広がります。
葉は卵形から卵状皮針形で、長さ2.5~8cmと変異があり両面に細毛があります。
現在の栽培種は選抜されたもので、葉は長さ1~2cmの広皮針形、裏面は暗紫色で、基部葉縁にだけ毛があります。
花は径5~6mmですが白色多花性で、満開時は白いベールを思わせます。
栽培管理ですが、非常に成長が速く、よく分枝して株が密生します。
その代わり、根も早く鉢いっぱいになり、肥料切れを起こしやすくなります。
枯れ葉の目立つ株は、刈り込みによって更新できますが、挿し木して作り直すようがよいでしょう。
最初に、なるべくたくさんの芽を挿せば、早く株が密生します。
株ができれば、夏の高温期に開花します。
あまり光線が強いと、緑色が褪せて新鮮さがなくなりますので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。
空間をきれいにしてくれたり、癒し効果をもたらしたりしてくれる観葉植物。
ぜひ、日常の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。