1987年に結成された「スピッツ」。
ドラマや映画などのタイアップ曲が多く、様々な年代から支持を受けています。
ボーカルの草野マサムネさんの爽やかで優しい歌声は、まさに恋をした時にピッタリですよね。
そこで今回は、スピッツの「恋をした時に聴きたい曲」を5つご紹介します。
切ない恋心を描いた「ありふれた人生」
2005年1月にリリースされた11枚目のオリジナルアルバム「スーベニア」に収録されています。
ギターのイントロから既に胸を鷲掴みにされるナンバー。
静かにそして切なく響く草野マサムネさんの声は、まるで聴いている人に語りかけるようです。
変わりたいけれど、変わる事ができない。
そんなジレンマが、歌詞のなかには溢れています。
♪ありふれた人生を探していた 傷つきたくないから 君といる時間は短すぎて 来週までもつかな (ありふれた人生) ♯スピッツ pic.twitter.com/G12AA5gmsK
— スピッツブリーダー☆エマ (@supdaisuki41) June 4, 2017
好きな女性と過ごす時間の短さや、すぐに会いたいと思う気持ち。
まるで、初めて恋を経験した時のような甘酸っぱさも感じます。
なんでもない、当たり前の日常。
でも、誰かを好きになる事でその日常が変わっていく。
この曲を聴いた後は、恋する人に会いたくなってしまいます。
映画「きのう何食べた?」主題歌「大好物」
2021年11月にリリースされた45作目のシングルで、映画「きのう何食べた?」主題歌でした。
恋人の事を考えた時に聴きたくなるのが、この「大好物」です。
ミディアムバラードのメロディと、優しさに溢れた歌詞が魅力的。
「恋人と一緒にいる時間は、決して当たり前じゃない。」
「毎日が特別な日なのだ。」
と、この曲は教えてくれているようです。
今朝のはやドキ!📺より
「きのう何食べた?」劇場版情報解禁ということで、スピッツの主題歌🎶「大好物」、マサムネさんのメッセージ✨も紹介されてました‼️ pic.twitter.com/xG7wOMfwep— むねりん (@ne6mocha_rin) August 5, 2021
「君の大好きな物なら 僕も多分明日には好き」という歌詞は、恋をしているからこそ感じる気持ちだと思います。
最初から最後まで、胸がじんわり温かくなって幸せな気持ちになれます。
大好きな人とずっと側にいたい。
普段は恥ずかしくて言えない言葉を、まるで代弁してくれているような一曲です。
甘くて寂しさを感じさせるラブバラード「ジュテーム?」
2000年7月にリリースされた9枚目のオリジナルアルバム「ハヤブサ」に収録されていて、アニメ「ハチミツとクローバー」の挿入歌でした。
スピッツといえば、バンドのイメージが強いですよね。
ですが、この曲は草野マサムネさんの弾き語りなので、新鮮な気持ちで聴けます。
この曲は、甘くて少しだけ寂しさを感じさせるしっとりラブバラードです。
その寂しさの原因は、タイトルに隠されています。
ハチミツとクローバーのアニメのこのシーンで流れる
スピッツの『ジュテーム?』好きだな〜 pic.twitter.com/JkMR4ofXmn— のら猫 (@2012Nikucue) January 22, 2018
ジュテームというのは、フランス語で「愛している」を意味します。
しかし、その最後には「?」マークがついています。
それは、相手に対して愛を確認しているようにも感じますし、自分の気持ちを確かめているようにも感じます。
間違った恋をしている自分を、心のどこかで嘲るような部分には、後悔にも似たような気持ちが溢れています。
好きになってはいけない人を、好きになってしまった。
そんな複雑な想いが、優しく染み入ります。
シンプルなメロディだからこそ、より深さを感じさせるナンバーです。
恋の終わりを描いた「君が思い出になる前に」
1993年10月にリリースされた7枚目のシングルで、初めてのスマッシュヒットを記録。
恋というのは、楽しいだけではありません。時には、苦しさを感じる時もあります。
それは、恋を失う時です。
愛する人と、なんらかの理由で離れなくてはいけない人もいます。
この曲は、そんな心境を切々と歌い上げています。
スピッツ 「君が思い出になる前に」 pic.twitter.com/9NIg9AZ2lh
— スピッツbot (@samenai_minato) March 13, 2023
4枚目のアルバム「Crispy!」にも収録されているナンバーで、しっとりとしたメロディがとても印象的。
愛する人とは別々の道を歩む事になる。
でも、忘れたくない。
忘れてほしくない。
男性の複雑で切ない気持ちが、切々と描かれています。
映画「月光の囁き」主題歌「運命の人」
1997年11月にリリースされた17枚目のシングルで、映画「月光の囁き」の主題歌として人気を博しました。
スピード感ある心地よいリズムのナンバー。
この曲で描かれているのは、まさにリアルな恋愛です。
「月光の囁き」
高校生の拓也と紗月。交際を始めたが拓也は普通の恋愛では満たされず…排泄音を盗聴し靴下を盗む。マゾ的な要求もする拓也の歪な愛情を嫌悪しつつも離れられない紗月。変態としか言えないけど何故か耽美で切ない。
スピッツの「運命の人」が流れるタイミングも完璧。原作も大好き! pic.twitter.com/q4xZ3w5q38— すーぱん (@aquacom1234) January 31, 2023
恋愛は楽しいだけじゃないけれど、綺麗な事だけではないけれど、それでも好きになって良かったと思わせてくれる一曲。
バスやコンビニといった、日常で当たり前に見かけるものが歌詞に出てくるので、親近感も感じられます。
まとめ
いかがでしたか。
甘く優しいだけではなくちょっぴりほろ苦さも感じるスピッツの名曲達は、恋をした時に聴きたくなるものばかりです。
あなたもお気に入りの一曲を見つけてくださいね。