最近、本当に痛ましい、高齢者のブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故が多発しています。
子どもの命を奪ってしまうような事故もありました。
バックで突っ込んで店舗を破壊してしまうような事故は、頻繁にありますね。
そこで今回は、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故を防ぐ方法を、ここで2つご紹介します。
高齢者の方がこの記事を読んでくれたらいいのですが、もしも難しい場合、心配している子ども世代や家族が教えてあげて欲しいです。
【股を閉じることを意識して運転する】
この手の事故は、とっさに気が動転して踏み間違えてしまうという場合が多いようですが、意外と、ブレーキとアクセルの段差が原因で、ブレーキを踏もうとしてアクセルに足が落ちギュッと行き事故になってしまうケースが多いのです。
足や太ももの筋肉が弱っている高齢者にとって、ブレーキとアクセルの段差は、とても負担になります。
若いときには難なくこの段差に対応できたので、本人は意識していないのも怖い所です。
ブレーキを踏んでいるつもりが踏み外し、アクセルへギューと「キャー、アー」という感じで不幸な結末になってしまうわけです。
ちなみに、これを防ぐ方法は、ちゃんとあります。
運転中、特にブレーキを踏む時「股を閉じることを意識する」ということです。
普通だと、高齢者でも若い人でも、あまり運転中に股を閉じる事なんて意識していないと思います。
でも、これを意識して欲しいのです。
ブレーキを踏む時、意識して股を閉じるようにすれば、自然とアクセルからの距離をとることができるというわけです。
はじめは難しいかもしれませんが、いつもやるように心がけていれば、段々普通にやるようになって来ます。
そんなに難しいことではないので、ブレーキを踏む時は、意識して股を閉じるべしと心に念じて運転するようにしてみて下さい。
そうすれば、踏み間違いのリスクは必ず軽減できます。
【後付けの誤発進防止装置の装着】
誤発進防止装置とは、アクセルとブレーキの踏み間違いを防止する装置ですね。
新型車では、ブレーキ自体に細工を施し、加速を防止する「サポカー」もあります。
これに乗り換えることが最適な方法ですが、経済的にも難しい場合が多いでしょう。
そこで、もう少しハードルが低く手が届きそうなのが、今乗っている車に後付けする「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を活用することです。
ゆっくり走っている時にアクセルが強く踏まれた際、「ブレーキを踏もうとしていたのでは?」と認識し、逆に減速させてくれます。
そして、音で「ミスしているのでは?」と警告までしてくれるというものです。
注意して欲しいのは、車を完全にストップさせるわけではなく、急な加速を減速に持って行くという機能だけです。
でも、減速したところで我に返り、ブレーキに踏みかえることもできるので、事故のリスクを下げることは間違いありません。
メーカー純正品の他、「ペダルの見張り番2」、「誤発進防止システム2」など、少しずつ機能が違い色々販売されているので、調べて取り付けを検討するといいです。
自治体によっては、取り付けに補助金が受けられる場合もあります。
通常4~8万円ほどかかるものが、約1割負担で取り付けることができます。
まとめ
いかがでしたか。
ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故の増加は、まさに今、社会問題です。
これを0にするのは、高齢ドライバーの責任だけではなく、もっと下の世代も考えるべき問題だと思います。
免許の返納者も激増しています。
これは、最も事故を減らす近道であることは間違いありません。
しかし、買い物の問題や、運転に生きがいを持っている高齢者も沢山いることは、間違いありません。
そこを考慮しながら、事故を減らして行くために、今回ご紹介した方法を活用していただければ幸いです。