「観葉植物が欲しいけど、何を選んだら分からない。」
「気に入った観葉植物の名前が分からない。」
おしゃれな家には必ずある観葉植物ですが、名前とイメージが一致しなくて困っている人も多いことでしょう。
また、観葉植物はたくさんの種類があって、選び方に困りますよね。
観葉植物には、弱い日差しでもしっかり育つものや乾燥に強いもの、寒さに強いものなどさまざまな種類があります。
自分にぴったりな観葉植物が見つかれば、日々の暮らしの質が向上するはずです。
今回は、たくさんある観葉植物のなかでも、オススメの観葉植物を4つご紹介します。
ふわふわとした姿がかわいらしい「アスパラガス」
分類は、ユリ科アスパラガス属です。
旧大陸の温帯~熱帯地域に100~300種があるといわれています。
観葉種として栽培されるのは南アフリカ原産種が多く、真の葉は退化して鱗片状になり茎に密着し、時にトゲ状になります。
葉のように見えるのは枝の変化したもので、仮葉といいます。
栽培管理ですが、日陰でも育ちますが日光には当てる方がよく、耐寒性は強くて5℃程度で越冬します。
根が球状や多肉状になり養水分を蓄え、乾燥にも強いので冬は水やりを少なくします。
肥料は、緩効性肥料を4月中旬に1回与え、あとは葉の色を見て液肥で補います。
用土は選びませんが、排水を良くします。
根が大きいので、縦長の鉢が適します。
4~5月に株分けで増やしますが、よく結実するので実生も可能です。
15℃以上あれば、いつでもよく発芽します。
古株は短く刈り込んで、新芽を出させるとよいでしょう。
つる性種も、刈り込めば小鉢になります。
名前の由来はドイツの植物学者「ディーフェンバキア」
分類は、サトイモ科ディーフェンバキア属です。
熱帯アメリカ、西インド諸島に約30種の原種があります。
常緑の多年草で、茎は太く多肉質で直立し、基部から新芽を出して群生します。
茎から出る汁は有毒ですが、口にしない限り、人体にさほどの影響はありません。
しかし、皮膚の弱い人は、汁液を無暗に付けないように気を付けましょう。
葉は長楕円形の大型ですが、質は柔らかくアグラオネマ属と似ていますが、全体により大型で葉脈数も多いので、葉だけでも見分けられます。
鉢植えでは中々開花しませんが、大きな白緑色の仏炎苞をつけます。
野生種がそのまま栽培されることはあまりなく、枝変わりなどで生まれた園芸品種が普及しています。
茎の太い大型種に代わって、茎が細く肥培するほど株立ちが良くなる矮性種の栽培が多いようです。
栽培管理ですが、高温多湿を好みますから、夏は非常に旺盛な生育をします。
見かけより遥かに環境適応性があり、用土の乾燥には非常に強い反面、過湿にもよく耐えます。
フトイやガマなどと同じように、水辺に植えてもよく育ちます。
ですから、夏は普通、半日陰くらいにしますが、日光に慣らしてしまえば戸外の池に植えることもできます。
しかし、葉が大きく柔らかいので、空中湿度が高くないと元気が無くなってしまいます。
夏は、葉水を繰り返すことが大切です。
また、冷房した室内で冷気の直接当たる場所に置くと、意外と早く傷んでしまいます。
冬は用土を乾かし気味にして、最低8度には保温したいものです。
日照不足にもよく耐えますが、冬の低温期は出来るだけ日光浴を多くしましょう。
ガラス戸越しでかまいません。
現在の品種は、多肥栽培するほど株立ちが良くなります。
夏の高温期は、肥料切れにならないよう気を付けましょう。
伸びすぎた茎は切りつめれば、よく芽を出します。
6~8月なら挿し木が簡単で、40cm以上の大きな茎でも挿し木ができます。
茎だけ挿してもよく発芽し、株分けや植え替えも高温期が安全です。
用土は排水のよいことが大切で、病害虫はあまり心配ありませんが、ハダニ、カイガラムシに注意しましょう。
縦方向に走った3本の葉脈が美しい「ピレア」
分類は、イラクサ科ピレア属です。
世界の熱帯から温帯地域に400種以上が分布していますが、園芸的には熱帯産の常緑多年生種が利用されています。
アサバソウの様に立ち性のものと、ピレア・ヌンムラリーフォリアのように匍匐性で、長く伸びると下垂性にもなるものがあります。
小型で分枝性のよい種類が多く、室内園芸に適しています。
栽培管理ですが、高温多湿でよく生育します。
非常に適応性に富み、日陰でもよく育つ反面、直射光でも平気です。
弱々しく見えますが、乾燥にもよく耐え、5度程度で越冬します。
挿し木でよく繁殖し、自然に分枝して形よく育ちます。
用土は選びませんし、あまり多肥も必要ではありません。
吊り鉢のほか、ミニ観葉としてテラリウムや寄せ植えにも適し、草姿が乱れたものは剪定して更新できますし、病害虫も心配ありません。
初心者でも育てやすい「ポトス」
分類は、サトイモ科ポトス(オウゴンカズラ)です。
ソロモン諸島原産のつる性多年草で、成株になると葉は長さ50cm以上になり、羽状に切れ込みが入ります。
現在の栽培種は、黄斑の多い選抜された個体です。
マーブル・クィーンは、斑が白~白黄色でやや小型です。
ハブカズラは、緑葉で羽状に深く裂けています。
仲間に、シラフカズラ(スキンダプスス属)があります。
栽培管理ですが、高温多湿でよく生長し室内でもよく越冬しますが、冬は光によく当ててやりましょう。
ヘゴ付け栽培が普通ですが、吊り鉢にも向いています。
幼苗期を観賞しているわけですから、古株を肥培すると、急に葉が大きくなって乱れてしまいます。
挿し木で簡単にふやせますから、早めに更新するとよいでしょう。
伸びすぎた茎は形よく巻き込むか、切りつめて挿し穂にします。
ミニ観葉として、寄せ植えなどにも向きます。
まとめ
いかがでしたか。
空間をきれいにしてくれたり、癒し効果をもたらしたりしてくれる観葉植物。