春といえば、皆さんは何を連想するでしょうか?
私は、ピンク色に染まった桜の花びらが舞い散る公園などの風景を思い浮かべます。
日本人なら、あの美しさをぼーっと眺めているだけで、何故だか心が穏やかになる、そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな日本の春の風物詩とも言える美しい桜を存分に楽しめる3つの有名お花見スポット(東日本限定)を、個人的な好みによる3選でご紹介したいと思います!
白虎隊の悲劇の舞台 福島県「鶴ヶ城」
「鶴ヶ城」は、福島県会津若松市にある国内で唯一の赤瓦(あかがわら)を使った天守閣を持つお城です。
「幕末期に白虎隊が自害を遂げた舞台」としても大変有名ですが、実は、ここは「桜の名所100選」にも選ばれている国内でも大変よく知られたお花見スポットなんです。
お城の敷地内には、約1000本のソメイヨシノ・ヤエザクラ・シダレザクラなどの桜が植えてあり、見頃の4月中旬~4月下旬には、それらが美しく咲き誇ります。
それだけでも十分に美しく、当然、見る価値があるのですが、ここの桜見物の醍醐味はそれだけではありません。
美しい調和を見せる、先述した赤瓦を持つ独特の天守閣と桜の花びらの組み合わせが、ここを訪れる多くの観光客・お花見客に大人気なのです。
会津 鶴ヶ城の桜🌸も 満開を迎えていますよ〜桜🌸
o(´∇`*o)(o*´∇`)o🌸🎶#会津 #鶴ヶ城 #桜🌸 pic.twitter.com/dOafSBQ8tc— あきちゃん@ゆっくり 前向きにஐ*⋆ (@akichan0923) 2019年4月20日
桜のピンク、赤瓦の赤、城郭の白、これらが絶妙に混ざり合うことで、とても優雅で悠久の歴史を感じさせる風景を生み出しているのです。
また、こちらでは「鶴ヶ城さくらまつり」が行われ、期間中に「大茶会」「会津十楽春の陣」「おもてなし市」などの地域色にあふれたイベントが開催されます。
さらに、夜桜イベントなどもありますので、歴史情緒たっぷりのお城を幻想的に彩る桜の美しさを、存分に堪能出来るのではないでしょうか。
みちのく屈指の桜の名所 岩手県「北上展勝地」
「北上展勝地(きたかみてんしょうち)」は岩手県北上市立花に位置する公園で、ここも鶴ヶ城と同じく「桜の名所100選」に選ばれている大変有名なお花見の名所です。
この公園はとても歴史のある場所で、なんと大正10年(1921年)に開園ということです。
ですから、当然、樹齢の長い桜が多く植えてあり、そんなところも、この場所がお花見スポットとして希少価値の高い理由となっています。
そして、この公園では、見頃の4月中旬~5月上旬になると、そんな桜たちが北上川に沿うように、約2kmに渡って咲き誇ります。
その美しい姿は、まるで2kmにおよぶ桜のトンネルを形作っているかのように見え、その風景を写真に収めようと、多くの観光客やお花見客がカメラ、 スマートフォンを向けるということです。
4月29日(月)10:00現在の交通情報。
展勝地第1・3駐車場は満車です。
利根山光人記念美術館付近から渋滞が発生しております。
天候も良く、渡し舟、徒歩、自転車での来場をお待ちしております。#北上展勝地 #さくらまつり #渋滞 pic.twitter.com/bJ4sqzCBPL— 北上展勝地さくらまつり渋滞情報 (@tenshouchi) 2019年4月29日
また、その川沿いのみならず、公園の敷地内(293ヘクタールの広大さ)には、なんと合計で1万本を超える桜が植えてあり、その美しさの競演は、見る者全ての心を鮮やかに彩ってくれます。
この公園では「みちのく三大桜名所の北上展勝地さくらまつり」が行われ、剣舞や歌舞伎、 渡し舟の運行、観光馬車運行、などの様々なイベントが開催されます。
全国から多くのお花見好きが集まるということですので、盛り上がりが凄そうですね!
北海道の歴史的名所 函館「五稜郭公園」
栄えある第1位は、北海道函館市の「五稜郭公園」です!
「五稜郭公園」は、激動の幕末期の舞台にもなった五角形の星の形をした城郭が全国的に大変有名ですが、美しい桜を存分に堪能できるお花見スポットとしてもよく知られています。
特に、この公園にそびえ立つ「五稜郭タワー」頂上の展望台から見下ろす五稜郭とお堀、そしてピンクの桜の組み合わさった美しい景色は、毎年、多くの見物客を魅了し続けています。
公園の敷地内には、ソメイヨシノを中心に、およそ1600本もの桜が植えてあり、それらが見頃の4月下旬~5月上旬になると、美を競い合うかのように、一斉に美しく咲き誇ります。
先述した展望台からこの桜を見ると、お堀のブルーとピンクの調和がとても美しく、また、お堀も角ばった特徴的な形状を持っている為、ここでしか見ることが出来ないユニークなお花見風景を堪能できるということです。
五稜郭タワー行ってきました。やっぱこの時期はこれを撮らないと☺#五稜郭公園 #桜 pic.twitter.com/PIDLhnjUsf
— ★むー★ (@munerin68) 2019年4月28日
さらに、ここでは「貸しボートに乗ってお堀から桜を見る」という貴重な体験も出来ますよ。
また、例年「花見電飾」と呼ばれる夜桜ライトアップイベントも、五稜郭タワー近くのエリアで開催され、その妖しい美しさで多くのお花見客を喜ばせています。
まとめ
さあ、どうだったでしょうか?
お花見に行きたくなりましたか?
どこも「歴史情緒あふれる美しい場所」というのが共通項だと思います。
やはり、桜と歴史的な場所、歴史的な建造物というものは「とても相性が良いんだな」ということが改めて感じられた気がします。
ちょっとでも興味が沸いた場所などがありましたら、是非一度、 お花見に出掛けてみて下さい!