私は、40代半ばのサラリーマンです。
家族は妻と小学生の長男、そして幼稚園児の長女の四人家族です。
歳を重ねて、最近は子供中心の生活になり、趣味や自分のために費やす時間が減っています。休みの日も、長男の習い事の送り迎えや家の掃除で、ほとんど終わってしまう今日この頃です。
したがって、仕事以外にこれといってやることのない私ですが、唯一30代半ばの頃から続けていることがあります。
それは野球観戦です。私は小学生の一年生から野球を自分自身でも行っていたこともあり、大のプロ野球ファンです。
中でも、ヤクルトスワローズの大ファンで、小さい頃より応援していました。今でこそ、プロ野球は地域に根差すようになり、各チームともに地域の熱狂的なファンがいますが、昔はプロ野球イコール巨人の時代で、ヤクルトファンなど皆無に等しいものでした。
当時は、プロ野球中継と言えば、巨人戦しかテレビで放送されておらず、選択肢がそもそもなかったのも大きな要因だったのだと思います。
ただし、そんな中、私はヤクルトスワローズの大ファンでした。
ある種、変わり者扱いを当時は受けたこともありますが、今ではそれなりの人気をほこるようにはなりました。
そんなヤクルトの魅力を、今回は紹介したいと思います。
青色のチームカラー
ヤクルトスワローズの魅力の一つ目は、なんといってもチームカラーだと思います。
幼い男の子が好きな色と言えば何か、そう青色です。
したがって、ヤクルトスワローズのチームカラーが、青色だということが、まずは最大の魅力であり、少年の心をつかむ要因になるのだと思います。
女の子は不思議とピンクが好きです。
最近はピンクのユニフォームの球団もありますが、幼い少年が第一印象でピンクのユニフォームの球団を好きになるでしょうか。
おそらくならないと思います。
したがって、まずは幼い少年の心をつかむことができる青をチームカラーとしていることが、最大の魅力になります。
勝ちにこだわりすぎない
ヤクルトスワローズの魅力の二つ目は、勝ちにこだわりすぎないことです。
もちろんプロ野球ですから、勝ちにこだわる必要はあります。
ただし、ただ勝つためにフリーエージェント制度を利用して、他チームの主力を引き抜き勝ったとしても、嬉しいでしょうか。私は嬉しくありません。
金で勝利を買えるのであれば、私はプロ野球にロマンは感じません。
私は古いのかもしれませんが、やはりドラフトで指名して入団した生え抜きの選手が活躍して勝つことに魅力を感じます。
日本人特有の感性なのかもしれませんが、選手が徐々に成長して活躍する姿に喜びや、勝った時に感動を覚えます。
ヤクルトスワローズは球団の財政力が強くないこともありますが、けして他チームの主力を金で引き抜き、優勝することを目指すチームではありません。
他にも数チームありますが、選手を自前で育てて、優勝を目指すチームの方針に魅力を感じます。
選手を使い捨てにしない
ヤクルトスワローズの魅力の三つ目は、ヤクルトスワローズがファミリー球団であることです。
これは、ヤクルトスワローズの魅力の二つ目と少々似ていますが、ドラフトで指名した選手を使い捨てするのでなく、大切に育て、かつ引退しても、その後も考えている球団の方針に魅力を感じます。
これは、ある種プロの野球としてはマイナスなのかもしれません。プロである以上は、厳しく結果だけで勝負する方が正しいのかもしれません。
確かにそういったチームの方が強い傾向もあります。ただ、これまた日本人だからか、結果が出ないと「はいおさらば」的な厳格が、私は少々しっくりきません。
引退後も、スタッフとして引退した選手の名前を見ると、懐かしさや安心感を感じます。
したがって、ヤクルトスワローズの魅力の三つ目は、選手を引退後もフロント等で採用して大切にすることです。
基本的に弱い
最後になりますが、ヤクルトスワローズの魅力の四つ目は、基本的に弱いことです。
最近ではそんなチーム自体がなくなりましたが、毎年同じチームが優勝したのでは、そのチームを応援しているファンも、嬉しいでしょうが、喜びや感動は慣れにより、麻痺してきます。
対して、弱いチームが優勝すると、長いときには十数年ぶりの優勝になるので、喜びや感動も大きくなります。
したがって、ヤクルトスワローズの魅力の四つ目は、常勝チームでないからこそ、勝った時や、優勝した時には、喜びや感動を、他チームのファンの倍以上、味わえることです。
最後に
いかがでしたか。
先に記載した通り、現在のプロ野球はフランチャイズ制をひいて、地域と一体になり、どのチームにも熱狂的なファンを抱えて盛り上がっています。
ただし、資金力には差があり、やはり潤沢な資金力を背景に選手を金で集める球団もあります。
ただし、ヤクルトスワローズは選手を大切にするあたたかい球団であり、本当に魅力のあるチームです。
小川監督率いる2018年のスローガンは、悔しさを胸にもう一度立ち上がり、再び上を目指そうという想いが込められた「Swallows RISING -再起-」に決まったようです。
強い執念で優勝を掴み取ることを願っています。