【雲海に浮かぶ天空の城】「北陸の小京都」福井県大野市「越前大野城」は福井県最強の雲海スポット ~幻の景色「天空の城」が見えるのは、1年で10回程度!!~

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越前大野城は、福井市の北東に位置する大野市北西部の標高249mの亀山に築かれた城です。

大野盆地の高台にあり、盆地に霧が立ち込めると、雲の上に天守が聳え、まさに「天空の城」と呼ぶにふさわしい景観を醸し出します。

今回は、この福井県の大野城の概要とその魅力について説明したいと思います。

大野城の概要

大野城は冒頭に記載した立地にあり、天正4年 (1576) 頃に、織田信長より大野郡の2/3の所領を与えられた金森長近により築城されたものです。

築城には、4年の歳月をかけたと伝えられています。

石垣は、自然石をそのまま積み上げた野面積みで作られており、戦国時代の古い築城の形式を伝えています。

廃藩置県後に、天守閣は取り壊され、長く石垣のみが残る城でしたが、昭和43年に往時の図面や絵図を参考にして天守閣が再建されました。

天守は、大天守とその横に連なる小天守からなり、大天守は2層4階で、小天守は2層2階となっています。

現在、天守閣内部は、歴代藩主の遺品等が展示されて、往時の品々を鑑賞できるようになっています。

また、麓には二の丸、三の丸が設けられ、二重の堀と川をつないで城を守ると言う構成になっていて、小高い位置に建てられた城である事と合わせて、織田信長勢の防衛線を構成する守備の城であった事が分かります。

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天空の城「大野城」

天空の城としては、兵庫県朝来市にある竹田城が有名です。

これは、冬場の朝に冷え込むと川霧が発生し、その霧が晴れる時に、白の石垣が雲の上に顔を出すように美しい姿を現す事から、こう呼ばれています。

しかし、竹田城には石垣のみが残されているだけで、建造物はありません。

そうした事から、日本のマチュピチュと呼ばれる事もあります。

一方で、越前大野城は、盆地に立ち込める朝霧が消えかける時、亀山とその上に聳える石垣と天守閣が、まるで雲の上に浮かぶように見えるのです。

天守閣を持つ城が雲の上に浮かぶような光景こそ、竹田城址以上に天空の城と呼ぶにふさわしいと思われます。

出典:越前大野城

この天空の城に出会える条件としては、季節は10月から4月末頃までですが、特に11月頃が最も出会えるチャンスが多いと言えます。

前日に雨が降ったり、湿度が高く、放射冷却で早朝の冷え込みが厳しい朝の、明け方から午前9時頃までに見る事が出来ます。

また、風が強い日は、霧が流されてしまう為、風のない事も条件です。

色々な条件が揃った時にのみ、見る事ができる希少価値の高い絶景なのです。

天空の城としては、竹田城址に比べて知られていませんが、天守閣を有する分、より天空の城と言える絶景を楽しむ事が出来ます。

「城下町」大野の魅力

戦国時代から始まった城下町の形成が、この大野城下でも形成され「福井の小京都」として、現在もその風情を伝えています。

碁盤目状に道路が走り、南北を走る道路の中央部には、当時は上水道として利用されていた水路が流れ、家の裏側には背割り水路と呼ばれる下水道が設けられており、町人の住みやすさを配慮された城下町であったと言われています。

出典:えちぜんおおの観光ガイド

大野の街の魅力の一つとして、七間通りの朝市がありますが、この七間通りは当時の城下町の大手通りに当たるものです。

福井県の観光スポットとしては永平寺が有名ですが、大野市はさらに岐阜県との県境に近い山深い立地で、隠れた観光スポットと言えます。

福井市内や永平寺観光をした後、大野市に宿泊し、早朝に天空の城の絶景を楽しみ、その後に小京都と呼ばれる城下町の風情ある街並みや、大野城の見学を楽しまれるのがお勧めです。

まとめ

いかがでしたか。

越前大野城は、天守閣こそ再建されたものですが、雲の上に浮かぶ天空の城の絶景を楽しむ事ができ、また城下町の風情も残っており、一度は訪れたい城と言えます。

福井県大野市が運営する天空の城 越前大野城の公式サイトです。大野城は大野市北西部に位置する大野盆地にある標高249mの亀山に築かれた平山城です。天正4年頃、織田信長より大野郡の3分の2を与えられた金森長近により4年の歳月をかけて築城されました。土台となる石垣は自然石をそのまま積み上げた野面積みという工法で作られています...
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