【日本で9件目】世界文化遺産「古都奈良の文化財」について ~東大寺-興福寺-春日大社-元興寺-薬師寺-唐招提寺-平城宮跡-春日山原始林~

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奈良市の奈良時代の文化財は、世界文化遺産に多くが登録されています。

誰もが、一度は訪れた事のある奈良公園周辺の興福寺、東大寺や春日大社、春日の原始林の他、なら町と呼ばれているエリアにある元興寺、そして平城宮跡と西ノ京にある薬師寺と、唐招提寺など、奈良の8箇所の寺社仏閣や場所が、その構成要素です。

この世界文化遺産「古都奈良の文化財」について、まとめてみます。

五重塔で有名な【興福寺】

興福寺の境内は奈良公園の中にあり、外国人を含む多くの観光客が必ず訪れる寺院です。

特に境内の中でも、国宝の東金堂と、五重塔が並び建つ一帯には、観光客が絶える事はありません。

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この興福寺の五重塔は、東大寺の大仏殿と並ぶ、奈良を代表する歴史的建造物と言えます。

境内には、その他に北円堂や南円堂、余り知られていませんが、三重塔もあります。

さらに、中金堂の再建もクライマックスを迎えており、狭い境内に、貴重な歴史的建造物がぎっしりと存在する寺院だと言えます。

興福寺ホームページへようこそ。2010年、興福寺は、創建1300年の大きな節目を迎えます。ホームページを通じて、当山の歴史や仏教文化を学ばれ、そして、御来山くださることを願っております。

大仏殿が有名すぎる【東大寺】

東大寺は、興福寺の北東すぐの所にあります。

東大寺と言えば、何と言っても、巨大な木造建築の南大門と、大仏殿と大仏(廬舎那仏)です。

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南大門から大仏殿にかけては、観光客が絶える事のない東大寺観光の中心スポットです。

もちろん、この定番スポットも外せませんが、大仏殿の北東エリアには、お水取り行事で有名な二月堂や、三月堂とも呼ばれる法華堂や鐘楼もあり、こちらもゆっくりと散策したいものです。

華厳宗大本山 東大寺の公式サイトです。歴史や参拝のご案内、年中行事や御朱印を紹介しています。
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朱塗りの美しい【春日大社】

春日大社へは、一の鳥居をくぐり、両側に石燈籠が立ち並ぶ長い砂利道を進みます。

この石燈籠と、巨木の間をぬう砂利道を進むと、神々しさを感じます。

長い参道を進むと、朱塗りの立派な南門に到達します。

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境内には、幣殿と舞殿の奥に、4柱を祀る本殿が並び建っています。

多くの観光客は、ここをお参りして帰路につかれますが、この南側には摂社や末社が多数あり、春日の原生林の雰囲気を味わいつつ、こうしたパワースポットにも立ち寄りたいものです。

春日大社は、春日山原始林を背景に奈良公園内にある神社。世界遺産「古都奈良の文化財」であり、 奈良 時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願する為に創建され藤原氏の氏神を祀る。神が鹿に乗って来たと言い伝わる

最も知られていない構成要素の【元興寺】

元興寺は、元々は大寺でしたが、次第に衰え、現在では奈良公園の南に位置する、通称なら町と呼ばれている、町家の建ち並ぶエリア内にある寺院です。

興福寺や東大寺に比較して、知る人も少なく、訪れる人も非常に少ない寺院です。

この寺院には、現在では、極楽坊本堂と極楽坊禅室のみが残されているに過ぎません。

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しかし、2つの建造物は、いずれも国宝に指定されている貴重な歴史的建造物で、何度も修復を繰り返していますが、使える瓦はずっと使用されて来ており、中には奈良時代の古い瓦が葺かれている事で有名です。

狭い境内には、中世から江戸時代にかけての供養石造物群を集めて整備された、浮図田(ふとでん)と呼ばれ所があり、独特の雰囲気を醸し出す寺院です。

なら町散策と合わせて訪れると、また違った奈良を味わう事が出来るでしょう。

元興寺公式サイト,前身は飛鳥にあった法興寺です。世界文化遺産「古都奈良の文化財」です。また、文化財の保護に努める研究所も有ります。〒630-8392 奈良市中院町11 ℡ 0742-23-1376~7 ・・・・・・

すすきの原に再現された【平城宮跡】

平城宮跡は、長くすすきの原っぱとして、その下に眠る平城宮の遺構が保存されているだけでした。

それが近年になり、第2次大極殿、朱雀門等が復元され、さらに平城京跡資料館、歴史館、遺構展示館など様々な施設が建築され、歴史を学ぶ観光地として整備が進み、観光客を集める様になりました。

奈良時代の宮殿の雰囲気を味わい、平城京を学ぶ場として、一度は訪れたいスポットと言えます。

西ノ京の【薬師寺】

西ノ京は、文字通り平城京の西側のエリアを指すもので、ここに薬師寺と唐招提寺が世界文化遺産の構成要素としてあります。

薬師寺は、長い歴史の中で、多くの伽藍を焼失し、当時の建造物としては、国宝の東塔のみが残されています。

裳階と呼ばれる屋根を持つ三重塔の美しさは、歴史や美術の授業で教わるほどです。

昭和40年代に、当時の高田好胤菅主が伽藍の最高に尽力し、金堂・講堂・西塔が次々と再建され、往時の姿を取り戻しています。

現在は、西塔が解体修理中で見ることはできませんが、東西の塔が並び建つ姿は、西ノ京の代表的な景観として親しまれています。

鑑真和上ゆかりの【唐招提寺】

唐招提寺は、唐の高僧である鑑真が失明してまで日本への仏教普及を願い、ようやく日本に渡る事が出来、その教えの拠点とした寺院として有名です。

また、国宝の金堂の前に突き出た軒を支える木製の列柱が、ギリシャの神殿の影響を受け、柱の中ほどが太くなったエンタシス様式だと言われています。

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この事実は、日本がシルクロードの東の果に位置する事の証だとして、有名な話となっています。

南都六宗の一つである律宗の総本山唐招提寺は、多くの苦難の末、来日をはたされた鑑真大和上により、天平宝字3年(759年)に戒律を学ぶ人たちのための修行の道場を開かれました。¥奈良時代建立の金堂、講堂が天平の息吹を伝える、貴重な伽藍となっています。

国の特別天然記念物【春日山原始林】

春日山原始林は、奈良市の東方にある原始林で約250haの広さがあります。

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春日山は春日大社の山として神聖視され、樹木伐採が禁じられてきたため、原始性を保つことができました。

原生林全体が、国の特別天然記念物にも指定されています。

まとめ

いかがでしたか。

奈良公園周辺の興福寺・東大寺・春日大社は、余りにも有名すぎて、世界文化遺産だと言う事さえも忘れる程です。

また、こうした有名な寺社以外に、上記で紹介した構成要素があり、世界文化遺産としての奈良の再発見の旅をお勧めします。

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