みなさん、ペラペラのシート状の野菜をご存知ですか?
そんなのあるわけない!
と、お思いですよね。
実はあるんです!!
それは、ベジートというものなのです。
ベジータではないですよ。
VEGHEET(ベジート)野菜シートは、野菜から生まれたシートのことで、野菜をペースト状にして乾燥し製造しています。
ベジートは、形やサイズの違いなどによって規格外野菜となった野菜を活用した商品で、原料は野菜と寒天のみで、野菜が持っている成分がほとんど入っている上、常温でも保存することができ、さまざまな活用が可能となっています。
今回は、そんなベジートについて、ご紹介させていただきます。
捨てられるはずだった野菜を活用
出典:アイル
ベジートの原料は規格外の野菜で、野菜をペースト状にして乾燥させて作っています。
ベジートは、長崎県平戸市にある株式会社アイルが開発した商品で、野菜の色味をそのまま活かした素材として、今注目されています。
東京渋谷のフレンチレストランで料理を彩る新たな食材が使われていました。
それは #アイル というベンチャー企業が開発した「#野菜シート」。
この“薄いシート”が、農家を救うと言いますが…❓https://t.co/nf0YF5NQqL
— テレビ東京ビジネスオンデマンド (@txbiz_ondemand) 2018年3月16日
手触りは、海苔よりもしっかりし、食感も海苔よりもやや片固めとなっています。
原料に寒天も入っていますから、思ったよりも腹持ちが良いのも特徴となっています。
ベジートは、調味料を一切使用していませんから、野菜本来の味を楽しむことができますし、シート3枚で、人参約1本分を摂取できる計算となっています。
ベジートを製造する上で重要となるのが、その特殊な加工技術で、野菜の種類によってもそれぞれ加工が異なります。
出典:アイル
野菜は、販売ルートに乗せることができなければ、産業廃棄物として扱われてしまい、捨てざるを得ない状況にあります。
そんな規格外のものや、芯や黄色い部分のような、農家が売りに出せないものを利用することで、食品ロスなどの問題改善にも役立ちます。
また、場所もとらないシートなので、輸送のコストも低く、災害時の保存食としても大きな注目を集めています。
一流レストランも使用しているベジート
日本を代表するシェフがプロデュースするフレンチレストランでも、ベジートは使用されています。
ベジートは、大きさや形がそろっていない規格外の野菜を、熱湯でゆでてからミキサーにかけ、どろどろのペースト状にした後、厚さを0.1ミリに伸ばして乾燥していきます。
出典:アイル
この際、保存料や着色料を一切使用しませんから、野菜が本来もっている味を味わうことができます。
ベジートは国内外で大きな反響となり、フランスやイタリアなどの有名レストランでも使用が開始されています。
「野菜シート」という最強の保存食が誕生したみたい。お菓子感覚で食べられて野菜嫌いな子供にもピッタリ https://t.co/XiANeJIQRG#野菜シート #子育て
— ゆう@インドア系自由人(予定) (@yu_yu_life) 2018年3月21日
特に、ベジートは環境や地域、人にやさしい商品で、野菜の成分をほとんど含んでいますから、見た目の良さだけではなく栄養面でも有効な商品といえます。
新しい野菜の食べ方
野菜は、毎日適量を摂取することが推奨されていますが、なかなか上手にとれないという人も少なくありません。
そういった時には、ベジートがおすすめです。
出典:アイル
ベジートは、お弁当作りにはもちろん、彩りを添えたい時にも大変便利に活用することができますし、海苔やレタスの代わりにも使うことができますから、おにぎりや巻きずしなどにも利用することができます。
商いの基本は三方良し!農家も子供も市場も喜ぶ、アイディアと技術の集大成!キャラ弁用にストックするママ増えるんじゃないかなー。https://t.co/5VmoBiosHQ#野菜シート #WBS #キャラ弁
— i-mono (@i_monoshop) 2018年3月15日
特に、お弁当は茶色くなりがちで、彩りが難しいという人も多いと思いますが、このベジートを使えば、一気に鮮やかなお弁当にすることができますし、野菜が嫌いな子供でも食べやすくキャラ弁づくりにも重宝します。
ベジートは、まだスーパーなどには出回っていませんが、一部のデパートや通販で購入することができます。
まとめ
いかがでしたか。
ベジートは毎日の食卓に彩りを添えてくれますし、野菜が苦手な子供でも興味をもってくれ、手軽に野菜を摂取することができます。
従来なら、形やサイズの違いで使われない野菜は、規格外として廃棄されていましたが、こういった規格外の野菜を使うことで、仕入れコストを安く抑えることとができ、農家の所得安定にも役立ち、我々消費者だけではなく、生産者にもメリットとなる商品です。
原料は、ほぼ100%野菜ですから栄養価も高く、長期保存も可能ですから、日々の食事だけではなく、災害時の保存食としてもおすすめです。