室内に置いてフラワーポットで育てられる花の1つに、ビオラがあります。
ビオラは、フラワーポットに植えられた苗の状態で、50円や100円などとても安く売られていることがありますので、もしも
「これから園芸に取り組んでいきたい」
「できれば花を育てていきたい」
と思っている人にはちょうどいい花です。
では、そんなビオラの長所とはいったいどんな点なのか、主に3つのポイントを例に取り上げていきます。
ビオラはとても育てやすい
ビオラの長所の1つとしてまず挙げておきたいのは、その育てやすさです。
せっかく花を育て始めても、育てるのに失敗して枯らせたらショックが大きいです。
その事実を受け止めきれず「花を育てるのに向いていない」と短絡的に決めつけてしまうかもしれません。
それではせっかく花を育てることに興味を持ったのに、途中で断念することになってしまいます。
なるべくそうならないようにするには、ビオラのような育てやすい花を選ぶのがおススメです。
ビオラは、土が乾いたタイミングで水を忘れずにあげ、日中はよく日光を浴びせさせることによって順調に花を咲かせてくれる、育てるのが簡単な花です。
もしも、水やりのタイミングを忘れてしまった場合、茎がヘタッと横に倒れ込んでしまったりします。
もしも、それを目にしたら「枯らせてしまったのか」と慌ててしまうかもしれませんが、そこで諦めずに水をあげると、1時間から2時間で元通りになることがありますので、そんなときはまず水やりです。
ですので、水やりだけは忘れないように注意です。
それさえ忘れなければしっかり育ってくれますので、そんな育てやすい点がビオラの長所です。
開花時期にはきれいな花を咲かせる
よく、植物の色は自然な色だといわれますが、ビオラはまさに自然な色の美しさを視覚的に感じさせてくれる花です。
ビオラの色には黄、赤、青、紫などさまざまな色がありますが、どれも開花するととてもきれいな美しい色になります。
花を育てる醍醐味は、やはり開花した瞬間を見られる点です。
いくつかのつぼみが同時に花開いた姿は、小さいフラワーポットで咲いているとは思えないぐらい壮観で感慨深いです。
部屋の中でビオラが咲いていれば、その空間は間違いなく明るくなりますし、きれいな花を付けるのはビオラの長所です。
花が開いたら色だけではなくて香りも楽しめる
花を開かせたビオラは、色だけではなく香りも楽しむことができます。
香りはそれほど強烈というわけではなく、注意深く嗅いで見るとほんのり香るという程度です。
ただ、少し甘さのまじった香りは心をリラックスさせ、落ち着いた気分にさせてくれます。
部屋に、市販の芳香剤を置いて香りをつけている人は多いのかもしれませんが、ビオラを飾っておけば、芳香剤いらずで自然な香りを楽しめます。
香りが感じられるのは花を開かせている時期だけですので、利便性という点については市販の芳香剤に劣ります。
しかし、何より自然でとても落ち着ける香りというのは良いものですし、手塩にかけて育てた花から良い香りがするという点に付加価値があります。
花を育てるときは、どうしても花を咲かせて視覚的に楽しむことだけに注目してしまいがちですが、ビオラのように香りも楽しむ意識で育てると期待感が増します。
そして、ビオラはそんな花の香りの心地良さも体験させてくれる花なのです。
まとめ
いかがでしたか。
普段花を育てることに興味がまったくない人からすれば、ビオラの良さにはなかなか気付かないのかもしれません。
しかし、安く買えて育てやすく、花が開けば見た目だけでなく香りでも楽しませてくれるのがビオラです。
部屋の中にビオラを飾っておくだけで雰囲気がかなり良くなりますし、何か花を育てたいと思っている人にビオラはとてもおすすめです。