おしゃれな若者たちに大人気だったストリート系バイクですが、生産が終了したモデルであっても、いまだにオークションや中古バイク販売店で目にすることがあります。
今回は、圧倒的な人気を誇ったストリート系バイク、4種をご紹介したいと思います。
TW200(ヤマハ)
このバイクは、ストリート系バイクの火付け役と言っても過言ではありません。
当初、このバイクはオフロードモデルとしてリリースされました。
しかし、特徴的なワイドなリアタイヤが重量感を醸し出し、若者の注目を集めるようになります。
ちなみに、このタイヤはファットタイヤという名称で呼ばれています。
出典:webike
このバイクがリリースされた直後、多くの若者がフロントカールとヘッドライトを取り外し、丸形ライトを取り付けて、ストリートスタイルにカスタマイズして乗るようになりました。
この状況を機に、ヤマハは丸形一つ目のヘッドライトを使用したTW200をリリースしました。
このモデルから、これまで使用されていたオフロード用のブロックタイヤではなく、オンロード用の溝付きのタイヤに変更されます。
このモデルは人気ドラマで使用されたこともあり、爆発的なヒット商品となります。
その後、TW200は生産が中止となり、後にTW225、TW125がリリースされました。
これらは排気量が異なるだけで、見た目はほとんどTW200と同じです。
FTR(ホンダ)
ホンダによってリリースされたFTRは、排気量223CCのストリートバイクです。
こちらはフロント、そしてリアタイヤの太さに差がないために、TW200よりもすっきりとした印象を抱かせます。
出典:bikebros
FTRの初代モデルは、ホワイト、レッド、そしてブルーの3色を用いたホンダらしいおしゃれなバイクです。
ライディングポジションにも無理がなく、非常に乗りやすいバイクとしても人気です。
ストリート系ではあるものの、ツーリングなどでも十分に活躍します。
バンバン(スズキ)
名前はユニークですが、見た目はかなりおしゃれなモデルです。
排気量は200CCで、TW200と同じようにリアタイヤの幅が広いファットタイヤを使用しています。
出典:価格.com
先にも述べたように、TW200はオフロードバイクをモチーフにしたストリート系バイクですが、バンバンはさらにストリート系の要素が強く現れているバイクです。
スマートなタンク、そして跳ね上がるように設置されている大きなマフラーなどは、大きなインパクトを与えています。
シートも長めに作られているために、二人乗りも楽に行うことができます。
250TR(カワサキ)
1970年代に高性能バイクとして誕生したTRシリーズですが、この250TRは外観だけをそのまま残して生産されたオンロードバイクです。
そのためTW200同様、オフロードとオンロードの中間のようなデザインとなっています。
出典:価格.com
カワサキのバイクは、美しいグリーンカラーを使用しているものが多く見受けられますが、250TRの中にも、タンクにグリーンカラーが使用されているものがあり、高い人気を得ています。
オンロードバイクではあるものの、250TRには舗装されていない道をしっかりとつかむことのできるブロックタイヤが採用されています。
このようなところも、外見のカッコよさに貢献していると言えます。
まとめ
いかがでしたか。
今回、一世を風靡したストリート系バイクをご紹介してきました。
冒頭でも述べたように、すでに生産が終了したモデルもありますが、状態の良い中古バイクやカスタマイズされた個性的なものなどが、現在でも販売されています。
このようなものをゲットし、街中を走るなら非常におしゃれです。