「観葉植物が欲しいけど、何を選んだら分からない。」
「気に入った観葉植物の名前が分からない。」
おしゃれな家には必ずある観葉植物ですが、名前とイメージが一致しなくて困っている人も多いことでしょう。
また、観葉植物はたくさんの種類があって、選び方に困りますよね。
観葉植物には、弱い日差しでもしっかり育つものや乾燥に強いもの、寒さに強いものなどさまざまな種類があります。
自分にぴったりな観葉植物が見つかれば、日々の暮らしの質が向上するはずです。
今回は、たくさんある観葉植物のなかでも、オススメの観葉植物を4つご紹介します。
葉と花とのコントラストが美しい「エピスキア」
分類は、イワタバコ科エピスキア(エピスシア)属です。
熱帯アメリカに約6種があり、茎が地面を這って広がる常緑多年草で、花の変化はあまりありませんが、葉の色、模様は非常に変化に富みます。
セントポーリアと同じで、高温多湿を好み、吊り鉢だけでなく、テラリウムにも向きます。
栽培管理ですが、日焼けをおこしやすいので、夏は半日陰、冬でも軽い日除けをします。
冬は、15度以上に保ちたいものです。
弱い光でも育つので、セントポーリアとの同居もできます。
5~9月の生長期は、水と肥料を切らさないように管理し、鉢土の過湿は好まないので、膨軟で軽く水はけのよい土を工夫しましょう。
5~9月の高温期であれば、挿し木で簡単に増やすことができます。
冬は、鉢土を乾き気味に保ちますが、空中湿度が少ないと生気を失ってしまいます。
ハダニ、カイガラムシが発生しやすいので注意しましょう。
空気浄化効果が高い「サンセヴィエリア」
分類は、リュウゼツラン科サンセヴィエリア属です。
乾燥した熱帯アフリカを中心に分布し、約60種があります。
葉は多肉質で硬く、茎は短いです。
葉には濃緑色の横縞が入っていますが、さらに黄白色の覆輪や縦縞斑が入る園芸品種があります。
他に草丈10~20cmの矮性種もあります。
観葉鉢物のほか、切り葉としても利用が多いものです。
栽培管理ですが、できるだけ直射光に当て、高温ほどよく生育するので夏の間に十分肥培します。
過湿は弱いので水やりに気をつけ、低温期は水を控え、8度以下では水をやらないほうが安全です。
植え替えは6~8月が適期で、葉挿しでふやせますが、斑入りは種は元の緑葉に戻ってしまうので、株分けでふやすしかありません。
太い多肉質の地下茎からも芽を出します。
用土は砂や礫を多く混ぜ、排水をよくし、鉢はたて長のけんがい鉢が適しています。
ネコナカイガラムシには注意です。
夜になると休むように葉が上に立って閉じる「ストロマンテ」
分類は、クズウコン科ストロマンテ属です。
熱帯南アメリカに10~13種があるといわれますが、現在栽培されているのは3種だけです。
ウラベニショウは名の通り葉の裏が暗赤紫色となり、茎頂に固まって咲く赤色の花穂が美しい種類です。
花は白色ですが、赤色の苞が長期間美しいものです。
もう1種のストロマンテ・アマビリスは、小型の美しい観葉種です。
栽培管理ですが、夏は半日陰で育てますが、冬はよく日光に当ててやります。
強健種で、5度くらいまで耐えられます。
新鮮さを保つには、空中湿度を高めることが大切で、生長期は葉水も必要です。
植え替えは5~8月が適期で、用土はミズゴケ単用、または排水のよい配合土を使います。
株分けか挿し木で繁殖しますが、高温期に行ってください。
肥料は、緩効性のものが適しています。
カイガラムシがつきやすく、ネコナカイガラムシ防除も大切です。
紫の縞模様の葉が特徴「ゼブリナ」
分類は、ツユクサ科ゼブリナ属です。
中米に4種ほどが分布し、トラデスカンティア属と混同されやすいですが、花の基部が合着して筒状になるので区別できます。
茎は匍匐性で、よく分枝するので夏は花壇に植えてもよく、日陰にも強く吊り鉢のほかミニ観葉としてテラリウム、寄せ植えにボリュームを持たせたいときに使えます。
栽培管理ですが、直射光でよいですが、夏は半日陰でもかまいません。
日照不足にもよく耐え、乾燥気味に保てば5度くらいでも耐えられます。
挿し木が容易で、12度あればいつでも挿し木ができるので、古株をいつまでも育てるより、鉢に根が回りきって生育が衰えてきたら、挿し木で更新するほうがよいでしょう。
栽培用土に直接挿し木すればよく、一度にたくさん挿せば早く完成品になります。
吊り鉢には、軽い用土を使います。
まとめ
いかがでしたか。
空間をきれいにしてくれたり、癒し効果をもたらしたりしてくれる観葉植物。
ぜひ、日常の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。