ほっこり漫画pandania「ねこようかい」の魅力に迫る! ~ぱんだにあ(著)ねこようかいが単行本化!~

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「ねこようかい」とは何か?

それは「ぱんだにあ」さんという方が描かれる、可愛くほのぼのとした、猫妖怪の4コマ漫画です。

猫妖怪とは読んで字の如く、妖怪なのに猫、という不思議な生き物たちのこと。

こうして書いても、ピンとこない方が多いと思います。

本書にはメジャーからマイナーまで、多種多様な妖怪が登場します。唐笠おばけ、ろくろ首、サトリ、人魚、ぬりかべ、百目小僧……。

それらが全て、ベースが猫なのです。

その愛らしさは、猫好きならメロメロになってしまうほど。

ぜひ実際に本を手に取って、魅力を確認してみて頂きたいのです。

どこで読めるの?

私がねこようかいと出会ったのは、twitterでした。

偶然TLに流れてきた、ねこようかい「ぱふぇちゃん」の漫画……。

その愛らしさと、えも言われぬ微笑ましさに、あっという間に虜になりました。

ねこようかい (バンブーコミックス)

実は4コマ漫画誌でも連載されていますし、発表済みの漫画をまとめた単行本も、二月に発売しました。

この単行本、オールカラーで描きおろしという、夢のような内容です。

まとめて読むのもオツなので、ぜひ手に取ってみて下さい。竹書房から発行されています。もちろん今でも、twitterで新作が発表されています。

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どんな妖怪が出てくるの?

前述の通り、誰もが知っている「人魚」や「ぬりかべ」から、ややマイナーや「小豆あらい」「けうけげん」まで、多種多様な妖怪が登場します。

そして、その誰もが猫の姿をしているのです。

一例をあげると、人魚は上半身が人間ではなく猫、下半身はセオリー通り魚という……。

しかし、これがなんとも愛らしいのです。

猫なのでお魚を食べるし、喉をゴロゴロ鳴らすし……。

猫である必要は?など野暮なことは言わずに、その愛らしさに癒されましょう!

彼らの飼い主と同様に……。

飼い主と猫の愛

本書に登場する猫妖怪は、ほとんどが飼い猫(飼い妖怪?)です。

そうでなくてもキャットカフェに勤めていたり、気にかけてくれる人間がいたり……。

現実では猫に優しくない人もおり、胸がいたいのですが、この作品に出てくる人間は皆猫に優しく、安心して読めるのです。

特に飼い主たちと猫妖怪は、皆お互いに深い愛情を寄せ合っており、心が洗われます。

美猫の「雪女」を飼っている、飼い主のお兄さん。毛だらけの「けうけげん」を飼う一家、特に眼鏡のお父さん。「人魚」を飼う、大企業の会長(マフィアのドン風)。猫を飼いたいと思っているお兄さんと、彼の後をついて歩く「べとべとさん」。

猫は飼い主を大好きだし、飼い主も猫を愛し、大切にしている……。

予防注射が嫌で、長い首で動物病院の予約を邪魔しようとする「ろくろ首」と、それに困るお母さんの攻防は、なんとなくユーモラスで愛らしいです。

普通の猫でも、動物病院は嫌がりますものね……。

「サトリ」のグレイちゃんは、飼い主の心の声が聴こえる妖怪。しかし飼い主一家はそれを知りません。「消しゴムどこかな?」という飼い主の心の声を聴き、そっと消しゴムを彼女のほうへ転がしてあげる……。

その後、グレイを見て「なんか、やり遂げたって顔してる……」と不思議そうな飼い主がおかしく、クスリと笑ってしまいます。

黒い噂が絶えない「会長」は、不老長寿を求めて人魚を手に入れます。しかし、人魚を見た瞬間、その愛らしさの虜に……。

彼(彼女?)を「ぱふぇちゃん」と名付け、一緒に暮らすことにしました。ぱふぇちゃんの為に大きなプールを貸し切り、大きな魚をプレゼントし、共に眠り、ご飯を食べ……。愛するぱふぇちゃんと生活するようになって、会長は毎日幸せいっぱいです。

一度はぱふぇちゃんの幸せを考え、海に還してあげたのですが、ぱふぇちゃんは自分の意思で反転して、会長の許に帰ってきました。帰って来たぱふぇちゃんを抱きしめて「ぱふぇちゃん!!」と大号泣する会長が可愛いやら、おかしいやら……。

ヤクザの親分のように迫力たっぷりの、威厳溢れる会長。実際、会社では部下達に恐れられている様子。ブラックな噂も絶えず、決して善人ではないようです。

でも、ぱふぇちゃんの前にいる時の会長は、優しいおじいちゃん。ぱふぇちゃんも会長を慕い、いつも一緒にいます。プールに入る時、会長に「一緒に泳ごう」というような仕草をしたり。(会長はカナヅチらしく戸惑っていましたが、結局浮き輪をつけて一緒に泳ぎました)会長に抱っこされて、嬉しそうに腕にしがみついたり。

さらに毎朝、決まった時間に会長を起こしてくれます。

どのお話も素敵だし、どの飼い主と猫も好きなのですが、個人的に「ぱふぇ&会長」ペアには、きゅんとさせられることが多いです。彼らの生活を傍で見守る、黒服の部下も良い味を出しています。

最後に

いかがでしたか。

まだまだ語り足りない、本書の魅力。

単行本に収録されていない「かまいたち」などのエピソードもあるので、ぜひ二巻も出して頂きたいです。

これからもtwitter、雑誌ともに追いかけて、可愛い猫妖怪と飼い主たちの、幸せを見守っていきます。

クスッと笑いたい時、優しい気持ちになりたい時、オススメの作品です。

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