実は、遺伝的に33%の人がお酒に弱く、7%の人は体質的に全くお酒を飲めないのだそうです。
「酒が飲めないヤツはダメだ」
「オレの酒が飲めないのか」
なんて言ってはいけませんよ。
近ごろは「アルコールハラスメント」なんていう言葉もあります。
飲めない人に、無理やりお酒を飲ませるのはNGです!
思いっきり飲む人も、体質的に飲めなかったり、次の日の朝に大切な打ち合わせや家族と出かける約束があって飲みたくない人も、みんなで一緒に酒席を楽しむコツをご紹介します。
空いたグラスにご用心
飲む人
酒飲みの人たちは、空いているグラスを見ると、どうしても注ぎたくなります。
飲んでいる人にとってこれは、礼儀みたいなものですよね。
でも、注ぐ前に一声かけましょう。
相手は、明日大事な用事があるかもしれません。
体質的に飲めないのかもしれません。
酔っていても、相手への配慮が大切です。
飲まない人
「最初ぐらいは付き合わないと悪いな」
と、一口または一杯だけ飲むこともあるかもしれません。
その空いたグラスを見て、注ぎにきた相手に
「今日は飲まないから」
と言っても、酔っていて、聞き入れてくれないかもしれません。
そういったときは、ひとまずグラスに注いでもらいましょう。
そして、うっかりそのグラスを空けないようにして、ソフトドリンクなどを別で注文し、そちらを飲みましょう。
アルコールの入ったグラスには、手を付けないようにすれば、注ぎ足される心配はありません。
無理に勧めない、合わせない
飲む人
ソフトドリンクを飲んでいる人がいると
「そんな、お子様みたいなもの飲んで~」
などと言いながら、お酒を飲ませようとしたことはありませんか?
でも、ちょっと待って!
何かの理由で飲めないのかもしれませんし、飲むペースは自分で決めたいのかもしれません。
「体質的に、飲めないんです。」
「今日は、飲めないんです。」
と言っている人に、無理に勧めることは、しないようにしましょう。
飲まない人
「楽しんで飲んでいる人に、水を差すのも悪いなあ」
と、思うこともあるかもしれません。
それでも、お酒が飲めないのに、無理に付き合うことはありません。
正直に「飲めない」と伝えましょう。
また、どうして飲めないのか理由をはっきり伝えると、相手も理解を示しやすいです。
特に、アレルギーのある人の場合、命にも関わるので、あらかじめ幹事の人と周囲に飲めない理由を伝えることが大切です。
多くの人は、飲めない人に対して、無理強いすることはないはずです。
ノンアルコール飲料を活用
飲む人
飲めない人がいると事前に分かっている場合は、ノンアルコールビールなどのノンアルコール飲料があるお店を選びましょう。
お店にない場合でも、予約の際に持ち込み可能かどうかを、聞いておくとよいでしょう。
飲まない人
ソフトドリンクを飲んでいると、みんなから「飲め、飲め」と言われるのが、気が重いと思うかもしれません。
そういった場合は、一見ビールに見えるノンアルコールビールを注文するなど、ノンアルコール飲料を活用しましょう。
料理を楽しむ
飲む人
飲まない人がいても、飲み会が楽しめなくなるわけではありません。
仕事の内容や、プライベートな会話ばかりでなく、例えば、出てきた料理の話題で盛り上がったりすることもできますし、相手が飲めない分、料理を勧めてあげると喜ばれるかもしれません。
飲まない人
お酒が進んでいない人を見ると、周りは飲み会を楽しんでいないのかなと、心配することもあります。
お酒を飲まなくても、楽しんでいることをアピールするために、
「飲めない分、料理を楽しみます!」
と、自分から言ってしまうのもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
飲む人は、体質的に飲めない人や、翌日の用事などで飲まない人がいることを、理解することが大切です。
また、飲まない人も、飲み会を楽しむ余裕をもって参加するとよいでしょう。
飲む人は、はしゃぎ過ぎないように気を付け、飲まない人は、逆にテンションをいつもより上げるなどして、お互いの間に温度差が生まれないようにする配慮もあるとよいですね。
飲む人も、飲まない人も、お互いに気を配りあい、みんなで酒席を楽しんでください。